◇ 第71回全日本学生選手権大会及び第57回全日本女子学生選手権大会 ◇7月1・2日◇日本武道館◇
【女子】
[1回戦]◯左雲2ー0
[2回戦]●左雲0ー1
【男子】
[1回戦]
●宮本0ー1
●舘井 0ー1
[2回戦]
●栗原0ー1
●藤井0ー1
多くの選手が憧れを持つ武道館の舞台。関カレを勝ち抜いた宮本周太郎(安全4)、藤井魁大(人4)、舘井慎太郎(経4)、栗原蒼空(経3)、左雲詩菜(文4)の5人が全国へと挑んだ。また、宮本と藤井は、第71回全日本学生東西対抗試合にも出場。東軍の勝利とはなったものの、西の代表として戦い抜いた。
初日に行われた女子には左雲が出場。1回戦は、開始早々素早く面を打ち込む。終始攻めの姿勢を崩さず、わずか3分程度で2本勝ちを決めると難なく2回戦へと進んだ。
2回戦は、鍔迫り合いの状態が続いたが、フェイントで面を決められてしまう。なんとか1本を取り返し、延長戦に持ち込みたいところ。しかし、そのまま終了し、2回戦敗退となった。
2日目の男子。最初に登場したのは舘井だ。舘井は20分以上にも及ぶ激戦となった。反則を1つずつ取り合い、両者間合いを取りながら慎重に様子をうかがう。一気に間合いを詰めるなど攻めたものの、反則負けとなってしまった。
続く宮本は序盤に正面から面を食らう。途中で竹刀を交換するなどトラブルを抱えながらも、1本を取り返すために健闘。しかし、時間切れとなり、初戦敗退となった。
2回戦からの出場となったのは栗原と藤井だ。「今年こそは結果を残そうと思って挑んだ」。2年連続インカレ出場の栗原は、延長戦に持ち込んだが、面を決められ試合終了。相手選手の長身を生かしたペースをつかむことができなかった。
関カレで8強入りを果たした藤井。開始2分程度で、面を先取されてしまう。打突を繰り広げたが、巻き返すことはできず。
勝ち進むことはできなかったが、多くの収穫を得た大会となった。今大会で見つけた課題や経験を生かし、秋に行われる団体戦でリベンジを果たす。【文:写真/貴道ふみ】
▼宮本
「(試合を振り返って)緊張しました。思うように力を発揮できず悔しい思いが残りました。(東西対抗に)選抜された時は本当に僕で良いのかと言う気持ちがありましたが、やるしかないと自分に言い聞かせ、戦いました。実際戦うと相手の勢いに圧倒され、自分の剣道ができませんでした。(次の目標は)関西優勝です」
▼舘井
「今回の個人戦は2回生の時以来、2回目の挑戦でベスト8以上を目標に挑みましたが、1回戦で負けてしまいました。関東勢のレベルの高さを感じ、多くの収穫を得る大会となりました。今回の経験で得たものを学校に帰って生かしていき、関西団体で優勝できるように頑張ります」
▼栗原
「去年、1回戦で負けてしまい悔しい思いをしたので、今年こそは結果を残そうと思い望んだ大会だったのですが去年と同じ1回戦で負けてしまったというのがとても悔しいです。今回は、自分よりとても背が高い相手でした。その相手に対してペースをつかむことができず、相手のすることに対して嫌がってしまう場面がありました。それによってペースをつかまれ、最後は大きく出たところを上から打たれてしまいました。なので、背の大きい人に対しての対策をするべきだと再認識させられました。今回個人戦で負けてしまいましたが、あっという間に関西の団体戦が訪れます。今回負けたことから学ぶことがたくさんあったので、少しの期間ではあるが、自分を見つめ直し課題を克服し関西の団体戦でチームを優勝に導けるように頑張ります」
▼藤井
「初戦ということもあって少し固くなってしまったと思います。関東の選手の攻めの早さや打突の強さを肌で感じて、自分に足りない部分を痛感させられました。まさか自分が東西対抗に出れると思っていなかったので、実感が湧きませんでした。試合は楽しもうと思って挑みました。あと個人的には、高校時代の仲間と一緒に西軍として戦えたのがとてもうれしかったです。次は秋の団体戦で関西優勝できるように頑張っていきたいと思います」
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