◇2023年度関西大学連盟春季リーグ戦第10日◇対関学大◇5月20日◇近畿大学記念会館◇
[第1セット]関大25ー22関学大
[第2セット]関大23ー25関学大
[第3セット]関大25ー22関学大
[第4セット]関大25ー23関学大
[セットカウント]◯関大3ー1関学大
春季リーグ戦も残すところあと2試合。来月行われる総合関関戦を前に、関学大と対峙(たいじ)した。負傷していた陰下雄太主将(情4)も復帰。1セットを相手に献上したものの、勝利を収めた。
第1セットは、相手の先制でスタート。関学大が主導権を握ったように思われた。中島康介(文2)のアタック、矢倉龍人(人2)と安平瑠也(商3)のブロックで得点を重ねる。陰下のスパイクで逆転すると、サービスエースも決まり、完全に関大のペースに。終盤、金子玄(人4)に代わり、隅田嵐(社3)がコートイン。隅田も交代早々、アタックを決める。リードを守り続け、第1セットを先取した。
第1セットの勢いのままに、第2セットも奪いたいところ。先制点を許すが、陰下のスパイクや中島が何度もフェイントを仕掛けて得点を重ねる。順調にゲームを進めていたが、パスがつながらず、6連続得点を許した。ここから流れが変わり、相手を追いかける展開に。1点差にとどめていたものの、4連続で失点し、差を広げられる。関大も負けじと、体に当たったボールも拾い上げてパスをつなぐなど粘りを見せた。久保田滉平(情4)が球を叩きつけたり、金子がスパイクを連発し、2点差まで追い上げる。しかし逆転できないまま、第2セットを奪われた。
取り返したい第3セット。序盤から5連続得点を許すなど、流れは相手に傾いたままだった。しかし、陰下や金子が次々とスパイクを決め、ここから脅威の追い上げを見せる。中盤では、リリーフサーバーの中村奨(社4)も投入された。矢倉を中心としたブロックも決まり、全員で得点を奪いに行く。久保田のクロスで25点目を奪い、第3セットを取り返した。
なんとしても取り切りたい第4セット。中盤まで関学大のペースにのまれ、思うようなプレーを展開できず。チームで「切り替えよう」と声をかけ合う。矢倉の隙を狙った速攻、陰下のスパイクが決まり、一進一退の状態を脱する。最後は相手のサーブミスで関大の勝利が決まった。
2連敗だった関大は、セットカウント3ー1で勝利し、最終戦、そして総合関関戦に向けての弾みをつけた。あす勝てば、リーグ上位である6位に食い込めるチャンスだ。最終戦、必ず1勝をもぎ取り、上位を目指す。【文/写真:貴道ふみ】
▼陰下主将
「僕がちょっと風邪をひいていて、あまり声とか出せなかったんですけど、その分久保田を中心に、下級生たちが声を出してくれて、雰囲気作りをしてくれたのが勝ちにつながったのかなと思います。来月の総合関関戦は、今回よりももっと、チアリーダーとかも来てくれるので、テンションを上げて戦って圧勝したいです。明日勝ったら6位で、負けたら7、8位で。勝ったら上位チームに食い込むので、最後全員でぶつかっていって、いい形で春季リーグを終われるように頑張ります」
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