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奮闘するも、4回戦敗退

奮闘するも、4回戦敗退

◇令和6年度 関西学生選手権大会5日目◇男子シングルスA、男子ダブルスB、女子シングルスA、女子ダブルスA◇6月1日◇於・龍谷大学

[男子シングルスA]
【4回戦】
●瀬藤0(10-21, 5-21)2浦島(龍大)

[男子ダブルスB]
【4回戦】
●岡本・中井0(16-21, 12-21)2澤田・堀江(親和大)

[女子シングルスA]
【4回戦】
●篠原(棄権)坂中(立命大)

[女子ダブルスA]
【3回戦】
●篠原・山田(棄権)太田・小山(同大)

インカレ出場をかけて行われる関西学生選手権大会も5日目を迎えた。昨年、インカレに出場し、今年も期待がかかった篠原七緒(商4)・山田桜生(人2)ペアは、篠原がけがをしたため棄権。先日の1部昇格の勢いに乗り、3名の選手が奮闘するも、シングルス、ダブルスどちらも4回戦敗退となる。

関大勢1戦目は男子シングルスAに出場している瀬藤智史(政策2)だ。Aに出場する選手は全国出場者が多い。4回戦で対戦するのは、全国でも名を轟かせている龍大の選手だ。出だしは瀬藤が連続で得点を奪う。しかし、取っては取られての繰り返しでなかなか点差を付けることができない。先に11点を迎えたいところ。しかし、相手のサーブをヘアピンで返すもネットを越えることができず、リードを許したままインターバルへ。巻き返しを図りたいところだが、相手のペースに呑まれてしまう。相手を前後に揺さぶり追加点を狙うが、ラリーを制することができない。10-21で第1セットを奪われる。
続く第2セットは、先制点獲得を試みるも、ネットを越えず相手の得点に。相手のミスから得点を獲得するが、うまくスマッシュを決めきることができず、1-11でインターバルを迎えた。インターバル後も点差を縮めることができずに5-21で第2セットを終え、0-2で4回戦敗退。

△瀬藤

続いて、関大勢ラストである岡本昴也(情4)・中井涼真(シス理1)がダブルスBの4回戦に出場した。最年長と最年少のペアは、序盤から積極的に攻める。一進一退の攻防を繰り広げるが、徐々に点差が。相手に追いつこうと食らいついていくが、8-11でインターバルを迎える。逆転を目指し、試合再開後1点目は関大が獲得。相手の背中を追いかける。中井のサイドライン付近からのショットや、速いドライブの打ち合いを制し、得点を重ねていく。しかし、リードを許したまま第1セットのラストプレーに。相手に前後に揺さぶられ、空いたスペースを狙われる。岡本が食らいつくも拾い上げることができず、16-21で第1セットが終了した。

△岡本

攻めの態勢で挑んだ第2セット。相手に連続得点を許し、また追いかける状況に。しかし、粘り強いプレーを重ね、相手のミスを誘発する。点差を広げまいと奮闘し、8-11でインターバルへ。インターバル後は、相手の勢いが加速し、点差が開く。終盤、相手の意表をつくカットで得点を奪う場面も見られたが、点差を縮めることができず。12-21で第2セットが終了し、4回戦敗退となった。

△中井

「自分がトーナメントを見た段階でダブルスしかないなと思っていて、ダブルスに懸けていて」と語るほどに、4年生の岡本は今回の大会に可能性を見いだしていた。しかし、シングルスもダブルスも4回戦敗退。だが、全国への挑戦はまだ終わらない。次なる舞台は西日本学生選手権大会だ。今回の悔しさをバネに、次こそは全国出場を果たす。【文・写真/滝口結月】

△ピースをする選手たち

▼岡本
「(試合を振り返って)以前の3回戦の時には、結構ミスが少なく、自分たちから攻めていった結果、自分たちのペースで試合を運ぶことができました。しかし、今回の4回戦は、相手のレシーブも堅くて、攻めても相手のレシーブでまた自分たちが守る展開をさせられてしまうというところが多くて、自分たちの思うようなゲーム展開にできなかったのがちょっと悔しいですね。(どんな準備をしてきたか)そもそも、自分がトーナメントを見た段階でダブルスしかないなと思っていて、ダブルスに懸けていて。今回の関西選手権があると決まってから、自分は結構就活がやばい状況なので、それと両立しながら部活に行けない日も結構あったので、違う大学の知り合いの人に練習場所を提供してもらったりとか、あとはオフの日でもずっとバドミントンにこの1ヶ月は向き合っていたかなと思います。それはペアの子も同様で、自分たちが曜日が合う時がなかなか少なかったので、お互いに違う、関大じゃないところでの練習場所でお互いに調整して今日を迎えたという感じです。(1セット目は)まず、序盤は、結構自分たちが攻めてて、いいペースで、この流れでいけるなと思ったところで2人ともミスが増えてきて。絶対ミスしなくていいところ、例えば調整できるミス、サイドのアウトミスなんかは絶対相手の実力とかじゃないし、自分たちで防げたミスだし。そうやってその細々した失点が重なってしまった結果、あと盛り上がりにも欠けてしまって、ちょっとマイナスな雰囲気でスタートしてしまったなという感じでした。(2セット目は)そのまま結構その同じような雰囲気になってしまって。自分もペアの子も2セット目は絶対攻めようという気持ちがあったんですよね。1セット目よりは攻めの展開に自分から持っていこうという、前にシャトルを落として相手に上げさせる球というのを、結構多めには作れたんですけど、やっぱり相手もそれに対処してくるというか。(相手の)前衛の方もすごくうまくて、前で常につかまって。自分たちが相手の有利な展開にずっと持っていかされたという、そのまま負けてしまったという感じです。(一番良かった展開は)自分たちは攻めたら強いという自信はあるので。自分が後衛に入って、打ったスマッシュを相手がレシーブして、それをペアの子が、ペアの子は前衛のスピードもすごく速いので、それを捕まえて、捕まえてしまったらこっちの有利な展開に持っていけるので。今日の試合に限らず、自分が後衛で、ペアの子が前衛で、(コートの)前に攻めの展開で持っていけたらすごく強かったし、今回もそれで決まった点数も何回かあったので。(西日本大会に向けての意気込みは)結構その本当に、ネガティブな話すると(西日本大会が自分の中で)あってないようなもの。(今回の大会は)AとBに別れてて、結構今回の試合に懸けていたところがあったんです。なので、ここからはまだ自分以外にもBの子はいっぱいいるので、多分そういった方たちも、下の子たちも同じような思いで西日本大会に挑むと思うので。べつに、(これから)その試合だけじゃないし、これから試合が後輩の子たちはもっと続いていくから、そういった子たちに(頼もしい)背中を見せられるように、これから練習を引退まで続けていこうかなと思います」

▼瀬藤
「(試合を振り返って)なにもできなかったというところが多かった。(ここまで)残って、(みんなが)今日のために平日とか、自分のために練習してくれたのに、こういう結果になってしまって申し訳ないというのがすごく強いです。(どんな準備をしてきたか)前回の個人戦から(期間が)空いて、その前に1部と2部の入れ替え戦が間に入ったので、とりあえずそこに向けてずっとやってきて。特に個人戦はその日が終わるまではあんまり意識していなかったんですけど、入れ替え戦が終わってからは(関西選手権で)勝ったらインカレというのもあったので。自分は、ラリーをしながらスピードを上げるというのがまだまだ足りなかったので、そこを意識して、どんどん2対1とかで速い展開で練習するというのをやっていたんですけど、うまくそれが出なくて残念です。(1セット目は)出だしは、相手のミスとかもあって拮抗(きっこう)していたんですけど、自分の簡単なミスとかで点数が入っちゃうので。逆に自分は、ラリーして、やっと1点取ってみたいな。だけど、取ったらまた簡単なミスをして取られてというのが多かったので、そこでどんどん差が、点数が開いちゃったなというのは感じています。(2セット目は)最初から、集中していなかった訳じゃないと思うんですけど、自分の簡単な1発のミスとかが目立って、気づいたらもう大分点差が離れていました。(西日本学生大会に向けての意気込みは)今回、せっかくインカレまでちょっとというところまで上がってきてこういう不甲斐ない試合をしてしまったので。次は、もちろんインカレ目指すんですけど、一戦一戦ちゃんと大事に戦って、自分のプレーをしていればおのずと結果も着いてくるかもしれないので。とにかく、西日本は自分のプレーをするところを意識して頑張りたいと思います」

▼中井
「(試合を振り返って)1試合目だったので、体が動かない中での試合で。やっぱり相手の方が体が動いていたので、そこが自分の課題かなと思います。(どんな準備をしてきたか)自分は先輩と組んでいるので、自分が先輩の苦手な部分を補えるように、先輩の苦手な部分を理解した中で、そこを補えるような練習をしました。(1セット目は)自分の攻める球が多くて、相手に下から触らせる球が多かったので、自分からのラリーをうまく作れていたかなと思います。(2セット目は)逆に相手が攻めていて、こっちが守りばかりになっていたので、こっちの得意なラリーに持っていけずに相手のラリーに呑まれて負けたという感じです。(一番良かった得点のシーンは)元々このペアが、ラリーから攻めるのが得意なので、うまくラリーをつなげた時の後に、しっかり角度を使って攻めきれたところです。(大学に入って初めて大会に出場した感想は)元々高校とかで色々な大会に出ていて。やっぱり大学という新しい舞台ですごくいい経験ができたかなと思います。(西日本大会に向けての意気込みは)レベルが高い大会だと思うので、まずは、けがなく自分のやれることだけ頑張っていけたらなと思います。(4年間の目標は)自分が1年生で一番下なので、意地でも他の人に食らいついて頑張っていこうと思います」

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