◇第27回大阪選手権大会大学予選Bブロック決勝◇対大体大◇3月29日◇JーGREEN堺◇
【前半】関大1ー0大体大
【後半】関大2ー0大体大
【試合終了】関大3ー0大体大
GK 長澤
DF 松尾、髙橋、夘田、川島
MF 深澤、谷岡、平松、足立
FW 西村、久乗
準決勝から中3日。勝てば大学代表となる大切な一戦に挑んだ。相手は昨年の関西学生選手権大会でPK戦の末敗北を喫した因縁の大体大。TOPチームの真価が問われる一戦に多くの部員が応援にかけつけた。準決勝に続いて練習から取り組んできた連携を生かし、前半に幸先よく1点を先取。後半はさらにプレー精度を高め2点を追加し、終わってみれば3-0で圧倒。大阪選手権大会本戦への出場を決めた。


序盤は自陣でボールを失い、ゴール前に持ち込まれる場面が目立った。だが、DF髙橋直也(商2)、DF卯田康稀(文3)の両センターバックが体を張り、間一髪のところでしのぎ切る。攻撃面ではセットプレーでの好プレーが目立った。前半最初に獲得したコーナーキック(CK)、キッカーはFW西村真祈(法2)。このボールにMF足立翼(人3)が反応し、こぼれ球にMF深澤佑太主将(社3)が詰める。しかし、シュートは相手GKの好守にはばまれた。


その後は、一進一退の攻防が続く。しかし、DF松尾勇佑(文3)が持ち前のキレのあるドリブルで相手を置き去りにし、チャンスを演出。流れを引きよせる。だが、ここでまさかのアクシデントが起こる。今シーズンから10番を背負うFW久乗聖亜(政策3)が負傷により前半17分にピッチを後にする。代わりに入ったのは昨年リーグ戦チーム得点王のFW百田真登(経2)だ。FW陣の層の厚さが目立ち、関大の猛攻は続く。選手交代後もFW西村、MF足立、DF川島功奨(社1)のコンビネーションで相手を翻ろう。左に展開し、DF川島が抜け出したが、シュートは相手GKの正面に。MF谷岡昌(社2)が意表を突き、遠い位置からシュートを放つなど、幾度となくチャンスを作るもゴールは遠い。



直後にもMF平松功輝(情3)のボール奪取からFW西村にパスを供給。2人のパスワークから最後はFW西村がフリーでシュートを放つ。しかしながら、ゴールには収まらず枠の上へ。この日一番のチャンスを生かせず、FW西村は頭を抱えた。しかし、新たな関大の点取り屋はすぐに汚名返上。直後の前半39分に相手のミスを見逃さずにボールをカットし、シュートチャンスを作る。相手GKの飛び出しを確認し、落ち着いてゴールに流し込んだ。持ち前の得点きゅう覚を見せつけ、是が非でもほしかった先制点を獲得。終了間際には、GK長澤輝(政策2)のビッグセーブもあり、そのまま1点リードで試合を折り返した。




後半に入ると関大の勢いはさらに増す。準決勝から好プレーを見せるMF足立とFW西村のコンビネーションには会場が沸いた。後半15分のピンチにはDF髙橋が落ち着いて相手の攻撃を阻止する。



ここで、MF足立に代えてMF前田龍大(人1)を投入。その前田がいきなり見せる。後半26分にFW百田のパスからMF前田が左サイドを突破し、クロスをあげる。これは相手に当たるもCKを獲得し、チャンスを演出した。このチャンスにキッカーはMF深澤。右足で蹴られたゴールに向かってくるボールに飛び込んだのはDF卯田だ。後半も折り返しの時間帯に貴重な2点目を手にする。2点のリードを奪った後でも勢いは落ちない。直後の31分にDF松尾のパスからFW百田がシュートを放つ。これをゴールに流し込み3点目。電光石火の2発で相手を一気に突き放した。



その後は危なげない試合運びを見せる。後半38分には今季公式戦初出場のMF堤奏一郎(社2)を始めとする3選手を同時投入。DF川島が相手の攻撃の芽を摘み、シュートを防ぐなど最後まで集中を切らさない。終わってみれば3-0で快勝。相手の倍以上のシュートを記録し、圧倒した。




練習試合や準決勝で課題となっていた後半の失点もこの日は危ない場面すら作らせず、無失点。昨年のリーグ戦上位校相手に交代選手も活躍を見せ、盤石の試合運びを繰り広げた。大学代表の座を手にし、大阪選手権大会本戦への出場が決定。来月2日には関大FC2008と対戦する。関大対決が実現し、どちらに軍配が上がるか注目が集まる。【文:大森一毅/写真:牧野文音】
▼前田雅文監督
「練習試合、公式戦含めこれまでの試合の流れの中でスムーズに勝てていたというところで準決勝と同じメンバーで挑んだ。(試合を振り返って)立ち上がりからアグレッシブに自分たちの形の中でゴールに迫るパス交換ができていた。なかなか点が取れないイメージだったが、相手のミスをFW西村が見逃さず得点できた。自分たちの流れからではなかったが、いいリズムが得点につながってよかった。2点目、3点目もほしいところでDF卯田とFW百田が決めてくれたのでうまく試合運びができた。守備面では、相手がビハインドの状態で攻撃を受ける形にはなったが、別に関大が相手に対して力が大きく勝っているわけでもない。そのような形になるのは仕方ない。最後のところでチャンスを作らせなかった点はよかった。(アクシデントの影響)FW百田は常にアラートの状態で準備ができている選手。心配はなかったが、FW久乗と特徴が違う点と交代カードを早々に1枚使ったところで不安はあった。結果的には勝てたのでよかった。(準決勝からの改善点)練習試合でも後半立ち上がりに失点して流れが悪くなることがあった。そういう点を選手が改善してくれたのでよかったと思う。(深澤キャプテンへの評価)プレーでタフなところ、アイデアや技術でレベルが高い。キャプテンシーの部分でも技術的な部分でもよくチームを引っ張ってくれている。(今後の課題)自分たちの得意とするパス交換の中で相手を崩していく。そういう時間がどの大学に対してでも作れるようにしなければならない。さらにその時間を延ばしていけるようにすることが自分たちの完成形に近づくと思っている。(次戦に向けて)今、コンスタントに得点を重ねてくれている。 FW 陣が緊張感とリラックスの絶妙なバランスで得点することによって精神状態が保てるようになると思うので引き続き頑張ってほしい」
▼DF髙橋
「昨年(関西選手権でPKを蹴って)負けた相手だったので、リベンジではないけど、絶対勝ちたいという気持ちで入った。体大に対して結構悔しさを持ってたので、勝ててよかった。体大は戦うチームなので、自分も球際とかでは負けないようにと思っていた。(準決勝の大経大戦は)後半、自分達の入りが緩くて失点して、悪くなっていってたけど、今日は声を掛け合って、やることチームで徹底してやれてたのでよかった。大経大戦では引き込んでしまったり、戦えてない場面が多くて押し込まれる場面もあったので、今日は前から前からやろうと(球際も激しく行った)(関大ダービーは)絶対に勝ちます」
▼MF深澤
「去年の関西選手権で負けて全国大会を逃すという、因縁の相手でもあったので、チームとしてしっかり、今年の関大違うぞというところを見せよう、勝とうとみんな強い意気込みを持ってゲームに入った。けがのアクシデントで交代してしまった場面もあったが、途中から出てきた真登(=FW百田)がしっかりチームに馴染んで、1点もたらしてくれたのと、交代したFW久乗もすごくベンチから声をかけてくれていたので、そこも含めてチームの雰囲気は良かった。やっぱり応援がいるというのはピッチで戦っている僕らからしても心強いし、しっかり苦しい時にも応援の方を見たら頑張らないといけないという気持ちになるになれる。僕たちTOPチームがピッチで表現するという部分で、応援がいると頑張れるし、心強いし、やっぱり関大の応援ってすばらしいなと、今日改めて感じてかみ締めた。(自身のプレーについて)2アシストできたけど、ゴールはないし、まだまだ満足のいくプレー、結果ではない、まだまだもっといけると自分でも思っている。(2日の関大ダービーに向けて)同じチームで、日々切磋琢磨している仲間。でも、相手は失うものがなくて、強い気持ちを持って向かってくると思うけど、その中でTOPチームが負けてしまうのではなくて、しっかり今年のトップチームは強いんやぞという、TOPチームとしてのあるべき姿を見せつけれるようにやっていきたい」
▼FW西村
「前半アクシデントがあってFWの相方が代わってしまった。元々想定していた攻撃スタイルとは違った形の入りになった。その中でチャンスを作っていたが、決めきれない場面が続いてた。前半ラストのところで相手のミスから奪ったボールをゴールに流し込んでリードして折り返せたのはよかったかなと思う。後半は立ち上がりが悪いことが課題としてあったが、相手に合わせることなくうまく入れた点はよかった。そこで、2点、3点と取れたところが勝負を決めたと思う。(得点シーンを振り返って)その前のプレーでフリーで放ったシュートをふかしてしまった。得点シーンは相手GKが飛び出してきているのも見えていたので流し込めば入ると確信をもってシュートを打てた。(応援の影響)昨年は、応援がなかなかできなかった中で今年はたくさんの部員が応援に来てくれている。マネージャーやトレーナーも含め、勝利を共にしてくれる人たちのためにいい結果が届けられてよかった。(献身的なプレーが目立っていたが)基本的に今年のFW陣が裏抜けという感じよりはつなぐプレーのピースになる選手が多い。その中で受けてはたいてというプレーは常に意識して取り組んでいる。(リーグ戦での得点王への意識は)自分自身今年から試合に出れる機会が増えた。その中で個人タイトルへの意識はプロに行く上で必要になると思う。でも、まずはチームの勝利を第一に考えて取り組んでいきたい。(次戦に向けて意気込み)次の試合の相手は関大FC。TOPチームとして絶対に負けられないのでおごることなく、実力を出し切って勝利をつかむ」
▼FW百田
「昨年たくさん試合に出させてもらってる中で、今はサブという立場で、ここをひっくり返すためにはやっぱり結果が一番大切やと思っていたので、なんとしても点はとってやろうと思っていた。聖亜(=FW久乗)くんのためにもという思いも持ってピッチに立った。チームも多くチャンスを作れていたので、1点取れるようなチャンスはくるなと考えていて、そうしたら勇佑君(=DF松尾)が中に入ってきてくれた。いいタイミングで目が合って、パスが出てくれたので、あとはしっかり枠に飛ばすということだけ意識して決めれた。あれはもう勇佑くんの得点かなと思う。ゴールを取れたのはよかったが、(自分のプレーに)全く満足感はない。自分の課題でもあるつなぎの中での質や、受けた時の質がまだまだ低くて、情けないと感じながらプレーしていた。これから練習して修正していきたい。(FW陣のスタメン争いが激しいが)レベルが高い中で争えるというのはすごくいいことだと思う。自分としては17番を背負わせてもらっている中で、ベンチにいるっていうのは17番としては良くないと思っているので、競争は激しいけど、しっかり結果で示していきたい。17番は関大のエース番号で、エース番号と認識してもらえるようにも頑張りたい。(関大ダービーに向けて)自分がFCの選手やったら絶対TOPの選手食ってやろうと思うし、受け身じゃなくて、自分達もしっかりFCに勝って次に進むんだという気持ちが大事になる。チャレンジャーの気持ちを持ってしっかり勝つ。自分もしっかり得点という形でチームに貢献できるように頑張りたい」
コメントを送信