◇2022ムロオ関西大学Aリーグ第4節◇対近大◇10月23日◇於・天理親里競技場
【前半終了】関大0-29近大
【後半終了】関大19-31近大
【試合終了】関大19-60近大
開幕から3連敗を喫し、もう後がない関大は第4節で近大と対戦。近大も1勝2敗と負け越しているため、大学選手権出場をかけた前半の大きな山場となる試合だった。「大学選手権出場という目標を達成するためにも何とか勝ちたかった」と森拓郎監督。昨年の近大戦同様に大きく点差をつけられて敗戦した。
前半、近大に計4トライを献上。30分、敵陣ゴール前からのラインアウトでチャンスを作る。モールでトライを狙いに行く。ゴール前の攻防の末、まさかの無念の反則で得点できず。結局、関大は1トライもとることができずに大差で前半を折り返す。
メンバーを4人交代して挑んだ後半。関大の意地を見せつけたいところだ。4分、途中出場の溝渕元気(人3)が相手ディフェンスを軽快にかわしてトライ。待望の初トライを決めた。池澤佑尽(人3)のコンバージョンキックも決まる。「トライをとったあと関大のリズムに乗りきることができなかった」と池原主将。その後も相手のペナルティからチャンスをつかむも場面が幾度かあったが、トライまで結びつかなかった。しかし、近大の猛攻は止まらない。18分、こぼれ球をターンオーバーからラインブレイクされトライを許してしまう。関大はパスを着々とつなぐ。遠藤亮真(経1)が大きくゲインするもその後のアタックで無念の反則を取られてしまう。 それでもあきらめない関大は34分またチャンスを作る。垣本大斗(政策3)のパスを受け取った溝渕がランでトライを決めた 。さらにロスタイム42分、ラインアウトからモールを形成。そのまま池原自恩主将(商4)がトライを決めた。池澤のコンバージョンキックが成功したとともにノーサイドの笛が鳴る。近大のBK陣のトライだけで7トライを献上。近大のアタックを関大らしく止めることができなかった。
後半で反撃をみせたが、前半の大量失点が響いた結果となった。近大が強化してきたスクラムなどで反則を誘われた。これで関大は0勝4敗。大学選手権に向けて黄色信号となってしまった。次節は、同じく4連敗を喫している摂南大戦。次に勝利しなければ、入れ替え戦も現実のものとなってくる。「もう勝つしかない」と池原主将。次こそは、勝利への扉をこじ開けにいく。 【文:永松愛/写真:島田采奈】
コメントを送信