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◇令和3年度西日本学生秋季リーグ戦2日目◇11月28日◇東和薬品RACTABドーム

【第5試合 対帝塚山大】

◯関大4-3帝塚山大

●57㌔級 野坂0―4中村悠

◯61㌔級 小林3―1中村笙

◯65㌔級 鳥羽0―4川添

◯70㌔級 上4-0辻󠄀本

◯74㌔級 喜多4-0松村

●86㌔級 脇田1-3古田

●125㌔級 不戦敗(0-5荒木)

【第6試合 対大体大】

●関大2―5大体大

◯57㌔級 野坂3-1村山

●61㌔級 小林1-3大石

◯65㌔級 岸田5-0曽山

●70㌔級 上1-3濱口

●74㌔級 脇田1-4前薗

●86㌔級 喜多1-3上田

●125㌔級 不戦敗(0-5向江)

1日目を無敗で終え、いい流れで迎えた秋季リーグ2日目。関大は125㌔級を棄権しているため、各試合で許されるのは2敗まで。不利な状況ではあるが、チーム一丸となり戦い抜いた。帝塚山大との一戦は逆転勝ちを収めたが、優勝が決まる試合では流れにのまれ、勝利には届かず。チームは1部昇格を逃し、4年生は悔しい引退となった。

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第5試合では帝塚山大と対戦。初めに登場した脇田泰之(人4)は序盤に4点を許し、厳しい展開に。2点を返し第1ピリオド(P)を終えるが、その後も巻き返すことができず白星を持ち帰ることはできない。

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△脇田

続く野坂優太(人3)は序盤は互角の戦いを見せ、両者ともに点数は動かない。しかし、第1Pも残り僅かのところで背後からホールドされると、そのままローリング。連続で点数を奪われ、テクニカルフォール負けとなった。

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△野坂

後がない関大。3番手の喜多涼真(人2)は積極的に攻撃を仕掛け、得点を重ねる。最後はタックルから相手の背後に入り、テクニカルフォール勝ち。この日のチーム初白星を飾り、流れを止めた。

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△喜多

鳥羽隆行(人4)はいきなり背後に回り込み先制。その後足首をつかまれるピンチを迎えるも、そこから二度の投げ技でさらに得点。テクニカルフォール勝ちを収めた。

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△鳥羽

同点の状況から小林風斗(経2)が登場。第1Pではアクティビティータイムで決めきれずに1点を献上する。しかし、第2Pで相手に二度のアクティビティータイムが課せられ、両者技を決めることなく2点を獲得。残りの30秒も耐え抜き、3勝2敗とした。

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△小林

勝利の行方は上太一主将(社4)に託された。第1Pでローリングを決めるなど、7点を獲得する。第2Pでも次々に技を決め、11―0と圧勝。無敗で最終試合を迎えることとなった。

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△上

泣いても笑っても最後の試合は、同じく無敗の大体大と対峙(たいじ)。1番手の喜多は第2P中盤までにお互いがアクティビティータイムから1点を獲得する。しかし、残り約1分でタックルを仕掛けるが、逆にひっくり返されて2点差とされる。その後1点差に追いつくが、健闘むなしく敗北を喫し、悔しさをにじませた。

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△喜多

続く野坂は第1Pから積極的な攻撃で6点を獲得する。試合終了まで残り15秒で2点差に追いつかれるが、なんとか逃げ切って勝利。手に汗握る攻防で会場を沸かせた。

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△野坂

3番手の脇田は押され気味の展開に。場外に押し出されるなど、第1P終了時点で9点を奪われる厳しい状況に立たされる。第2Pでは序盤から相手を押し出して1点を返すが、残り約40秒で点を取られ、テクニカルフォール負けとなった。

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△脇田

これ以上負けられない状況で岸田宝來(たから=文3)が登場。試合が始まると素早い攻撃でいきなり8点を獲得する。そして開始わずか38秒でフォール勝ち。関大に流れを取り戻した。

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△岸田

2勝2敗で小林が対決を迎える。開始すぐに背後に回り、まずは2点。その後均衡状態が続き、第2Pに突入する。しかし、中盤にはアクティビティータイムで決めきれず1点差とされ、さらに背後に回られ痛恨の逆転を許す。だがすぐに同点に追いつき、試合は残り1分。タックルを仕掛けられ、3-5に。反撃するも、追いつくことはできなかった。ここで関大の優勝は消え、同時に1部昇格の目標もかなわぬものとなった。

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△小林

最後に登場した上は、この日最大の盛り上がりを見せる接戦を繰り広げる。開始20秒で相手の背後を捉え2点を獲得すると、さらにローリングを決めて点差を4に広げる。しかし、すぐに4点を返され試合は振り出しに。その後互いに2点を追加し、6-6で試合を折り返す。第2P開始30秒で背後を取り2点を奪うが、形勢逆転を繰り返し10―10。だが、残り約1分で逆転を許し、その後逆転することはできず。上はその場でひざまずいた。

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△上

リーグを5勝1敗で終え、最終結果は2位。 「このチームでは最後の試合だったので残念ですけど、全員で戦えて楽しかった」と上主将は振り返った。しばらく遠のいている1部昇格を、次の世代で果たしてみせる。【文/写真:上田紫央里】

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△表彰式後の4年生

▼上主将
「(今日を振り返って)最終戦までずっと勝ってて、それまでずっといい流れで来ていたんで、2部優勝して1部リーグに上がりたいと思ってやってたんですけど、残念ながら悔しい結果になってしまって、優勝出来なかったことは悔しいです。全試合ほぼ僅差で負けたというのが悔しくて、このチームでは最後の試合だったので残念ですけど、全員で戦えて楽しかったし、結果は出なかったですけど思い出には残りました。(試合内容について)帝塚山大戦は緊張していて体が動かないというのはありましたけどちゃんと勝てましたし、大体大の時は勝ち数的に負けていたんで、どうやってもチームとして勝てることは無かったですけど、最後の試合やしキャプテンの意地見せて勝ったろうと思ってたんですけど、負けてしまったことだけには悔いが残ってます。(4年間を振り返って)関大は他のチームに比べて人が少なくて、でもその分みんな仲良いし、練習も厳しくはあったけどオフの日はみんなで遊んだり、また高校スポーツとは違った学生スポーツの良さを味わえた4年間でした。(同期に向けて)全然キャプテンの素質とかないんですけど、みんなが支えてくれたから最後までできたと思います。(後輩に向けて)来年こそ絶対に2部優勝してリベンジしてください」

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