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◇2023年度関西男子学生リーグ戦第9日◇対大国大◇10月8日◇於・甲南大学岡本キャンパス

[第1Q]関大16-19大国大
[第2Q]関大4-11大国大
[第3Q]関大24ー12大国大
[第4Q]関大22ー5大国大
[試合終了]関大66ー47大国大

リーグ戦初黒星となった第7戦の翌日に行われた、対大国大戦。2連続黒星は避けたい試合だったが、第1クオーター(Q)を3点ビハインドで終える。第2Qも得点できない時間が続き、さらに点差を開かれてしまった。しかし後半に入ると流れを引き寄せる。第4Qは22得点かつ5失点と圧倒し、見事逆転勝利。2部優勝、入れ替え戦へと望みをつなげた。

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△応援する選手たち

ジャンプボールは制することができず、相手ボールから試合がスタート。そのままきっちりシュートを決められ、先制を許す。しかしその直後、西田倫太郎(シス理4)のノールックパスを受けた佐藤涼真(人3)がレイアップシュートを確実に決め、すぐさま試合を振り出しに戻した。しかしその後、相手ディフェンスの壁が高く、リング下へ近寄らせてもらえない時間が続く。その間に立て続けにシュートを決められ、スコアは11―15となった。讃井泰地(政策4)がフリースローで得点するシーンもあったが、3点差で第1Qを終えた。

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△讃井

続く第2Q。まずは追いつきたいところだが、相手にスリーポイントシュートを許しさらに差を広げられる。玉造大誠(人3)が体勢を崩しながらもシュートを放ち得点するも、その後はリバウンドを取り切ることができず、攻撃に転換できない時間が続いた。さらに相手に確実に点を決められ、点差が開いていく。悪い流れを断ち切ろうと関大がタイムアウトを要求。しかしその直後、いきなりスリーポイントシュートを決められスコアは18―27に。再び関大がタイムアウトを取り、2-3のゾーンディフェンスにフォーメーションを変更。直後、西村宗大(経1)がスリーポイントシュートを放つ。これはリングをくぐらなかったものの、リバウンドを取った西村が再びシュート。得点し、スコアは20―30となった。このタイミングで、第2Qが終了。10点を追いかける厳しい展開で、試合を折り返した。

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△玉造

第3Qは相手のボールからスタートした。前半に引き続き、オールコートではダブルチームを仕かけ、ハーフコートからは2-3のゾーンディフェンスで守りにつく。玉造のミドルシュートで先制するも、すぐにバスケットカウントで3点を返されてしまった。岩本悠太(経2)がゴール下でフックシュートを沈めると、続けて佐藤がスリーポイントシュートで点差を縮める。しかし、井ノ元孝多朗(人4)のファールで相手にフリースローを2本とも決められ、再び10点差に戻る。佐藤がジャンプシュートを決めると、より一層ディフェンスに熱が入った。前から当たるダブルチームで相手にプレッシャーをかけ、トラベリングを誘う。さらに、井ノ元が相手の速攻をカットし、西山登馬(商3)にパス。西山が放ったスリーポイントシュートがネットに吸い込まれる。残り時間は5分。32-37、5点差まで詰め寄った。ここで相手はたまらずタイムアウトを要求する。関大のベンチは大盛り上がりで選手たちを迎え入れた。このまま一気に逆転したい関大であったが、そう簡単にはいかない。点を奪い、奪われる時間が続き、なかなか5点差が縮まらなかった。それでも岩本と井ノ元を中心にリバウンドに飛び続け、得点のチャンスをうかがう。讃井から岩本への合わせパスで2点を決め、さらに讃井がバスケットカウントを受けた。残り2分を切ったところで、西山のミドルシュートが決まり、40-39で逆転に成功する。すぐに相手に点を決められるも、讃井がカットインからレイアップシュートをブザーと同時に沈めた。第3Qを44-42で終え、第4Qへとつないだ。

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△井ノ元

そして迎えた最終Q。讃井が相手のドリブルをカットし自ら速攻に走る。相手のブロックをかわし、レイアップシュートを沈めた。相手にフリースローを決められる場面もあったが、関大は相手にリードを許さない。味方の外れたボールを倉ノ下大吉(人2)が懸命にオフェンスリバウンドに絡んだ。井ノ元は体を張ったセンタープレーでチームを鼓舞し、さらに関大が勢い付く。西田はボックスアウトでファールを取られてしまうも、簡単にリバウンドを奪われない強い気持ちを表した。讃井のスピード感溢れるドライブを誰も止めることはできず、レイアップシュートで得点を量産していく。関大が11点のリードを広げたところで相手はタイムアウトを要求した。その後も、関大の勢い止まらない。岩本がバスケットカウントを受け、さらにフリースローもしっかりと沈める。試合終了まで残り3分を切り、関大は速攻ではなく、24秒を最大限に使う攻めに変わった。岡龍之介主将(人4)が2本連続でスリーポイントシュートを沈めると、大歓声が湧き起こる。最後は讃井のノールックパスから倉ノ下が2点を沈め試合終了。最終スコアは66ー47。見事逆転勝利を収めた。

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△岩本

前日の試合で、惜しくも接戦を制することができなかった関大。その悔しさを引きずることなく挑んだ今試合は勝利を手にし、8勝1敗となった。2部リーグ優勝に向け、残り2試合とも必ず勝利をつかむ。【文/写真:合田七虹、藤井海】

▼岩本
「(本日の試合を振り返って)今日の前半は苦しい展開の中だったのですが、後半になるにつれて自分たちのやるべきことを明確にしてやり遂げた結果が勝ちにつながったと思います。(途中から2-3のゾーンディフェンスに変わったが、その意図について)ディフェンスをする時にも、リズムとタイミングあって、前半に関大が点を取れていなかったり、相手にスリーを取られていたりする時間がありました。そこから少しでも変化をつけるためにやっていたと思います。(リバウンドやセンタープレーでチームを支えていた時の気持ち)正直、後半からリバウンドは取れる気しかしていなかったので、その気持ちを全面的にプレーに出しました。(次の試合に向けての意気込み)順位決定戦までにあと2試合あるんですけど、自分たちで切磋琢磨して、練習から気合いを入れて頑張りたいと思います」

▼讃井
「(今日の試合を振り返って)個人的には、昨日負けてしまって、今日負けたら全勝優勝どころじゃなくて入れ替え戦もあるかどうか分からない状況で、今日の試合はめちゃくちゃ大事で負けれない試合だったので、昨日終わった瞬間から今日の試合にフォーカスして気持ち的には絶対に負けれない、みんながどんな持ちようでも、自分は絶対に切り替えて今日勝つ為に絶対やってやるという気持ちがありました。個人的にはパフォーマンス良かったですし、チーム的にも前半はあんまりうまくいってなかった部分はあるんですけど、後半は勢いづいてくるといつもの関大らしくみんなが声を出して、ディフェンスもハードに守ってシュートも入ってきたので、最後の方は良かったかなと思います。でも、流れが悪い時に粘ったり立て直せる力がまだあまりないので、そこは最後の試合までに普段の練習から詰めていきたと思います。(前半を追いかける形で終えて)30ー20と、ディフェンス的には30点は全然悪くなかったし、逆に10点はシュートが入ってなかったというのがあったので、相手のディフェンスで苦戦してしまった部分はあるんですけど、焦らずにディフェンス抑えられているし、このまま後半いけば相手が入らなくなった時間帯でこっちが走ったりシュート入る時間帯があると思ってたので、そこら辺はあまり焦っていなかったです。(今日勝利の中でも見えた課題)1つ大きな収穫というかチームの力として、昨日の負けの展開でそのまま落ち切らずに切り替えて今日の勝利にできたというのは、まずはチーム力かなと思います。その中でもゲーム中しんどい場面があっても、ノリに乗ったら関大らしく声を出して明るい雰囲気になって、どんどんチームとして上がっていけるという強い力を確認できたと思います。(次の試合に向けての意気込み)来週1試合あって、その次週から順位決定戦、最後に入れ替え戦と続いていくので、1つも気を抜ける場面はないですし、普段の練習からハードにしないといけないので、ちょっと抜けてる部分とかがあったら自分らしく厳しく注意してチームとして強い組織にできるようにまだまだ攻めていきたいと思います」

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