◇2023年度関西学生優勝大会◇5月28日◇於・ベイコム総合体育館
[男子2回戦 対京大]
◯先鋒・桜井信之(文2)
◯次鋒・出口優斗(人4)
◯五将・井口貫至朗(人2)
◯中堅・古賀光(人2)
◯三将・広岡侑希(人3)
◯副将・南雲空(人4)
◯大将・大橋洸俊(人4)
◯関大7―0京大
[男子準々決勝 対龍大]
◯先鋒・宮部広大(人4)
△次鋒・南雲
◯五将・広岡
◯中堅・森下透五(経3)
●三将・桜井
◯副将・上田泰介(人4)主将
△大将・大橋
◯関大4―1龍大
[男子準決勝 対同大]
△先鋒・桜井
◯次鋒・宮部
◯五将・上田
△中堅・南雲
●三将・森下
△副将・大橋
◯大将・広岡
◯関大3―1同大
[男子決勝 対天理大]
●先鋒・古賀
△次鋒・上田
●五将・森下
●中堅・広岡
●三将・桜井
●副将・南雲
●大将・大橋
●関大3―1天理大
[女子1回戦 対大産大]
△先鋒・鍋谷泉(法3)
△中堅・大西芹奈(人1)
◯大将・松本咲来(社2)
◯関大1ー0大産大
[女子準決勝 姫獨大]
●先鋒・鍋谷
●中堅・大西
●大将・松本
●関大0ー3姫獨大
[女子出場決定戦 対芦屋大]
●先鋒・鍋谷
●中堅・大西
△大将・松本
●関大0-2芦屋大
15年ぶりの快挙達成。無差別団体戦の今大会で、男子が1部準優勝を果たした。準々決勝で昨年ベスト4の龍大を倒すと、勢いそのままに準決勝では同大に勝利。決勝は王者・天理大に敗れたものの、関西の舞台で躍動した。一方、女子も初戦を勝利。続く準決勝、決定戦は敗北してしまったものの見事3位に輝いた。
男子初戦の相手は京大。関大は実力を存分に見せつけた。先鋒・桜井は開始早々に技ありを奪うと、落ち着いてもう1つ技ありを獲得。続く出口も勝利し、五将・井口も技あり2つで3ー0とリードを広げた。もう1勝で関大の白星が決まる中堅戦。古賀は開始から素早い組み手を展開する。見事勝利し、関大の準々決勝への進出を確定づけた。残る広岡、南雲、大橋も危なげなく試合を進める。そして、全勝で駒を進めた。
準決勝でも、昨年のベスト4の龍大相手に強さを見せつけ快勝した。先鋒の宮部は開始早々に相手を崩し、ペースをつかむ。すると、すぐに肩車で一本。続く次鋒・南雲は早く攻撃的な組み手を見せる。相手を倒しては、抑え込みを回避する状況が続いた。そして、そのまま引き分けに持ち込んだ。五将・広岡は、内股で相手を倒し、そのまま抑え込みで一本。中堅は重量級の森下だ。対して相手は軽量級。積極的に投げてくる相手に動じず、残り30秒に差しかかるところで技ありを獲得した。4人目を終え、3ー0と有利な状況。続く桜井は惜しくも敗北してしまう。しかし、続く副将・上田の大内刈りで一本勝ち。関大の勝利を決定づけた。大将の大橋は、終盤に両者2つ目の指導を告げられるも、そのまま引き分けに収めた。結果は4ー1と、余裕を持ってベスト4を決めた。
1試合を空け、同大との準決勝を迎えた。準々決勝からメンバーは変わらず、順番を入れ替え臨む。先鋒の桜井は、序盤から相手の襟を持ち、積極的に技をかけていった。そして、引き分けで次鋒へつなぐ。宮部は準々決勝と同様、開始早々に肩車で一本。関大に貴重な1勝目をもたらした。続く上田は、相手に指導を3つとらせ勝利。中堅の南雲は先に指導を2つとられ、後がない状況に。しかし、最後まで堂々した戦いを見せ、引き分けた。三将の森下は組手で形をつくるも、相手に一本を決められてしまう。2-1と関大リードで迎えた副将戦。大橋は余裕を持って試合を進めた。そして引き分け、スコアは変わらず大将戦を迎えた。広岡は開始から組手を有利に展開。引き分けの時点で関大の勝利は確定するが、「自信があった」と大内刈りで一本勝ち。1分半ほどの時間を残して勝利を収めた。決勝は全国屈指の強豪・天理大と対戦。次鋒の上田が引き分けるなど健闘するも、0-6で天理大が圧勝した。
女子は初戦、大産大と対戦した。鍋谷が攻めの姿勢を最後まで切らさず。引き分けに持ち込むと、続く大西も引き分け。勝利を託された大将・松本は小内返しで、見事白星を勝ち取った。
準決勝は昨年の優勝校・姫獨大と戦う。この試合に勝てば6月に行われる全国優勝大会への出場も決まる大一番。しかし、強敵揃いの相手に、0ー3で敗北してしまった。
決定戦に進んだ関大女子。ここでは昨年2位の芦屋大と対峙(たいじ)した。だが、先鋒、中堅と敗北してしまう。大将・松本は粘りの姿勢を見せるが、惜しくも引き分けとなった。
15年ぶりに関西2位に輝いた男子は、6月24日に日本武道館で開催される全日本学生優勝大会に出場する。女子は8月に行われる関西学生体重別選手権大会に向け、備える。関大柔道部はさらなる躍進を誓う。【文:松尾有咲/写真:井藤佳奈・松尾有咲】
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