◇2021年度関西学生バスケットボールリーグ戦第7日目◇対大院大◇於・ノーリツアリーナ和歌山◇
[第1Q]関大20-6大院大
[第2Q]関大22-19大院大
[第3Q]関大7-12大院大
[第4Q]関大18-9大院大
[最終結果]関大67-46大院大
関大バスケ部インカレ出場に向け、負けられない戦いが始まった。2次リーグ1戦目は、対大院大。試合開始直後から気迫あるプレーで試合の主導権を握ると、リードを守り切り、大院大を下した。

第1クォーター(Q)、西村晴人(商3)の放ったスリーポイントがリングをくぐり、関大は先制に成功する。さらに、糸瀬公平(人3)がスティールから得点を挙げ、チームを勢いづける。福島大智(法3)からの巧みなパスに武村壮二郎(人3)がゴール下、糸瀬がレイアップを決め、相手を突き放す。タイムアウト後も流れを変えることなく、武村がバスケットカウントで3点奪う。オフェンスだけでなく、相手を6得点に抑えるデフェンスを見せ、14点差をつけて第1Qを終える。




「今日スリーポイントをたくさん決めることができて、今までの分をとりかえせたかなと思う」と、岸拓也(経4)。第2Q開始約4分後に、この日1本目のスリーポイントを決める。さらに、中盤には2本連続でスリーポイントを沈め、点差を広げる。点の取り合いが続く中、関大はデフェンスリバウンドを奪い、得点を重ねていく。終盤にも岸の勢いは止まらず、2本のスリーポイントを沈める。岸は持ち味のスリーポイントで、このQ15得点を挙げる活躍を見せた。



17点のリードで迎えた第3Q。後半も西村がミドルシュートを沈め、好スタートを切る。しかし、要所でなかなかシュートを沈められない時間が続く。連続でシュートを沈められ、点差を縮められる場面もあったものの、終了間際に佐藤涼真(人1)がシュートを沈め、リードを守り切る。



最終Qも関大が主導権を握ったままの試合展開となった。この日一番の盛り上がりを見せたのは、開始約2分後に岸がリングへ沈めた6本目のスリーポイント。それに続くように西村、糸瀬がシュートを沈め、さらにリードを広げていく関大。第1Qからのリードを最後まで守り切り、試合終了を迎えた。




終始白熱したプレーで大院大を破り、白星を飾った関大バスケ部。2次リーグ、待ち受ける次の相手は関学大。「勝った方がインカレ」。この関関戦で勝利をつかみ取り、全国への道を切り開く。【文:石井咲羽/写真:宮本晃希】
▼ラディオノフ・ユリアンヘッドコーチ
「(今日の試合を振り返って)難しいゲームだった。 簡単そうに見えるかもしれないが、簡単ではなかった。次に、プレイヤーの皆さんに感謝する。誰もがみんなで戦っていて、準備ができていて協力的だった。今日のようにチームの選手たちがこのように協力的だったのを見てうれしかった。次のゲームでも同じままでいられることを願っている。(今日のゲームプランについて)今日のゲームプランでは勝つことだった。一週間、真剣に私たちはこのゲームの準備をしてきた。 今日私たちはそれができたと思う。昨日よりも誰かのミスに対して少しうまくプレーした。 そしてチームのシュートのパーセンテージは昨日よりも良くなっていた。私たちははるかに自信を持てた。(良かったプレーや時間)今日のゲームでは、晴人(=西村)や岸だけでなく、ベンチプレーヤーも誰もがうまくプレーし、チームに貢献した。コートに立つすべての人が自分達の仕事をきちんとやった。(次戦に向けて)私達は次の試合に向けて準備をして、練習に取り組む。私たちは次戦に向けてこれまでよりもっと準備をしなければならない。また、私たちは関学大の強い面を知っています。入る準備ができている必要がある戦いになるだろう」
▼岸
「(今日の試合を振り返って)最初からあげていこうっていう話はしてて、うまいこと点差が開いて、入りからいい流れができました。デフェンスリバウンドもしっかりとれていて、それが4クォーターともできていたので、次につながるいいゲームになったかなと思う。(自身のプレーについて)今までそんな決められてなかったんですけど、今日スリーポイントをたくさん決めることができて、今までの分をとりかえせたかなと思います。(チームの雰囲気について)ああいう流れで来ると全員が声を出すし、それがいいデフェンスにもつながったりするので、非常に良かったかなと思います。(今日の試合で良かった所)1回、点差を詰められたときに、チームで声を出して10点差をずっと守り切れたことが大きかった。(次戦に向けて)全関では勝ってるんですけど、関学大の今日の試合を見ていても、相手に大差で勝ってるし、油断できない相手なんですけど、僕が入部してから1回もインカレに行ってないので、インカレに行けるように頑張りたいと思います」
▼福島
「昨日は出だしが悪かったので、ディフェンスを頑張って、リバウンドを取って、走っていこうということができたので良かったです。そのあたりは試合を通してよくできていたと思います。(相手チームの印象は)相手の30番がエースで、最初は裏をやられていたりもしました。そこは修正しなくてはいけないところだと思います。(序盤の展開は)ディフェンスを頑張ることや、リバウンドでボールを取り続けていたら点差は広がっていくとみんなで言っていました。それが徹底できたからあの点差につながったと思います。(PGとして意識したこと)今日は岸さんが調子よかったので、そこにいつも以上に配球したり、晴人(=西村)が1対1が得意なので、スペースを作ったりを意識しました。(苦しかったところは)3Qの途中ぐらいで点数が止まってしまって、最初は20点近くあった点差も1桁ぐらいになってしまいました。そこは苦しかったです。(次戦に向けて)崚さん(=竹村崚・文4)がけがして、みんなもそうだけど、崚さんをインカレに連れていきたいというのが大きい。みんなで一丸となって頑張ります」
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