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春季最終戦は課題が残る試合に

春季最終戦は課題が残る試合に

◇関西大学ラグビー春季トーナメント2022 順位決定戦◇対関学大◇7月2日◇於・天理親里競技場

【前半終了】関大 10-19 関学大
【後半終了】関大 12-19 関学大
【試合終了】関大 22-38 関学大

春季トーナメントも最終戦。関大は、1回戦の大体大戦から勝利が遠ざかっている。最終節の相手は5月の総合関関戦前哨戦で引き分けた関学大。伝統の一戦の再戦というだけに部員の思いは勝利一択だった。しかし、ラインアウトなどセットプレーでのミスを連発。悔しくも敗戦となり、春季トーナメントは8位に沈んだ。

熱い日差しが差す中、関大のキックで試合が開始。先制したは関大。6分、敵陣ゴール前ラインアウトからモールを形成。SH湫叶太(政策3)からのパスを受けたCTB藤原悠(法4)がトライを決めた。FB立石和馬(人2)のコンバージョンキックは相手にチャージされ成功ならず。天を見上げた。

△CTB藤原
△FB立石

その後、相手にトライとコンバージョンキックを決められる。FL西山光太郎(人2)が大きくゲイン。その後、SO池澤佑尽(人3)のキックパスを東海大仰星出身ルーキー・神戸逸玖(法1)が受け取りトライ。関大は逆転に成功した。しかし、関学にその後2トライを献上し逆転を許してしまう。前半を10-19で折り返す。

△FL西山
△WTB神戸

後半は逆転して勝利をつかみたい関大。しかし、後半開始直後失点してしまう。「自分たちのミスから失点してしまった」とNO8池原自恩主将(商4)その後も2トライを立て続けに許し、得点差を広げられてしまう。反撃したい関大は、19分、ラックからPR宮内慶大(人2)がボールを持ちだして中央にトライを決める。さらに31分、ラインアウトからモールを形成しFL松田一樹(政策4)がボールを押し込んだ。しかし、関大の反撃はここまででノーサイド。点差こそ開いてしまったものの、関学大の強いスクラムに打ち勝つなどいいプレーも見えた。

△得点シーン

秋シーズンは、ついに全国へ向けた戦いが始まる。全国への「野心」を胸に夏に関大フィフティーンは進化を遂げる。【文/写真:永松愛】

▽森監督
「関関戦でなんとしても勝ちたい一戦だったが、暑さもあり動きが悪くなったところで失点した。細かいところのミスや、昼間の暑さになれていないところが多かった。夏以降そこを強化したい。(どういうところを重点的に練習していたか)前半は、戦術理解。関大の強みである、ディフェンスのスピードを重点的に練習していた。(この春を振り返って)急なメンバー変更であったり、サインミスがあったりしたが、点差ほど悪い試合ではなかったと思う」

▽池原主将
「前回の関関戦は引き分けて、部員一同この春で決着をつけようという気持ちで挑んだ。
気持ちの入った試合をしようと話をしていた。関学のアタックが、関大の前に出てくるディフェンスに対して対応していた。早いテンポで押されて、そこで失点につながった。前回の関関戦の課題であったオフサイドの反則は修正できていた。新たな課題として、FWサイドのラインアウトのミスだったり、自分達のミスから失点につながったことが多かった。秋シーズンに向けて、セットプレーの安定性を目標に夏取り組んでいきたいと思う。(この春を振り返って)フィットネスとスピードを意識してやってきた。特にディフェンスに重点を置いていた。前半は、良かったんですけど、後半になるにつれ体力が落ちてきて、関学のアタックに対し早いセットができなかった」

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