◇第69回全日本学生選手権大会2日目◇7月6日◇姫路市立中央体育館
[男子個人組手競技Division Ⅰ]
池田 3位
望月 ベスト8
広沢 4回戦敗退
前野 2回戦敗退
西川 2回戦敗退
大賀 2回戦敗退
[女子個人組手 Division Ⅰ]
小西 2回戦敗退
村山 1回戦敗退
[男子個人形競技]
土橋 ROUND2敗退
石田 ROUND1敗退
[女子個人形競技]
松宮 ベスト8
全日本学生選手権大会(全日本個人)も2日目に突入。池田剛基(人2)が57年ぶりに男子個人組手で3位に輝いた。他にも、望月勇稀主将(かずき=人4)が13年ぶり男子個人組手でベスト8に入賞し、優秀選手にも選出。記録にも記憶にも残る結果となった。
最初に行われたのは女子個人組手Division Ⅰ。1回戦に現れた村山鈴音(情1)は、序盤に上段突きで先制点を奪った。しかし、以降は足取りが重くなり、注意を重ねてしまう。また、終盤相手に立て続けに上段突きを許してしまい、逆転された。巻き返すべく奮闘したが、あと1歩届かず。1回戦敗退となった。

続いて登場したのは小西永遠(文1)。序盤からペースを握り、上段突きで有効を獲得した。その後は拮抗(きっこう)した展開となり、互いに注意を重ね合う。試合が大きく動いたのは残り10秒。小西が相手を倒して突きをしようとするも、上段蹴りを食らってしまう。相手に一本を許し、一気に2点差をつけられた。残り1秒のところで上段蹴りを入れたものの、判定は一本とはならず。2回戦で姿を消した。
続いて行われたのは、男子個人形。まず現れた石田元気(文3)は、クルルンファを演武した。しかし、思うような演武をすることができず、点数が伸び悩む。17.20点でグループ7位となり、ROUND1で敗退となった。
石田の2つ右のコートでほぼ同時に演武を始めたのは、土橋輝太郎(社3)。二ーパイポを披露し、圧巻の演武を見せる。19.70点でグループ1位でROUND1を通過した。続くROUND2ではチャタンヤラ・クーサンクーを演武。緩急のある動きで会場を沸かせたものの、惜しくも決勝に駒を進めることはできなかった。

続いて女子個人形が開始。松宮千夏海(法2)がエントリーした。ROUND1ではクルルンファを演武。18.60点を記録し、グループ3位でROUND2進出を決めた。ROUND2ではスーパーリンペイを披露。決勝進出とはならなかったものの、ベスト8に輝いた。

最後に行われたのは男子個人組手Division Ⅰ。1回戦から出場したのは3選手だ。初めに現れた西川遥輝(法1)は、残り30秒で上段突き、残り3秒で上段蹴りを決め、4-0で2回戦へ。2回戦は、相手にリードを許す展開に。最後まで逆転を目指したがかなわず、2-4で敗れた。

続いて現れた前野魁琉(人1)は1回戦、終始前野のペースで進め、判定の結果4-0で突破。2回戦は、取って取られての試合展開となった。突きで相手に同点に追いつき、そのまま試合終了。相手が先に点を挙げていたため、前野の敗北となった。
1回戦に出場する選手の中で、関大勢最後にコートに立ったのは大賀滉世(人2)。上段突きを2つ重ねて初戦を突破した。2回戦に進出すると、上段蹴りなどを仕掛ける。しかし、中盤に相手に先制点を許した。さらに、残り10秒で追加点を与えてしまう。0-2で2回戦敗退となった。
シードで2回戦から登場したのは、関西王者の広沢暖我(はるが=人3)。激しい点の取り合いとなり、2度も救護班を呼ぶことになった。それでも集中力を切らさなかった広沢は突きを重ね、8-6で2回戦を突破。3回戦は、圧巻の実力を見せた。開始30秒に目にも止まらぬ早さで腹部に突きを入れると、その後も着実に点を重ねる。試合時間を30秒残して6-0で勝利した。しかし、4回戦は暗雲が立ち込める展開に。残り1分で上段突きを連続で決め、2-0とリードする。しかし、上段蹴りを決められてしまい、3-3と同点に。さらに、残り6秒に1点を加えられてしまい、3-4でまさかの敗退となってしまった。
同じく2回戦からの出場となったのは、望月主将。2回戦は0-0で試合終了となったが、積極的な攻めの姿勢を評価され、3-1で3回戦進出を決めた。3、4回戦を勝ち進み、迎えた5回戦は昨年、同大会の準優勝の選手と対峙(たいじ)。攻撃を中段突きに絞り、相手に隙を見逃さず先制点を決めた。その後相手に追いつかれてしまったが、最後まで逃げ切り追加点を与えない。望月主将が先に点を入れていたため、望月主将に軍配が上がった。準々決勝は池田とまさかの関大対決に。善戦したものの、試合は池田のペースで進行し、惜しくも敗れる。しかし、小出コーチ以来13年ぶりの全国ベスト8となった。

最後に現れたのは池田。2回戦は突きや上段蹴りで一気に点を重ね、7-0で3回戦へ。3、4、5回戦を順当に勝ち上がり、準々決勝に駒を進めた。準々決勝は望月主将との同校対決に。だが、動じることなく自身のペースで危なげなく突破し、迎えた準決勝。序盤は相手の中段蹴りを上手くかわし、互いに点を許さない。その後相手に先制点を献上したが、突きで有効を重ね、残り1分で3-1とリードした。しかし、ここから相手が怒涛(どとう)の追い上げを見せ、3点を追加される。それでも最後まで相手を追い続け、残り15秒で同点に追いついた。あと1点が欲しかったが、ここで試合終了。相手が先に4点目を挙げていたため、池田の黒星が決定する。この結果から、57年ぶりの全国3位が確定した。
全国の舞台で歴史的快挙を成し遂げた空手道部。だが、現状に満足していない。勢いそのままに団体でも躍進し、今度こそ全国の頂をつかみ取ってみせる。【文/写真:西村果凜】
▼池田
「(今日の結果は)勝ち切れなかったという悔しさと、ここまで勝てたことがないので、その嬉しさが同時にあります。(一番印象深い試合は)準々決勝のキャプテンと対戦した試合です。普通の人だったら手を抜いて先輩を立てることもあるかもしれませんが、気にせず先輩を投げ倒して勝てたので、それがすごく印象に残ってます。(主将と対戦するにあたって、どのような気持ちで挑んだか)普段から対面練習を一緒にさせてもらってるので、負けるわけにはいかないと思って挑みました。望月主将のことは全部知ってるぞという強い気持ちで挑みました。(今日に向けて心がけたことはあるか)いつも以上のことをやるのではなくて、いつも通りのことをやれば勝てると思っていたので、あまり気負わずに試合に挑むということを心がけました。(9月の関西団体に向けて)今日の結果で僕の名前も多くの人に認識されたと思います。なので、池田はやはり強いなと思ってもらえるように、日々の練習からちゃんとやっていこうと思います」
▼望月主将
「(今日の結果は)うれしいのが一番の気持ちです。今までやってきたことを全て出し切ることができたので、こういう結果につながってすごく嬉しいなと思います。(一番印象深い試合は)5回戦に昨年度準優勝の選手と当たったのが一番印象的です。何回か試合をしたことがある相手だったので相手の戦法は大体分かっていました。技を中段突きだけに絞って、先制点を取れたというのが一番大きかったかなと思います。そこから自分のペースで試合の展開を進めていって、勝ち切ることができたのですごく良かったです。(準々決勝で池田と対戦した)いつも練習で2人組とかをやるので、大きな舞台で試合できたというのはすごく嬉しく思うし、楽しいかったというのが一番の気持ちです。しかし、悔しいという気持ちもあるので、次の関西団体でまた頑張っていきたいなと思います。(今大会に向けてしてきたことはあるか)特に何かをしたというのはないんですけど、日々の一つ一つの練習をいかに自分のためを思って質を高めるかというのはずっと意識してきてやってきました。今回はそれが実ったのではないかと思います。(9月の関西団体に向けて)まずは優勝したいです。団体戦はこれから続いていくので、僕だけが上手くなっても仕方ないので、全員を引っ張れるようなキャプテンになって、必ず優勝できるように頑張ります」
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