◇第72回関西学生選手権大会◇決勝◇6月25日◇対同大◇於・たかつきアイスアリーナ◇
[第1P]関大1ー0同大
[第2P]関大3ー1同大
[第3P]関大2ー0同大
[試合終了]関大6-1同大
20日の準決勝で快勝し、関カレ決勝へと駒を進めたFW嶋野瑛心主将(文4)率いる関大アイスホッケー部。優勝を懸けて戦う相手は、昨年と同じ同大だ。序盤は両チームともディフェンスに苦しめられたが、次第に勢いを手にした関大。5点差をつけて勝利し、今年も関西の頂点に立った。
試合はFW神山太一(人3)のフェースオフでスタート。FW嶋野主将やDF小嶌翔大(情3)が積極的にゴールを狙うも、堅い守りに阻まれ得点とはならない。第1ピリオド(P)開始3分にはこの日初めてパワープレー(数的有利な状況)に。自陣でのフェースオフからパックを奪うと、DF鈴木郁也(情4)と細かくパスをつないでいたFW黒須誠眞(情3)がシュート。しかしこれもゴールとはならず、もどかしい時間が続く。
パワープレー終了直後、関大選手が敵陣に集中している時にパックを持ち出されると、一時GK常川渉稀(人2)と1対1の危険な状態に。ここはFW髙秀稜(社3)が追いつき体を張ったプレーでシュートを阻止。事なきを得た。スコアが動いたのは10分。ゴール裏でパックを受け取ったFW嶋野主将がそのままゴール前に回り込みシュート。パックはわずかな隙間をくぐり抜け、先制点を獲得した。
第2Pでも積極的に攻撃を仕掛けていく。DF三浦大和(政策1)がリンクを広く使ったディフェンスを披露。ディフェンディングゾーンに持ち込まれそうになった時にはDF久田晴貴(社2)がパックをはじき返すなど、守りからリズムを作っていった。6分、 FW嶋野主将 からゴール右前にいたDF鈴木にパスがつながると、DF鈴木がそのまま押し込み追加点。
10分には1点を失ったものの、その2分後にはFW根本慎太郎(情4)とFW岸上樂(情2)の連携で3点目を手にする。さらにその3分後。FW高橋寛騎(法2)が奪ったパックを、ブルーライン上にいたDF久田がロングシュートしゴール。着実にリードを広げていった。
第3Pでも攻撃の手を緩めない。FW山根早加(社3)が5点目となるゴールを決める。5分にはキルプレー(数的不利な状況)となり、守りの時間が続くも得点は許さなかった。14分からのパワープレーではFW高橋柊伍(人1)がゴール正面からシュートを放つなど、さらに次の1点を狙っていく。ラスト2分にはFW相馬嵩士(社1)がディフェンス2人をかわし、ダメ押しの6点目。5点差をつけて試合終了となった。
リーグ15連覇中の関大。快勝で秋以降へ弾みをつけたが、ここはまだ通過点。狙うは18年以来のインカレ4強の座だ。現状に満足することなく、さらなる強みを目指す。【文:島田采奈/写真:湯浅あやか、村中望乃】
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