◇2022年度関西学生リーグ戦第5節◇対甲南大◇9月17日◇関西大学千里山キャンパス東体育館◇
[第1Q]関大13-16甲南大
[第2Q]関大21-4甲南大
[第3Q]関大20-7甲南大
[第4Q]関大12-9甲南大
[最終結果]関大66-36甲南大
前回、大産大との対戦で逆転勝利をした関大は5試合目で甲南大と相まみえた。第1クオーター(Q)は相手ペースに持ち込まれ点を重ねることができずリードを許す。しかし第2Qからは持ち前の攻撃力を発揮し得点を量産。最後には30点差をつける圧倒的な試合内容で2連勝を収めた。

第1Qは関大ボールからスタート。西村晴人(商4)のパスを受けた大内一慶(社3)が離れた位置からシュートを狙うが入らず、その後ディフェンスの空間を突かれスリーポイントを決められてしまう。先制点を奪われたことで、試合は相手ペースに。糸瀬公平(人4)のアシストで武村壮二郎(人4)の速攻が決まり2点を返すも、相手に確実にシュートを決められ点差を縮めることはできない。5点差開いたところで、流れを変えるため関大がタイムアウトを要求。タイムアウト後は武村がレイアップとフリースロー2本を確実に決め1点差とし、直後に西村のフリースローで同点に追いついた。しかし第1Q終了間際にブザービーターを決められ、3点差で最初の10分を終えた。




第2Qは第1Qの雰囲気とは打って変わり、関大が完全に試合を支配。糸瀬がリバウンドショットを決めたのを皮切りに、7連続得点。相手のパスミスやシュートミスが目立つ中、佐藤涼真(人2)のフリースローや西村のゴール下の得点で甲南大を突き放す。相手のタイムアウト後失点するシーンもあったが、西山登馬(商2)が残り6秒から仕掛けジャンプショットを決めるなどベンチを沸かせ、14点差と大差をつけて試合を折り返した。


第3Qも関大の勢いは止まらない。シュートのチャンスを逃すことなく確実に決め、5連続得点。佐藤がゴール下で相手を引きつけてから、スリーポイントエリア外にいる味方へパスをするなどの巧みなプレーで、複数の得点に絡む活躍。このQは関大の圧倒的な攻撃力だけでなく、ディフェンスも光る。西村、佐藤のパスカットで相手の得点を阻止し、第3Qでの失点を7点に抑えた。54-27というダブルスコアで試合は最後の10分へ。

最終Qは相手も意地を見せ、点の取り合いという展開に。それでも西山のアシストで久保田凌平(情3)が速攻を決めたり、左右に振るパス回しから玉造大誠(人2)がスリーポイントを決めたりするなど攻めの姿勢は変わらない。松本隼汰(商4)も体を張ったディフェンスを見せる。ベンチから「喋ろう、楽しもう」の声が飛ぶ中、時間を作りつつすばやくパスを回す余裕のあるプレーで30点差を守り切り、そのまま勝利で試合を収めた。





序盤は関大のプレーをさせてもらえなかったものの、試合の中で修正をし逆転に成功。圧倒的な攻撃力とチーム力で、次戦も勝利を目指す。【文:合田七虹/写真:島田采奈】
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