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いちょう杯、笑顔の終幕。

いちょう杯、笑顔の終幕。

◇令和2年度いちょう杯◇9月22日◇和歌山県立体育館◇

【男子個人総合】
4位 石村 一隼(人4) 64.050
5位 奥 承太郎(文2) 63.250
15位 中路 秀真(環都4) 51.750
17位 井本 雅也(人4) 50.050
26位 武田 和洋(環都4) 26.350

【男子ゆか】
2位 奥 11.05

【男子あん馬】
5位 石村 10.65
6位 中路 10.55
8位 井本 10.35

【男子つり輪】
1位 石村 10.85
2位 奥 10.60

【男子跳馬】
1位 奥 12.15
4位 石村 11.50
6位 井本 11.00

【男子平行棒】
8位 石村 10.65

【男子鉄棒】
5位 石村 10.70
6位 奥 10.60

【女子個人総合】
8位 高里摘実(経4) 7.30

【女子ゆか】
7位 高里 7.30

※古川智英(商1)はオープン出場。梅影あかり(安全4)はキケン

新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年の大会はことごとく中止に。かろうじて全日本インカレは行われる予定だが、インカレに出場できるメンバーは限られている。大学で器械体操を始めた選手も多い4年生にとって酷な状況だった。「このまま試合もなく引退かなって思っていた」と井本は振り返る。そんな中、大阪大学体操部主催のこの「いちょう杯」に関大勢も参戦することが決定した。「こういう大会があって、そのために結構練習も頑張れたので、最後の年、本当に良かった」と武田。最後の勇姿をこの大会で披露した。

男子1組は、石村、井本、中路、武田の同期4人で構成された。はじめの種目はゆか。試合に初めて出たという武田は長い間練習し続けた、前宙ハーフに挑戦した。演技中盤に見事、技に成功。応援席からも拍手があがった。

△武田

続くあん馬では、石村が5位、中路が6位入賞。石村は「苦手なあん馬が最後まで通ったのが良かった」と振り返った。次のつり輪でも、石村は種目1位と好成績。ひと種目を終えるごとに、仲間を称え合い、なごやかな雰囲気で競技を進めていった。

△石村

跳馬では、中路がツカハラに挑戦。以前使っていた技から1段階レベルを上げた。思い切って走り出し、見事成功。「なんとかできて良かった」と笑顔を見せた。

△中路

1組の5種目目は平行棒。この競技で井本は先週、脳震盪を起こし、不安があった。いちょう杯でも平行棒の着地のあとフラつくも、最後まで演技をやり抜いた。「最後まで持っていけたという点では良かった。そこが一番かな」と自身を称えた。

△井本

男子1組と同時に奥、古川が男子3組で出場。奥は「結構挑戦した演技だった」と話したが、跳馬で1位、ゆかでは2位、さらに個人総合でも5位に入り、上々の成績を収めた。古川は順位に入らないオープン出場だったが、1年生ながら堂々たる演技で、大学初戦を華々しく飾った。

△奥
△古川

女子の競技には高里が出場。ゆかで可憐な演技を披露した。「ノーミスでいけたので良かった」。今年入学した経験者の1年生にも技を習ったという高里は、「短い間やったけど一緒に練習できてすごく楽しかった」とラストイヤーを振り返り、最後の試合を笑顔で終えた。

△高里
△高里(右)と梅影

4年生は口々に「同期と試合に出れて良かった」と話した。先行き不安なコロナ禍で、検温やマスクなどしっかりと対策をした上で大会を迎えることができた。挑戦した技を決めてやり切った選手も、ミスに終わり、悔やむ選手もいた。しかし、どの選手も、最後は仲間と共に戦えたことに対して満面の笑みを浮かべていた。関大器械体操部としては、10月末に全日本インカレを控える。イレギュラーな1年だったが、最後は笑って集大成を飾りたい。【文/写真:勝部真穂】

▽武田
「初めて試合に出て、めっちゃ楽しかった。練習してきた同期たちと大会に出れてすごく良かった。関関戦がなくなって、もう今年は試合ないかなと思っていたが、こういう大会があって、そのために結構練習も頑張れたので、最後の年、本当に良かった。(一番良かった種目は)ゆか。一番好きな種目で、ゆかばっかり練習してきた。その中で、前宙ハーフという技を大会でちゃんと立てたのでめっちゃうれしかったし、その後も調子が良くてすごくいい試合ができた」

▽石村
「今日は渋かった。最後の試合だったので、練習したことを全部出せたらいいなって思っていたけど、何個か失敗したので、ちょっと渋いなと思って。こうやって、同期そろって試合出ることとかあんまりないので、そこはすごく楽しかった。もともと関関戦に向けて練習をしていた。2月3月から通し込んだりして仕上げていたのに、コロナで練習できなくなって、3カ月くらい自粛して、リセットされた。もともと思っていた構成ができなかった。ちょっと悔いが残る結果になってしまった。やり切った感はあるが、思っていた構成ができなかったのが悔しい。(今日一番良かったところは)苦手なあん馬が最後まで通ったのが良かった」

▽中路
「ミスしちゃったんですけど、最後の試合ということで、今まで挑戦してきた技ができたので良かった。(挑戦した技というのは)つり輪で2回回って降りるとか、跳馬でツカハラという技をするとか。今までは(跳馬で)転回っていう一番簡単な技をしていたが、1個レベルを上げた技がなんとかできて良かった。ミスしたけど出し切れたので良かったと思う。(同期のメンバーと回ったが)周りのメンバーも、ずっと(一緒に)やってきた仲間たちなので、そういう意味では一緒に最後回れて楽しかった。(自分の演技で良かったところは)前半3種で2個ミスしちゃったが、残りの後半3つをミスなくできたっていうのが良かった」

▽高里
「3回目の試合だったが、ノーミスでいけたので、良かったなって思った。(一番良かったところは)側宙が、最近まで結構失敗ばっかりしていたけど、試合でちゃんと成功して良かったなって思う。限られた練習の中で、ゆかだけだったというのはあるが、集中して自分なりに考えてここまでこれて、良かったかなって。(女子の選手が増えたが)1回生が2人増えて、どっちも経験者やから、側宙とかもいろいろ教えてもらった。だからできるようになったっていうのもあるかも。(そんな後輩たちにメッセージを)短い間やったけど一緒に練習できてすごく楽しかった。これからも楽しく頑張ってほしいなって思います」

▽井本
「4回生の初心者組でみんなで回って出れたというのが一番うれしかった。それがうれしすぎて、試合も楽しかった。(今年は関関戦もなく)引退が微妙な感じになってしまった。このまま試合もなく引退かなって思っていた中で試合できて、最後同期のみんなで回れたっていうのはうれしかった。(自分の演技で一番良かったところは)先週くらいに平行棒で1回脳震盪を起こしてしまって、平行棒までもつかもわからなかったが、着地自体は平行棒の時失敗してしまったが、最後まで持っていけたという点では良かった。そこが一番かな。(大丈夫ですか)今も結構クラクラしてる。(最後の試合だったが)気持ちよく終われたので、やっと引退という感じ。実際に練習に行かなくなったら寂しさも出てくるのかなと思う」

▽古川
「(得点を取っても順位に入らない)オープン参加という形で今回大会に出場させていただいて、その中で今回は順位というよりも自分がどれだけ今の実力があるのかというのを重点に置いて大会に臨んだ。大学初めての試合ということで緊張はあったが、その中でも先輩方が雰囲気作ってくださって、のびのびと演技することができたので良かった。とりあえず全種目ミスなく終わることができたということが一番良かった。足を少しけがしてて、ゆかと跳馬がもともと予定していた演技ができなくて、技の難度を落として臨んだ。その中でも目標としていた点数に到達できたということは自分の中でも成長かなと思う。10月に全日本学生選手権があるので、そこで2部の個人優勝を狙えるように頑張りたい」

▽奥
「結構挑戦した演技だったので、それでこの順位だったら内容的には良かった。まだ練習不足が多々あって、納得いってはないが、これから課題を修正していけるようにしたい。(課題とは)雑な部分が目立ったので、そこしっかり練習して安定させることで、試合でも練習やってきたという自信を持って取り組めると思う。不安をなくしていく練習をしていきたい。(良かったところは)難度点を上げた構成で組んで、納得はいってないが、ちゃんと通して最後までやり切ったというところは自信がついた試合だった。今は全国規模の大会には出れないが、もっと頑張って全国インカレとかのメンバーになれるように頑張りたい」

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