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◇第五十三回明治神宮大会準々決勝◇対明大◇11月20日◇明治神宮野球場◇

明 大 200 000 000=2
関 大 010 000 000=1

(明)村田-蓑尾
(関)鷲尾昂、辰己、金丸-有馬
1(中)中井颯
2(三)下井田
3(左)岑
4(一)上神
5(捕)有馬
6(遊)髙田幸
7(三)下井田
8(二)佐藤
9(投)鷲尾昂

準々決勝に駒を進めた関大は、明大との対戦を迎えた。先発・鷲尾昂哉(経4)は初回に2点を失ってしまう。しかし2回には、1回戦で打点を挙げた佐藤慶志朗(経2)が、この日も適時打を放ち1点を返す。鷲尾昂は後半にかけてギアをあげ、追加点を与えない好投を見せたが、打線は相手の好守にも阻まれる。そのまま逆転かなわず、上神野球は準々決勝敗退で幕を閉じた。

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先発・鷲尾昂は、最初の打者を4球で三振にし、好調かと見えた。だが、2番打者を四球で出してしまうと、盗塁と安打で1死二、三塁のピンチに。その後、打ち取った打球となったが、野選により先制点を献上。さらに、犠飛で1点を許し、初回に痛恨の2点を失う。

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△鷲尾昂

追いかける関大は2回、有馬諒(商3)がけが後初の安打を放ち勢いをつける。続く髙田幸汰(商3)が初球を転がして犠打で走者を進めると、下井田悠人(経1)のゴロの間に三塁に到達する。2死三塁で打席が回ったのは佐藤。初球をまっすぐはじき返し、1点差に。しかし、同点とはならず1点を返してこの回を終える。

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△有馬
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△髙田幸
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△下井田
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△佐藤

その後、鷲尾昂の勢いは止まらず。尻上がりに調子を上げ、6回には三者連続空振り三振を奪うなど、2回以降で許した安打はたったの1本。味方の援護を待った。

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打線は7回までに5安打を放つが、得点圏に進むことができない。均衡状態を打破しようと、8回には好投を続けた鷲尾昂に代わって代打・石原水輝(情4)が送られる。しかし、ゴロに倒れ追加点を奪えない。

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△石原水

9回表、マウンドに上がったのは辰己晴野(人4)。先頭に安打を許すと、バントで二塁まで進められる。2死二塁となったが、代打をとの勝負を避けて相手投手と対峙(たいじ)する。しかし、ここで安打を放たれ満塁に。ここで金丸夢斗(文2)を送り出す。3ボール1ストライクから高めのストレートで押し、打ち上がる。この難しい打球を遊撃・髙田幸が後ろ向きでキャッチし、3アウト。最後の攻撃を迎える。

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△辰己
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△金丸

ベンチからは「繋げるぞ!」の声が飛び、再び代打が送られる。藤原太郎(法2)は外角の球に苦しみ空振り三振。続く富山雄正(法4)は中飛に打ち取られ、2アウトに。打席に立つのは上神雄三主将(法4)。頼れる主将に、全員が逆転の望みをかけた。だが、3球目を打ち上げてしまい中飛。逆転はかなわずゲームセットとなった。

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△藤原太
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△富山
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△上神

全国制覇の夢はかなえられず。それでも、強敵相手に全く引けのとらない、善戦を繰り広げた。3年生以下も多く出場した今大会。神宮で戦った経験と悔しさを武器に、来年こそはかなえられなかった全国制覇を果たす。【文:上田紫央里/写真:上田紫央里、石井咲羽、荒川拓輝】

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