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◇令和2年度関西学生新人大会◇12月6日◇ミズノスポーツプラザ舞洲◇

【男子4回戦】

○花岡・増田4ー1茅野・仁本(京産大)

○山住・安東4ー2谷口・井本(大教大)

○中別府・西端4-0宮本・宮脇(神大)

●森實・校條0ー4下原・重森(関学大)

○波多野・坊4ー1阪口・梶川(龍大)

●土井・中屋2ー4前田・中谷(関学大)

●増本・池首2ー4玉井・佐井(立命大)

【男子5回戦】

○花岡・増田4ー0河原・山本(龍大)

○山住・安東4ー0瀬戸・溝渕(立命大)

●中別府・西端2ー4稲福・廣川(同大)

○波多野・坊4ー2境・山根(同大)

【男子準々決勝】

○花岡・増田4-0山住・安東●

○波多野・坊4ー2中野・村上(天理大)

【男子準決勝】

●花岡・増田1-4下原・重森(関学大)

○波多野・坊4ー1中西・藤久(同大)

【男子決勝】

●波多野・坊3-4下原・重森(関学大)

【女子3回戦】

○竹田・近藤4-3山下・永田(松陰大)

●武田・谷口1-4大奈路・高松(松陰大)

●楠田・今井0-4寅江・吉本(同大)

●谷水・川崎2-4安田・西川(松陰大)

【女子4回戦】

○竹田・近藤4-0多田・久保(同大)

【女子準々決勝】

○竹田・近藤4-2原田・中西(桃山大)

【女子準決勝】

○竹田・近藤4-1田村・岩崎(同大)

【女子決勝】

○竹田・近藤4-2入部・吉田(天理大)

1年生ペアが準優勝に輝いた!1、2年生にとって今年度最初で最後となる、新人大会が2日目を迎え、男子からは7ペア、女子は4ペアが駒を進めた。男子は、今大会が大学初の公式戦となった波多野倫(政策1)・坊龍樹(人1)ペアが接戦を勝ちぬき、準優勝に輝いた。注目の花岡忠寿(経2)・増田裕太(商2)ペアは準決勝で姿を消し、惜しくも3位。だが、今後の期待がさらに高まる結果となった。

決勝までの道のりは決して楽ではなかった。5回戦では1ゲームずつを取り合い、2-2に。だが、坊のボレー、波多野の的確なコースを突くショットで3、4ゲームを奪い、見事熱戦をものにした。セミファイナルでは強豪・同大の中西・藤久ペアと対戦。最初の1ゲームこそ相手に献上したものの、ライン際の見極めやサーブが光る。冷静さで相手を上回り、格上相手に勝利を収め、頂上決戦へと駒を進めた。最後の相手は、先輩ペアである花岡・増田ペアを下した関学大の下原・重森ペア。波多野の好サーブや相手のミスで、1ゲーム目を奪う。だが、2ゲーム目の1ポイントをダブルフォルトで相手に許すと、流れが逆転。2ゲーム目を簡単に奪われてしまう。3ゲーム目には、坊・波多野、両者とも好プレーを見せたが、相手の力強いショットに対応しきれず、このゲームも落としてしまう。3-1で相手先攻のゲーム展開となったが、ここから反撃を見せる。波多野のサービスエースや坊のバックハンドで相手を揺さぶり、2ゲームを連取。試合はファイナルゲームへともつれ込む激戦となる。あと7ポイントで頂点というところだったが、最後は力尽き敗戦。それでも、1年生ペアが決勝の舞台へと登る大健闘をみせた。

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△波多野
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△坊
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花岡・増田ペアは4回戦でこそ1ゲームを落としたものの、準々決勝の山住尚也(商1)・安東稔覚(安全1)ペアとの同門対決まで、ストレート勝ちで勝ち進む。だが準決勝で、のちに優勝する関学大のペア相手に接戦を繰り広げた末、最後は連続ミスで完敗。体力面でも課題の残る結果となり、まさかのベスト4となった。

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△花岡
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△増田

山住・安東ペアは、4回戦を4-2で勝利し駒を進める。5回戦では、終盤にこそ相手にポイントを許したが、息の合ったプレーで突破。勢いよく勝ち進んだ2人だったが、準々決勝で先輩ペアの花岡・増田ペアと激突。格上相手に粘りを見せたものの、1ゲームを奪えずここで敗退となった。

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△山住
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△安東

鳴り物入りで関大に入部した中別府凌(商1)・西端隆汰(経1)ペアは、5回戦で同大の稲福・廣川ペアと対戦。強豪ペア相手に序盤から押される展開となった。相手の技ありショットも光り、連続で3ゲームを奪われる。だが、ミスを誘いそこから2ゲームを連取し、流れを断ち切ったかに思えた。それでも、最後は4ポイントを連続で奪われ、力負けとなった。

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△中別府
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△西端

森實俊介(シス理2)・校條大成(安全1)ペア、土井勇人(文2)・中屋魁人(法2)ペア、増本拓音(法2)・池首拓真(経2)ペアは、1日目の勢いそのままに勝ち上がりたいところだったが、いずれも4回戦で敗退。若き選手たちのさらなる成長が、リーグ優勝、全日本インカレ優勝への鍵となることは間違いないだろう。

女子3回戦は苦しい展開となった。

第1シードとして出場している竹田真樹(社2)・近藤衿奈(人1)組。2日目初戦からファイナルでデュースまでもつれこんだ。一時は1点を取られれば相手の勝利というところまで追い詰められたが、いつも通りのプレーで着実に点を重ね4回戦に駒を進めた。

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△竹田
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△近藤
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△竹田・近藤組

武田()・谷口虹波(人1)ペア。初めから相手にリードされるも、浅いところに落とされたボールにも食らいつき、何度もデュースに持ち込む。しかし、ゲームを取りきれず1-4でコートを後にした。

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△武田
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△谷口
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△武田・谷口

楠田奈央(人2)・今井美雲(文2)組は、のちにベスト8となる相手を前に持ち味を発揮できず0-4で無念の敗北を喫した。

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△楠田
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△今井
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△楠田・今井組

谷水鈴香(人2)・川崎海奈(人1)組は、相手にゲームを先制されるも谷水のストロークと川崎のボレーで2ゲーム連取。だが、相手が勢いに乗り2-4で黒星となった。

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△谷水
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△川崎
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△谷水・川崎組

4回戦に勝ち上がった竹田・近藤組は、1ゲーム目こそデュースに持ち込まれたものの、以降相手にほとんど点を取らせず4-0で勝利。

続く準々決勝では、相手も二人とも後衛のペアと対戦。練習では行っていなかったサイドの入れ替えも試しつつ、安定したプレーを見せ4-2で準決勝に勝ち上がった。

準決勝でも二人とも後衛のペアとの試合で、長いラリー戦となった。近藤が徹底的に狙われ、ペースをつかめないまま1ゲーム目を落とす。それでも2ゲーム目以降は体制を整え、竹田ショットの助けもあり4-1で決勝への切符を手にした。

センターコートで行われた決勝は、普段竹田とペアを組む中別府瑞希(文3)や部員たちに見守られながら試合が行われた。準決勝と同じく長いラリーが続く我慢比べのような試合となった。中盤には二人の間や前に出たところを狙われ体制を乱す場面も見られたが、巧みなコンビネーションと試合展開で4-2でこのゲームを勝ち取る。終始笑顔のまま勝ち進み関西1・2年女子の部優勝を成し遂げ、来年のインカレへ向け期待が高まる2日間となった。【文・写真:中西愛、牧野文音】

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△竹田
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△近藤
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△竹田・近藤



▼波多野・坊ペア

「(波多野)うれしい。こんなところまでこれると思っていなかった。(坊)僕もうれしい。1年生なので、立ち向かっていくというのを目標にやっていた。先輩と当たったが、それも物怖じすることなく向かっていけた。(今年1年間をどうすごしたか?)(坊)大学は今までとは違って自分たちで練習するので、だめなところを詰めて練習していた。短期集中でやっていた。(今大会はどう臨んだ?)(坊)とりあえず、一戦一戦勝つことを考えていた。僕は前衛なので、後衛の波多野に後ろで頑張ってもらっている。走ってもらっている分、前で抑えて期待に応えようと。(接戦を勝ち切れた要因は?)(坊)日頃の練習で、追い詰められているときに力を発揮できるよう取り組んでいた。今日は日差しとかもありまぶしかったが、その中でも集中してできた。(波多野)その通り。(決勝戦について)知っている相手だったので、向かっていった。3-1とかで負けているときに粘れた。相手のミスもあり、接戦に持ち込めた。最後は相手の勢いに飲まれてしまい、自分たちのミスも増えていった。(先輩の花岡・増田ペアが惜しくも準決勝で敗退してしまったが?)練習で試合もしていたので、同士討ちで最後は試合したかった。(今回得たものは?)(坊)先にゲームを取られていたこともあった中で、粘れた。不利な状況でも焦らなければ、いけるということが分かった。(大学での目標は?)(波多野)全日本インカレで団体優勝すること。あと、関西1部リーグ優勝。その2つ。(その中でどういう役割を果たしたい?)(波多野)次に試合があるときは2年生。先輩たちのためにがんばりたい。(坊)あと、チームを勢いづけるために、元気を出してやっていきたい」

▼花岡・増田ペア

「(花岡)途中、練習ができない期間もあり、体力的な部分も落ち、動けなくなった。やっと練習が始まっても、練習時間が限られていた。その短い中で取り組んでいたが、試合に向けての準備が足りなかった。(増田)家から出れない中で、自主的にはあまりできなかった。そういうところが今大会、体力面で違いが見られた。これからまた練習がなくなるが、体力づくりを中心に、自主的にやっていきたい。(今大会を通じて良かった点は?)(花岡)1日目は、試合がそこまでできず、守りに入っていた。その後は攻めを意識して、今日は1回戦、2回戦、3回戦も自分から攻めていけたかなと。悪い点は、久しぶりの試合だったので、緊張もあり、準備が甘かった。(増田)最後の試合は、後半に攻めだしてうまくいっていた。それを前半からしないといけなかった。良かった点は、後半、自分に修正を効かすことができた。試合の中でそれができてうまく機能したところが良かった。(今後について)(花岡)どの試合があるかわからないが、急に試合が決まってもいいように、準備だけはしっかりして臨んでいきたい。(増田)コロナ期間で外に出れない時に、何もしなければ体力面が落ちていることがわかった。ここからまた活動が規制されるが、今回の経験を生かして、家でも部活につながることをやりたい。(準優勝した後輩たちを見て)(花岡)練習中も元気があって、このペアは相性がいいなと。勝ちあがるとは思っていたが、結果的に2位で、先輩という立場から見れば、自分たちも同じところまで行きたかった。(増田)自分たちが準決勝を勝ち上がり後輩たちと試合をすることで、先輩の姿を見せたかった」

▼竹田・近藤組

「(決勝を終えて)(近藤)嬉しい。(竹田)私も2連覇できて嬉しい。4月からこのペアで練習はしていたが、今回が初めての試合だった。練習はあまりできなかったが、今回も優勝を狙ってたわけでは無かったのが逆に良かった。(近藤)自分が狙われることは分かっていたので、どう攻めようか考えてひたすらがむしゃらにボールを追いかけた。(竹田)ガバーしたい気持ちと邪魔しないようにという気持ちがあった。試合ごとに相手のプレースタイルが違い、決勝などは相手が打つタイプだったので、ミドルに入るなど相手に合わせて試合できた。(近藤)見習うところばかりだった。こういう時にこういうボールを打つという展開の作り方など、自分が持ってないものばかりを持っていたのでプレースタイルを学べた。(竹田)このペアは勉強のためもあって、この二人での試合はもう無いので、楽しみつつ勉強になるようなことを見せれていたら良かった。昨年、先輩とペアを組んで、メンタルケアをしてもらって。今回後輩と組むことになって、昨年ペアを組んでいた中別府さんからは「ここまできたら気持ちだから、メンタルケアしてあげな」とアドバイスをもらった。(近藤)今日はチャンスボールをミスしてしまいがちだったんですが、真樹先輩がゆっくりと声をかけてくれて助かった。(竹田)自分がクロス側で、近藤が逆クロス側でずっと練習していたが、今日は試合によって変えた。思っていたより柔軟にでき、自分でもすごいなと思いました。(今後の目標)(竹田)来年が中別府さんとペアで試合ができるのはラストなので、今年1年できなかった分、来年日本一取りたいです。それから、来年が一番強い代なので団体でも日本一取りたいです。(近藤)今年は試合があまりなかったので、2年生になったもがむしゃらにチームに貢献できる選手になりたいです」

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