◇第100回関西学生リーグ前期第7節◇対関福大◇6月4日◇上富田スポーツセンター◇
【前半終了】関大0-0関福大
【後半終了】関大0-0関福大
【試合終了】関大0-0関福大
GK 山田和
DF 松尾、髙橋、木邨、堤
MF 深澤、谷岡、三木仁、濱
FW 足立、久乗
前節からスタメンを6人入れ替えて臨んだ5連戦最後の試合は、スコアレスドローに終わった。前半から自分たちの形に持ちこみ、何度もボールをゴール前に運んだが決定力不足に泣かされた。

試合開始直後から左サイドから、SBでスタメン起用されたDF堤奏一郎(社3)とMF濱瞭太(情4)の連携でボールをつなぐ。FW足立翼(人4)のクロスにMF深澤佑太(社4)が合わせようとするが、相手DFに阻まれフィニッシュまで持ち込めない。中盤での守備から何度かシュートチャンスを作ったものの、決定的な場面はないまま。23分にもMF谷岡昌(社3)のボール奪取から中盤でつなぐと、MF濱が中にボールを入れる。こぼれたところを後ろから走り込んだDF松尾勇佑(文4)がシュートを放ったが枠を捉えきれない。



守備の時間もDF松尾のスピードを生かしたカウンターへの対応や、MF谷岡の献身的な守備でピンチの芽を摘む。中央を崩され相手にビックチャンスを与える場面もあったが、最終ラインのDF髙橋直也(商3)がゴールは割らせない。

想像以上に苦しい展開を強いられたが、スタメンのチャンスをつかんだルーキーたちが持ち味を発揮。天皇杯に引き続きスタメン起用されたGK山田和季(社1)は、相手のカウンターで1対1をつくられたがしっかり体を当てにいき、ゴールを守った。さらに、大学初スタメンのMF三木仁太(政策1)は中盤で競り合い、何度もチャンスメーク。前田雅文監督も「予想以上にやってくれた印象」と絶賛した。


前半終了間際に自陣のゴールに近い位置でボールを失いピンチを迎えるが、DF木邨優人(政策2)がマイボールに変えた。前がかりになったところでカウンターを受けるピンチもあったが、相手のシュートはクロスバーを直撃。命拾いした関大は、0ー0で試合を折り返した。

まずは1点が欲しい関大は積極的にゴールに向かう。DF髙橋が最終ラインでの守備から長いボールを入れ、MF深澤からFW足立へショートパス。絶好の位置でのシュートは浮いてしまう。直後には交代で入ったMF前田龍大(人2)、さらにコーナーキック(CK)からMF三木仁がゴールを狙った。守備では、後半になってもMF谷岡やDF松尾が高い運動量を発揮し、苦しい時間帯を耐える。




飲水タイム明けにはMF平松功輝(情4)、DF川島功奨(社2)の2人のスタメン組も投入。しかし、ゴールまであと一歩のところまでつないだものの、フィニッシュまで持ち込むことができない。途中交代のFW浅田彗潤(はうる=人1)は2本のシュートを放ったが、相手GKにキャッチされてしまう。さらにDF堤のクロスからMF古賀楓馬(文3)が放ったシュートは惜しくもゴールポスト。その直後にもDF松尾がドリブルで相手を剥がし、再びMF堤からMF古賀にボールをつないだが、得点には至らない。終盤に立て続けに相手のCKにあうが、なんとかしのぎきりスコアレスドローで試合終了となった。




5連戦の疲労もあってか、昇格組の関福大にまさかのノーゴールに終わった関大。全国の舞台で戦っていくためにも、コンディショニングと選手層強化が課題となった。「1試合1試合が決勝になっていく」(前田監督)と、もう引き分けすら許されない状況。1週間後の第7節はここまで6戦唯一負けなしのびわこ大と対戦する。真価を問われる一戦となりそうだ。【文:牧野文音/写真:牧野文音・大森一毅】

▼前田監督
「やっぱり後半になると、相手の鋭い攻撃を止めれなかったりという場面が何回かあったけど、ああいう場面でしっかり力が発揮されるためにはコンディションが大事になってくる。そういう意味でもフレッシュな選手を何人か使った。けがとかが重なってFWがなかなかいないので、いろいろ兼ねてああいうポジションになった。MF三木仁はかなりハードに戦ってくれたし、予想以上にやってくれた印象。DF堤は本来はもっとできる選手。何回かいい場面はあったので、そういう回数がもっとあれば本来の力が発揮できるかなと思う。DF木邨はうまく守れているところもあったし、もうちょっと課題もある。(試合全体を通して)どうしてもゴールの前までは行くけど、ビックチャンスにはならなかった。コンディションを合わせることと、サブの力がもうちょっと必要になってくる。次は1週間空いて試合にいけるけど、どこの相手に対しても勝ち点3を取っていかないとインカレに出れない。1試合1試合が決勝になっていく」
▼MF谷岡
「昨日の練習の時はめちゃくちゃ体がきつくて、監督にも心配はされてたけど、いけるところまでいきますと言っていた。でも今日は思ったより自分の中で動けていた。後半の飲水前後にきつさはあったけど、もう少しいけたかなという感じはある。水曜日にC大阪とやって、Jの実力を身に染みて感じることができて、それを忘れないように今日はやろうと自分の中で思っていた。そのテンションでいけたことが個人的な良さにつながっていたと思う。自然と体も動いたし、やっている時に圧倒しなきゃいけないと思ってプレーできたので、そういう面ではまあまあ良かった。(いつもと違うメンバーだったが)今後全国とかに出た時にもこういう連戦はある。その中で、何が起こるかわからないし、けがとかもあると思うから、メンバー変えてこういう結果だったのはだめ。スタメンで出してもらっている僕の身とすると、今日抜てきされた人にはもうちょっとギラギラしてやってほしい。あとはやっぱり、いつも出ている選手が途中から出ることもあったけど、そういう選手が入ってもっとやれるというのを示してほしかったというのが個人的な感想。攻撃的なスタイルを貫くなら得点力は課題になってくるし、決めなければいけないし、チームの特徴にしていかなければいけないので突き詰めていきたい。守備の部分でも、今日ショートカウンターを受けてゼロに抑えられてはいるけど、相手のミスだったりで(ゼロに抑えられた)。セレッソの時がそうだったけど、クオリティが上がると1回のミスで確実にゴールまで来られるし、今日は学生リーグだから決められなかったと言っても過言ではないと思う。あの試合を基準にして、自分たちはもっと締めてやっていかないといけないし、そういう部分をもう1回チーム全体でやっていきたい。学生リーグは続いて行くけど、慢性的な疲労も溜まっていると思うし、まずはとにかく休むというのと、そこから1週間後に100でできるように調整する必要がある。休むところとやるところはっきりできるようにして、自分もそうだけどチーム全体として意識を考え直して過ごしていきたい」
▼GK山田和
「5連戦の最後は関西福祉戦と分かっていた。自分自身もセレッソ戦からスタメンに絡めた。緊張よりはもっと自分を出してやろうという気持ちでやっていた。メンバーも入れ替わっていてコーチングは意識して気にかけていた。(自身のプレーについて)コミュニケーションの面はTOPで2試合目の出場だったのでまだまだ荒いところはあった。今日に関しては後ろでのコミュニケーションは取れたし、自分の力を出して0で抑えられたことは良かった。(コーチング面での意識)リスク管理のところ。実際、5連戦最後でしんどい選手もいた。相手に前を向かれた時のカウンターの守備の対応での声かけは特に意識した。(次節に向けて)自分はまだスタメンが決まっているわけではない。TOP5人のGKの中で高め合って自分自身がうまくなって勝利に貢献したい」
▼MF足立
「相手は後ろからつないでくるチームという印象があった。前からはめにいって抑えて取り切ることを意識していた。(自身のプレーについて)ここまでけがで出れなかった中で前のセレッソ戦で復帰できたが、自分が流れを変えることができなかった。今日は得点やアシストでチームに貢献したいと思っていたが、どちらもできず自分の力不足を感じた。(FWでの出場について)基本的には自分は左サイドが多かった。FWの2トップの一角で出場して監督からは自由に動けと言われていた。うまく周りを生かしながら自分がフィニッシュに絡むことを意識していた。(次節に向けて)1試合も落とせない展開が続いている。勝ち点3を取れるように練習から質を高めていく、その上で来週は勝ち点3を取れるようにしたい」
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