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入江が関西制覇、片山が準優勝を果たす!

入江が関西制覇、片山が準優勝を果たす!

◇第43回関西学生選手権大会◇6月9日◇於・神戸松蔭女子学院大学

[演技競技]
山根千怜(人3)・下田一葉(ひとは=化生1)組 2回戦敗退
片山楓也(安全2)・山口太一(法4)組 ベスト8
三好桃花(人2)・赤塚未悠(化生2)組 ベスト8
島崎結加(文1)・蓑輪七海(情1)組 2回戦敗退
宮西志歩(情3)・渡邊小暖(人2)組 初戦敗退

[試合競技]
団体の部
三好、下田、赤塚、島崎、山根 2位

男子の部
入江晃太(化生4) 優勝
片山 準優勝
山口 2回戦敗退

初段の部
宮西 優勝

二・三段の部
島崎 3位
蓑輪 4位
赤塚 ベスト8
山根 ベスト8
三好 ベスト8
渡邊 初戦敗退
下田 初戦敗退

昨年の全日本学生選手権大会(インカレ)で躍動した選手たちが、関西学生選手権大会でも実力を発揮した。試合競技・男子の部では、入江と片山が決勝戦で対峙(たいじ)。さらに、試合競技・初段の部では宮西が優勝を果たした。

開会式を終え、演技競技からスタート。山根・下田組、片山・山口組、三好・赤塚組、島崎・箕輪組、宮西・渡邊組が出場した。各組が美しい演技で会場を魅了。片山・山口組と三好・赤塚組はベスト8入りを果たした。

△三好・赤塚組

続いては試合競技。いつくかの部門に分かれており、最初は団体の部が行われた。関大からは、三好・下田・赤塚・島崎・山根の5名が出場。神松蔭大Aチームとの対決は、0勝1敗4分に。2戦目の奈良混合チームとの対戦は3勝0敗2分で勝利。近大との3回戦も5勝0敗0分で圧勝し、準決勝へと駒を進めた。準決勝の神松蔭大Bチーム戦は2勝0敗3分で決勝戦へ。決勝戦は、初戦の相手・神松蔭大Aチームだ。0勝0敗3分で迎えた、副将・島崎の戦い。素早い相手の攻撃を防ぐも、あと一歩及ばず。すねを一本取られ敗北。全ては大将・山根に委ねられた。序盤に山根が一本を取りリードする。しかし、相手に二本取られ黒星に。それでも、下級生が多いチームながら、見事準優勝を飾った。

△団体女子

男子個人の部では、山口、入江、片山が登場した。山口は2回戦に勝ち進むも、相手に二本取られ敗戦。入江は、初戦からなたを大きく使い、相手に隙を与えない。昨年インカレ王者の貫禄を見せ、順調に決勝戦まで勝ち進んだ。昨年のインカレで3位入賞に輝いた片山も、果敢に攻めて決勝戦へ。関大の先輩・後輩対決が決勝の舞台で実現した。序盤からお互いに攻撃の機会をうかがう。しかし、やはり先輩として入江が意地を見せ、すねへの一本が飛び出す。そのまま試合は終了し、入江が一本勝ちを果たした。

△片山(左)と入江

次は初段の部が行われ宮西が挑んだ。初戦は延長にもつれこんだが、判定勝ちに。そのまま勝ち進み迎えた決勝。なかなか攻めきれず延長に突入する。しかし、宮西の面打突で一本を勝ち取り優勝を収めた。

△宮西

最後は二・三段の部。関大からは、赤塚、蓑輪、渡邊、下田、山根、三好、島崎の計7名が出場した。赤塚、蓑輪はそれぞれ一本勝ちを取り3回戦で激突。蓑輪の一本が決まり準決勝へ進出するも、延長戦を制すことはできず。渡邊、下田は健闘するも、相手に一本を取られ初戦敗退となった。団体の部で大将を務めた山根は準々決勝まで勝ち進むも、すねへの一本を決められ万事休す。三好と島崎は準々決勝で対戦。互いに一本を勝ち取り延長戦へと続いた。島崎の一本で試合は終了。準決勝では、一歩も譲らぬ展開となり勝敗の行方は延長へ。そかし、相手に一本を取られてしまう。3位決定戦は蓑輪と島崎が対戦。延長戦へと突入したが、島崎の一本が勝敗を分ける。表彰台争いは島崎が制し、今大会は幕を閉じた。

△島崎

8月には、福島県にてインカレが行われる。入江にとっては4連覇がかかる負けられない試合だ。各選手が全国の舞台でも躍動することを期待する。【文:早川莉央/写真:吉野日菜多】

▼入江
「(今大会を振り返って)出だしから調子よく取り組めたので、そのままの勢いで優勝できてよかった。途中で一本を取られてしまったので、反省すべき点は多い。だが、個人的には納得のいく結果だったかなと思っている。(意識していたこと)たくさんの後輩が見ている場であったので、情けない試合だけはしないようにと思っていました。(そんな後輩たちのイメージは)頑張っている子たちですね。自分も一生懸命に教えている。強くなってほしいから。でも、自分自身も追い抜かれないように、毎日頑張らなければと思っています。末恐ろしい子たちです(笑)。(インカレに向けて意気込み)今年4連覇がかかっているので絶対に勝ちます!」

▼片山
「(今大会を終えて)かなり満足しています。自分の好きな技を使って攻めることができた。でも、決勝で勝てなかったので悔しい。(入江との決勝戦について)しっかりと対策したつもりだった。すねを一本取られて、まだまだ足りないなと感じました。いつも一本を取られる場面が同じなので、避け方を考えてはいた。でも、入江さんに対策されていました。(意識していたこと)なたを持ち替える技が好きなので、持ち替えてなたを大きく使うことを常に考えていた。(インカレへの意気込み)去年は準決勝で負けてしまったので、今年は個人戦で決勝に勝ち進めるように。そして、団体戦では優勝できたら嬉しいです」

▼宮西
「(今大会について)午前に団体戦があり、みんなが頑張っているのを見ていた。それで自分も頑張ろうと思えたので、勢いに乗ることができたのかなと思っています。(試合中、意識していたこと)私は大学から始めたので、気持ちだけは負けないようにしようと思っていました。声を出したり、足を動かしたりすることを気をつけていた。(次に向けての意気込み)私はインカレには出場しませんが、他の選手たちをサポートできたらと思っています」

 

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