◇令和4年度関西学生リーグ第2週◇対関学大◇9月11日◇関西大学弓道場◇
【試合結果】
関大114-127関学大(全160射)

昨年、順位決定戦で惜しくも敗れ、王座決定戦(王座)出場を逃した弓道部男子。今年こそはリーグ優勝、そして全国の舞台でのリベンジを図るべく初戦に挑んだ。試合は立ち上がりから両者譲らず接戦に。しかし、2立目から徐々に差を広げられると最後までその差を埋めることができずに黒星スタートとなった。

緊張の1立目。前立の先発メンバーは菅野、小林里樹(外1)、國米雄太(社3)、髙本真生(法3)。注目はリーグ戦初出場の小林だ。その小林は皆中を記録。1年生とは思えない落ち着きでチームを引っ張る。昨年から主力としてチームを支える菅野も皆中スタート。安定感のある射を見せた。


一方の後立も悪くない立ち上がりを見せる。先発には西本知生(文3)、大下拓真(シス理3)、佐々木大河(法2)、坂田康樹(経4)の4名が選ばれた。ここでは、先月のインカレで個人決勝にまで進んだ大下が皆中スタート。大舞台での経験を生かし、さらなる成長を見せる。全体としても25中という結果に。昨年課題としていた立ち上がりを乗り越え、関学大と1中差の混戦で2立目に入る。


しかし、相手は昨年のリーグ準優勝校。一筋縄ではいかない。2立目では記録を伸ばし切れずに19中。相手と8中差を付けられる結果となった。3立目は小林や坂田が皆中を出したが、相手も好的中で差が広がる。


これ以上差を広げられると勝利が難しくなる4立目。ここでは、リリーフで投入された髙橋優介(法4)を含む、出場者全員が3中以上を達成する。合計28中の好記録を出すと、最大11中にまで開いた差が5中差に。リーグ優勝のために負けられない初戦で粘りを見せる。

だが、5立目では緊張のせいか実力が出し切れない。半数以上の選手が半矢以下となり、18中と厳しい結果となった。最終結果は114中―127中で関大の敗戦。力の差を見せつけられる結果に終わった。

満足のいく結果を出すことはできなかったものの、リーグ戦は始まったばかりだ。チーム全体で立て直しを図り、今年こそは全国への切符を必ずつかみ取る。【文/写真:大森一毅】

▼足立拓馬主将(社4)
「今日負けた事実は受け入れて次にどう生かすかが大切だと思う。最終立ちに崩れてしまったのは自分たちの課題なので来週以降は全部勝って、諦めず王座を目指していきたい。(リーグ戦初出場の小林について)練習でも頑張っていたし、今日も16中を出して何とか踏ん張ってくれた。(今後に向けて)やれることは自分たちが決めたことを全力でやり切ることだけ。絶対に諦めないという信念を持って取り組んでいきたい」
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