2022ムロオ関西大学Aリーグ/対関学大/11月19日/於・神戸ユニバー記念競技場
【前半終了】関大10-7関学大
【後半終了】関大20-19関学大
【試合終了】関大30-26関学大
今季初勝利を掴み取った。神戸ユニバー記念競技場で行われた第5節。今季3度目の関関戦に関大フィフティーンは挑んだ。これまで1敗1引き分けだけに、勝利への執念を燃やして練習してきた。後半のロスタイムで一時逆転を許す。しかし、池澤佑尽(人3)がトライを決めて見事逆転に成功。1点差で敗れた同大戦で流した悔し涙を嬉し涙に変えてみせた。
関大のキックで試合が開始。先制したのは、関大だ。相手の反則から、ペナルティゴールを選択。池澤が成功。直後、関学大が空いた陣地の隙をつかれ、トライを献上。すぐさま逆転を許した。しかし、前半のロスタイムに関大は意地を見せる。池澤のショートパントキックにSH末井健将(社3)が反応。大きく跳ね返ったボールを見事抑え、ゴールポスト中央にトライを決めた。その後の池澤のコンバージョンキックも成功し、前半を10-7で折り返す。
迎えた後半。関大のテンポで試合が運ぶ。8分、LO中薗拓海(人3)がボールを受け取り、大きくゲイン。最後は、FL奥平一磨呂(政策1)がトライ。その後11分、池澤のショートパントキックにWTB・澤口飛翔(社3)が反応。持ち前の快足を飛ばしてボールを抑え、雄叫びをあげた。さらに立て続けに2本のトライを奪い、突き放した。しかし、後半に強い関学大の逆襲が始まる。32分、関学大のトライゲッター・加藤に隙をつかれてトライを決められた。このトライから立て続けに3トライを献上。ロスタイムにまさかの逆転を許す。25-26とする。第2節・同大戦の再来かと思われた。
しかし、関学大の反則から、関大ボールに。ラストワンプレーの攻撃。モールを形成し、抜け出した池澤がそのままインゴールに飛び込んだ。「最高の一言です」とコメント。劇的な幕切れだった。今シーズン初めての勝利。多くの選手が涙を流し、喜びを分かち合った。POMには、サヨナラトライを決めた池澤が選出された。
関大は、この試合で勝ち点を4を獲得。その後の試合で摂南大が立命館大に勝利したため順位は変動しない。現在、関西大学リーグは大混戦。最終節・立命館大戦で勝利すると入れ替え戦を免れる可能性もある。池原組のシーズンも残り1試合のみ。今季の集大成を見せつけろ。 【文/写真:永松愛】
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