◇2024年度関関同立四私大定期戦◇4月6日◇対立命大◇於・関西大学東体育館
A戦
[第1Q]関大29―17立命大
[第2Q]関大12―13立命大
[第3Q]関大22―14立命大
[第4Q]関大18―17立命大
[試合終了] 関大81—61立命大
B戦
[第1Q]関大9―5立命大
[第2Q]関大5―18立命大
[第3Q関]大22―14立命大
[第4Q]関大16―15立命大
[試合終了] 関大52—52立命大
昨年度は2位という戦績を収めた今大会。新年度になり、新しく入部した1年生も含めた関大男バスが始動した。A戦では危なげなく勝利をつかむ。続くB戦では、最終Q(クオーター)で逆転に成功するも、惜しくも同点という結果になった。
16時から行われたA戦。ジャンプボールは関大が制し、佐藤涼真主将(人4)からパスを受け取った西村宗大(経2)が先制点を奪った。さらに、玉造大誠(人4)がバスケットカウントを受けるなど、着実に点を重ねていく。しかし、相手の息の合ったプレーに何度も点を取られる場面も。関大はオールコートのマンツーマンディフェンスで相手にプレッシャーを与える。西山登馬(商4)のカットインや野村吏希(シス理2)のミドルシュートが決まった。その後も点の奪い合いが続き、29―17というハイスコアで最初の10分を終える。
相手ボールで始まった第2Qは、開始早々倉ノ下大吉(人3)がゴール下のシュートを沈めた。しかし、相手に連続で速攻を決められてしまい関大はタイムアウトを要求する。「コートの中でちゃんとしゃべろう」とベンチから声がかかり、チームの士気が上がった。竹内綾哉(政策4)がオフェンスリバウンドに絡み、ベンチは大盛り上がりとなる。第2Q終了間際に北岡雄斗(人2)がスリーポイントシュートを沈め、関大リードで前半を折り返した。
第3Qは相手にスリーポイントシュートを沈められ、先制点を奪われるも、すぐさま佐藤がカットインで点を返す。さらに、岩本悠太(経3)がダンクシュートで会場を沸かすと、続けて北岡がスリーポイントシュート沈めた。玉造や佐藤主将のアシストも光り、関大の勢いはとどまることを知らずに点を量産し続ける。63―44で19点差をつけ最終Qへとつないだ。
第4Qでは、相手にフリースローを与えてしまう場面が多くなる。連続得点を許し、65―50になったところで関大がタイムアウトを要求した。タイムアウト終了後は、メンバーチェンジをしながら試合を進めていく。玉造のターンシュートや、佐藤主将のミドルシュートでさらに点差を引き離すと、残り時間2分半で両チームが5人一気にメンバーチェンジを行い、新1年生も試合に出場。最後は野口賢人(政策2)がフリースローを沈め、81ー61で20点差をつけ白星を飾った。
A戦の勝利に続きたいB戦では、森政之助(化生2)がミドルシュートを沈め、先制点を奪う。しかし、その後は両チーム点の入らない時間が長く続いた。太原空良(人4)のセンタープレーでその時間を打破すると、根本滉矢(安全2)が速攻でレイアップシュートを沈める。この勢いのまま、稲垣歩夢(政策4)がカットインを決め、さらに梶井信吾(化生2)がフリースローで点を重ねる。失点を5点に抑え、第1Qを終えた。
関大ボールで始まった第2Q。最初の2分間は点が動かない。村上弘武(化生2)がフリースローを沈めるも、相手にスリーポイントシュートを返される。残り7分で10―10の同点に追い付かれ、逆転されてしまった。8秒オーバータイムなどのミスが重なり、試合の流れは相手に傾く。14―23と点差を広げられ、第2Qが終了した。
第3Q開始早々、森がミドルシュートを沈めると、澤井耀晟(環都2)からのパスを受けた太原もレイアップシュートを決める。さらに、太原、森が2人続けてスリーポイントシュートを沈め、5点差まで縮めた。しかし、点を奪い、奪われる時間が続き、5点差から差を縮めることはできない。第3Q残り1分、野口のカットインを皮切りに、連続得点に成功。36―37と1点差まで追い付き、最終Qへ。
相手ボールで始まり、すぐにスリーポイントシュートを沈められるも、根本のリバウンドシュートや佐々木夏(安全2)のカットインで応戦する。40―40の同点に追い付き、その勢いのまま逆転しようとするも、そう簡単にはいかせてもらえない。相手がリードを保ったまま試合が進んでいく。試合終了まで残り35秒を切った時、佐々木のバックシュートが決まり、逆転に成功した。ベンチは今日1番の盛り上がりを見せる。相手は思わずタイムアウトを要求。タイムアウト終了後、太原がフリースローを決め、関大が2点リードしていた。このまま関大が勝利するかと思われたが、相手にカットインを決められ、試合終了のブザーが鳴り響く。惜しくも同点となったが、熱戦を繰り広げた。
1部のチームが集まっている関関同立四私大定期戦。今年の目標である、インカレ出場を叶えるためには、どのチームにも負けられない。新人戦優勝の勢いそのままに今大会でも必ず優勝をつかみとる。【文/写真:藤井海】
▼玉造
「(余裕を持って勝利することができたが、今日の試合を振り返って)3週間前くらいに立命大とは練習試合をやりました。その時に89番の佐藤がいなくて負けていましたが、今回はチームでミーティングもして臨めた試合でした。前半はディフェンスに修正するところがあったのですが、後半はちゃんと修正して自分たちのバスケットができて、勝てたので良かったと思います。(どのような対策をして試合に臨んだのか)相手のポイントになる選手が何人かいたので、その選手に対してのディフェンスの対策。それと、自分たちのやることをしっかりやったら負けないと思い、自分たちのやることを徹底しました。(次の日に行われる2戦に向けての意気込み)自分たちのやることをやって、楽しんで、2つ勝って優勝したいと思います」
▼太原
「(第3Qから勢いをつかんだ印象でしたが、今日の試合を振り返って)第3Qまで自分たちのチームの流れが悪かったのですが、流れの悪いままで行くよりも、ちゃんとしっかり切り替えてやっていこうとチームで話しました。それがちゃんと3Qで出せて良かったかなと思います。(今日の試合で見つかった課題)ボールの球際の部分や、リバウンドの部分が自分たちよりも立命大の選手の方が勝っていました。そこの気持ちの部分はいつでも負けていてはいけないと思うので、気持ちを強くしていかないといけないと思います。(次に向けての意気込み)四私大ということで、1部のBチーム相手なので同大相手に勝っていきたいと思います」
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