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◇ 2024年度関西学生スポーツ選手権春季大会第70回男子総合第29回女子総合 ◇5月4~6日◇能勢町ライフル射撃場

<本選>
[10㍍エアライフル男子立射60発競技(AR60M)]
1位 松浦悠斗(法3) 619.3→ファイナル進出
7位 古田純大(情4) 604.2→ファイナル進出
14位    木村優世(シス理4) 597.7
15位 山田崇太(文2) 596.2
24位 水上雄太(経4) 585.2
27位 前田一希(法4) 584.4
30位 難波圭祐(情4) 578.6
33位 浅間皓星(シス理4)575.8
49位 谷口弘記(社3) 557.2
53位 濵口亮太(情3) 552.2

[10㍍エアライフル女子立射60発競技(AR60W)]
6位 平野佳那(人1) 619.0→ファイナル進出
10位 旭夏希(経3) 612.0
12位 後藤真依(法4) 609.6
17位 井上杏珠(文3) 604.4
51位 山下尚子(情3) 554.9

[10㍍エアピストル男子立射60発競技(AP60M)]
9位 上田剛(社4) 534

[10㍍エアピストル女子立射60発競技(AP60W)]
6位 林保ゆら(社1) 504

[50㍍ライフル男子三姿勢60発競技(R3PM)]
1位 松浦 565→ファイナル進出
2位 山田 560→ファイナル進出
3位 木村 549→ファイナル進出

[50㍍ライフル女子三姿勢60発競技(R3PM)]
10位 平野  587.0
11位 旭  586.4

[50㍍ライフル男子伏射60発競技(RPRM)]
1位 山田 615.4
2位 松浦  612.9
8位 木村  593.3

[10㍍BP女子立射60発競技(BP60W)]
2位 井水志穂 (経3)524→ファイナル進出
7位 松本唯(社3) 497→ファイナル進出
13位 林保  486

[10㍍BP男子立射60発競技(BP60W)]
40位 上田 DNF

<団体戦>
[AR60M]
1位 古田、松浦、山田 1819.7

[AR60W]
3位 後藤、旭、平野 1840.6

[BP60W]
1位 井水、松本、林保 1507

[R3PM]
1位 木村、松浦、山田 1674

 

<ファイナル>
[AR60M]
2位 古田 242.9
3位 松浦 221.8

[AR60W]
7位 平野 118.8

[BP60W]
5位 松本 155.5
7位 井水 101.3

[R3PM]
1位 松浦 449.3
2位 山田 443.1
5位 木村 400.4

[男子総合]
1位 3493.7

 

春関が幕を開けた。西日本大会で目指した得点を目標に、銃を構える。予想通りの男子総合優勝、そして、自身初のファイナル進出を決める者も現れた。1日目は本戦のみ、2日からはファイナルも行われる。上位7名の枠を狙い、今年も関大が躍動した。

1日目、本選が行われていくなか、AR60MWに8名の選手が出場。関大の初陣を飾ったのは副将の難波、今年入学の平野だ。また、R3PMにはファイナリスト常連の木村、松浦、山田が初戦に出頭。活躍が光ったのは、新入生の平野だ。入部わずかでありながらも全シリーズで100点台を射貫く。600点越えの選手が多くいる中でも、ファイナリストの7枠の中に選出された。そして、圧巻の強さを見せ続ける木村、松浦、山田はR3PMで3位までを独占。ファイナルでの表彰台独占にも期待がかかった。一方で、実力が存分に発揮できなかった選手も見える。ファイナリスト常連の旭は、あと一歩及ばす、順位を1桁台に乗せることができなかった。今年度に行われた西日本大会で、「自己ベストの597点を大きく超えて、600点台に乗りたい」と話していた山下も、調子が上がらず悔しさが残る結果に。

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△山田
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△木村

続く2日目。ほとんどの種目でファイナルの出場者が決まるため注目が集まる。また、本戦だけでなくR3PMのファイナルも実施された。今大会で自己ベストを更新、そして自身で初のファイナル出場を果たしたのは、井水と松本。松本は本戦を7位で通過、そして井水は、2位で通過しファイナルに弾みをつけた。さらに、1日目の林保の点数と合わせ、2位と3点の僅差で団体優勝を決める。同じくBP60Mに出場した上田は、銃の故障のため棄権した。AR60Mでは、古田が本戦を7位通過し、ファイナルを決める。また、同種目に出場していた井上は、100点台も射貫き、前回の大会で目標としていた600点越えを果たした。しかし、惜しくも7位に食い込むことはできずに競技を終える。R3PMファイナルには、本戦を上位で通過した木村、松浦、山田が出場。ファイナルでも表彰台独占を目指す。しかし結果は、1位松浦、2位山田、5位木村となった。関大で3位まで埋めることはできなかったが、次につながる好成績を残した。

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△井上

そして、最終日には残りの各種目ファイナルが行われた。AR60MWに古田、松浦、平野が、BP60Wに井水と松本が出場する。まず、銃を構えたのは平野だ。同じファイナリストである姉への勝利を目標に掲げて挑む。5ショットシリーズ1発目は10.0点を射貫き、いいスタートを切った。しかし、弾が安定せず5ショットシリーズ1回目は最下位に。1位との得点差は4.2点。巻き返しを図り、シングルショットシリーズでは高得点を撃つ場面も見えた。しかし、最初の5ショットシリーズが尾を引き、8位で競技を終える。続いて、BP60WとAR60Mが同時に開始した。BP60Wでは、8位で井水がファイナルを終えるなか、松本は3位に躍り出る場面も見られた。しかし、順位を維持することができず5位でピストルを下ろした。最後に残った種目は、AR60M。松浦と古田の2位争いが白熱した。脱落者が決まるショットでお互いに10.8点をたたき出し会場を沸かせる。リードしていた古田が2位を勝ち取るも、1位の背中をとらえることができない。最後には、相手よりも高い点数を出したが、追い越すことはできず2位で競技を終えた。

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△井水
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△平野

 

多くの優勝、そして個人入賞やファイナル出場を果たした春関。しかし、選手たちはさらに高みを目指す。待ち構える全国大会はもう目前だ。笑顔で終われるように練習に励む。【文/写真:滝口結月】

 

▼水上主将
「(全体を振り返って)みんな平均的に、悪かった子の方が多いかなという印象。SBに関しては、自己新記録を出す子がいたので、いい感じだったんじゃないかな。(個人を振り返って)ボロボロでした(笑)改善点とか課題とか、監督さんからもいろいろ提案を頂いたので、それを試して、修正していきたいと思います。(今大会、一番良かった選手は)井上杏珠です。一時期は銃が壊れていて、修理に出していて。練習があんまり思うようにいってなかったと思うんですけど、それを乗り越えていい感じに点数が安定して伸びてきているかなと思います。(次の大会への全体の目標は)これからまた暑くなっていくと思うので、体調管理とかをしつつ。ベストを尽くせるように、練習とかでも調整して、あとは本番やり尽くすだけ、ベストを尽くすだけです」

▼平野
「(今大会への意気込みは)姉と一緒に出られたファイナルだったので、そのファイナルで姉に勝てたらいいなと思って臨みました。(今大会を振り返って)1日目は、ARとSBの団体種目と個人種目の両方がありました。最初のARの1射群だったんですけど、団体というのもあってすごく緊張をしていて、あんまり点数がうまく出なかったです。個人のSBは初めてだったこともあって、楽しもうという気持ちで臨めたので良かったと思いました。3日目のファイナルは、ただただ緊張をしていて、次は、緊張をしていてもちゃんと当たるような練習をしたいなと思いました。(次の大会への目標は)ARもSBもファイナルにちゃんと入って、優勝とまでは行かなくても表彰台には乗りたいなと思います」

 

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