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大経法大に迫るも惜敗、苦しい結果に

大経法大に迫るも惜敗、苦しい結果に

◇令和5年度関西学生春季リーグ戦◇第4日目◇対大経法大・立命大◇5月5日◇YMITアリーナ◇

[第1試合]
●関大3ー4大経法大
[S1]園家◯3ー0
[S2]津村優◯3ー1
[S3]窪●1ー3
[W1]津村優・人見◯3ー1
[S4]津村真●1ー3
[S5]西村天●0ー3
[S6]人見●2ー3

[第2試合]
●関大2ー5立命大
[S1]窪●1ー3
[S2]人見◯3ー0
[S3]西村天●0ー3
[W1]津村優・人見◯3ー1
[S4]津村真●1ー3
[S5]津村優●0ー3
[S6]園家●1ー3

未だ勝利を収められていない男子。1勝をつかむべく、この日は2校と対峙(たいじ)した。

第1試合の相手は、昨秋5ー2で勝利した大経法大。

主将の園家凌太(シス理4)が先陣を切った。第2ゲームは、先にゲームポイントを奪われたが、相手のネットミスをチャンスにそのまま2得点。ストレート勝利で今リーグ初勝利となる個人での1勝をつかみ取った。

△園家

2番手を任された津村優斗(社4)も1ゲームを落としたものの、エースの意地を見せつけて勝利。

窪優世(情4)も2人に続き、4年生でチームを引っ張りたいところ。第1ゲームは6ー10と差をつけられたが、3連続得点であと1歩のところまで迫る。第3ゲームをデュースで奪い返すも、負けとなった。

△窪

津村優・人見航希(社2)は1ゲームを奪われたが、安定したコンビネーションで危なげなく勝利。

津村真斗(社1)が1ゲームを奪ったり、デュースまで持ち込むなど健闘したか、1ー3で敗北となる。

また、西村天翔(情1)も、大差をつけられてストレート負けとなり、試合の勝敗は人見に託された。

△西村天

期待とプレッシャーがかかる。何度も形勢が逆転し、どちらが勝つか見当もつかない拮抗(きっこう)した試合に。第1ゲームは10ー12、第2ゲームは14ー12の両者1歩も譲らない戦い。接戦の第1、第2ゲームとは変わって第3ゲームでは、7ー11と差をつけられた。人見も負けじと第4ゲームを奪い返す。他のコートはすでに試合を終え、全注目が集まった。緊張感で張り詰めた空気が会場を漂う。迎えたファイナルゲーム。人見が優勢にゲームを進めていたが、6ー4で相手がタイムを要求したため、試合は一時中断する。タイムを終えても俄然リードを守り続けた。10ー7で人見が先にゲームポイントに。緊張からのミスなのかデュースに持ち込まれ、相手に逆転を許し、11ー13で幕を閉じた。逆転負けに悔しさをにじませた。

△人見

悔しい気持ちを切り替え、立命大に挑む。

1番手の窪は、デュースで1ゲームを奪ったものの、相手に翻弄(ほんろう)され、勝つことは叶わず。

人見は昨秋リーグで敢闘賞を受賞した強敵と対戦。先制点を奪い、僅差を4連続得点で引き離し第1ゲームを奪う。引き合いでも長い手足を生かして相手を圧倒。ゲームを追うごとに相手選手との差を引き離し、ストレート勝利を収めた。

△人見

3人目に登場した西村天は、ネットミスやオーバーミスなどもあり、ストレート負けを喫する。

津村優・人見ペアは第1ゲームを危なげなく奪う。しかし、第2ゲームは20ー18の大接戦に。津村優と人見が果敢にスマッシュを繰り出す攻めの姿勢で第2ゲームを勝ち切った。第3ゲームは落としたが、第4ゲームを奪い返しチームに貢献した。

△人見(左)と津村優

津村真と津村優が同時にコートイン。津村真の第1ゲームは、5ー10の状態から4連続得点するなど粘りも見せたが奪取することはできず。第2ゲームも僅差で落とし、もうあとがない第3ゲームで11ー9で勝利し第4ゲームへとつなげた。第4ゲームでは差をつけられ、負けとなってしまった。

△津村真

津村優は、第1ゲームを16ー18で落とし、そのまま第2ゲームも連取された。どんな球にも食らいついていき、コートの至る所に打ち込んで会場を沸かせる。しかし開いた差を埋めることはできないままストレート負けを喫した。

△津村優

関大の負けは決まったが、最後までなにか爪痕を残したい。ラストを任されたのは園家。第1ゲームでは、7連続得点を決めるなど順調なスタートを切ったように思われた。なんとか逃げ切ったものの11ー9まで差を縮められた。第2、第3、第4ゲームでは相手に攻略されたのか大差をつけられて敗北となった。

残り2試合。現在全敗の男子は、1勝を収めなければ2部降格もあり得る。1部はなんとしても守り切りたいところ。選手も応援も一丸となって全員が実力を出し切る。【文/写真:貴道ふみ】

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