◇第71回関西学生選手権大会・第53回関西女子学生剣道選手権大会◇4月30日◇於・おおきにアリーナ舞洲◇
【1回戦】
◯舘井2−0
●範國1−0
●寺前1−0
◯松本2−0
◯宮本2−0
◯栗原1−0
●森1−0
◯左雲1−0
◯藤井1−0
◯末松 不戦勝
◯内城1−0
【2回戦】
◯舘井2−1
◯松本2−0
◯栗原2−0
●末松1−0
◯宇都宮2−0
◯宮本2−0
◯藤井1−0
◯内村1−0
◯左雲2−0
●内城2−1
【3回戦】
◯舘井2−0
◯栗原1−0
●宇都宮2−0
●松本0−1
◯宮本2−1
●内村1−0
◯藤井1−0
◯左雲1−0
【4回戦】
◯舘井1−0
◯左雲2−0
◯栗原2−0
◯宮本1−0
◯藤井2−1
【5回戦】
●舘井2−0
●左雲1−0
◯藤井1−0
●栗原1−0
◯宮本1−0
【準々決勝】
●宮本2−0
●藤井1−0
3年ぶりに有観客開かれた今大会。男子はベスト30、女子はベスト16まで勝ち残ることができれば、第71回全日本学生選手権大会・第57回全日本女子学生選手権大会への出場権を獲得できる。関大からは11人が出場し、男子は宮本周太郎(安全4)、藤井魁大(人4)、舘井慎太郎(経4)、女子は左雲詩菜(文4)が全国への切符を手にした。
また、ベスト8に残った宮本と藤井は第70回全日本学生東西対抗試合の出場選手候補となった。
1回戦。館井は初戦から自身の実力を存分に発揮する。神崎(獨協大)を相手に二本の面打突を決める。範國智也(商4)は全国出場を有力視されていたが、大工大の森口から面への打突を受け、惜しくも一本負けとなる。寺前俊佑(人2)は序盤から調子のいい動きで相手を牽制。しかし、場外1回を含む反則2回で、一本負けという悔しい結果となった。
2回戦は多くの選手が2本先取で勝利するなど、強さを見せつけた。館井は面に対する打突が目立つ。1回戦と同じく面打突2本で圧勝する。1回戦不戦勝の末松輝(人4)は強豪、大体大の佐藤に惜しくも1本負けで苦杯を喫する。内城毅(法4)は互いに1本ずつとった状況で延長戦へ。接戦を繰り広げたが惜敗した。
宇都宮彩花(経3)はバリエーション豊かな攻撃で勝利を積み重ねた。2戦目では吉岩(関学大)相手に面と胴に対する打突で勝利。3回戦進出を決める。
3回戦。突破すれば、全国への切符を手に入れることができる戦い。昨年度は1人も全国出場できなかった女子。左雲は延長戦の末、1本勝ちで全国出場を決める。松本早紀子(文4)、宇都宮は粘り強い戦いを見せるも、全国出場は叶わなかった。
一方の男子、内村元(環境2)は1、2回戦は順調の滑り出しを見せる。3回戦でも自ら攻撃を仕掛け、積極的に試合を進めるも、無念の敗退となった。残りの宮本、栗原蒼空(経3)、館井、藤井は難なく突破し、共に全国出場を決める。
4回戦は全員が突破。5回戦は、強豪校の壁に阻まれた左雲が御手洗(同大)に延長戦で負け、ベスト16となる。舘井も、同大の池田から鋭い面への打撃を喰らう。栗原も強豪・近大の長と対峙するも1−0の1本負けとなった。藤井は同大・藤崎と竹刀を交える。タイミングを見計らった面への打突で準々決勝進出を果たす。宮本も近大・林と対決する。面と小手への打突で2本勝ちする。
準々決勝は宮本、藤井ともに近大の選手との対決となった。関西制覇に向けて勝っておきたい相手だが、やはり相手は強かった。宮本は長と対決。栗原の無念を晴らすべく挑むも、面打突で2本負けを喫する。藤井は加藤(近大)との試合で、何度か1本を取れるチャンスがあったものの惜敗した。
5人の全国出場者を出し、結果を残した関大。関西制覇を逃した悔しさを力に変え、全国で結果を残すため、稽古に勤しむ。次戦は団体戦も控えている。今後の剣道部の活躍に注目だ。【文/写真:丸山由雅】
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