中学生のとき、志望校に迷っていた私はたくさんの高校見学に行っていた。そのうちの1校でたまたま見学した弓道部。指先まで意識された美しい動作で弓を引く。その姿に心を奪われ進学を決めた。1年生の間はコロナウイルスの影響もあり、思うように活動することができず。しかし、緩和されてからは毎日6時半に学校に行き朝練、授業後は20時まで放課後練。その結果、私たちの代で県内初の団体アベック優勝を果たした。決して楽ではなかったが、みんなで練習に打ち込んだあの時間が宝物になっている。
大学でも弓道を続けたかったが、練習場所が自分の通うキャンパスではないためすごく悩んだ。何度も見学に行き、先輩方に相談する。しかし、家の事情なども重なり入部を断念。諦めきれなかったとき、関大スポーツ編集局(カンスポ)の存在を知る。これしかないと思い、知らない地に1人乗り込んだ。
カンスポでの活動では今まで知らなかった競技に出会える。スポーツ観戦がこんなに面白いなんて知らなかった。私の出会ったかっこいいKAISERSの活躍を知ってもらうため、これから頑張っていきたい。
来年からは剣道部、古武道部、そして念願の弓道部女子の班長を務めることになった。不安はあるが、カンスポでできることを精一杯やる。そしていつかここが私の居場所だと言えるようになりたい。【速水咲良】
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