◇2022年度関西学生新人大会決勝トーナメント1回戦◇対龍大◇8月21日◇関西大学中央グラウンド◇
【前半】関大0ー0龍大
【後半】関大1ー0龍大
【試合終了】関大1ー0龍大
GK 安田
DF 辻澤、松名、黒川、川﨑
MF 西村颯、上原、岡村、鶴内
FW 松村、大矢
グループリーグを堂々の首位で突破した関大。この試合でも自慢の攻撃力で優位に試合を進めたいところだったが、同じくグループリーグを25得点と勢いにのる龍大に苦戦を強いられる。それでも試合終了間際、右サイドで獲得したFKのチャンスをDF鎌谷一吹(社2)が合わせこれが決勝ゴール。終始苦しい時間が続いたものの、この1点を守り切り2回戦進出を決めた。

試合開始早々、FW大矢瑞樹(情1)を中心に右サイドからチャンスを作ると最初のCKを獲得。キッカーの大矢のボールははね返されたが、こぼれ球をMF鶴内夢士(情2)がシュート。枠を捉えることができなかったものの、この試合のファーストシュートを放つ。そのまま主導権を握りたいところだったが、今度は一転ピンチを迎える。守備の連携ミスからゴール前でチャンスを作られたが、ここはDF松名大輝(法1)がしっかりと対応、決定的な場面を作らせない。



19分には相手のロングボールから自陣左サイドを攻め込まれる。しかし今度はDF辻澤賢(人1)の好守でピンチの芽を摘む。反撃に転じたい関大は26分、左サイドからDF川﨑瑛(商2)がクロスをあげるも合わせられない。さらにDF辻澤からのスルーパスに反応したMF西村颯人(法1)がグラウンダーのクロスを供給。ここは相手のゴール前での高い守備力に阻まれ先制点とはならないが、着実に相手ゴールへと迫っていく。中盤ではMF上原壮(文1)が体を張って相手の攻撃を防ぐ。




前半終了間際、MF岡村真波人(政策2)がゴール前で相手GKと1対1という局面を作りシュートを放つもバーの上。決定的なチャンスを逃してしまう。前半ラストプレーには、大矢のパスを受けたFW松村幸哉(シス理2)が左足を振り切ったが相手GKのファインセーブによりゴールネットを揺らせない。一進一退の攻防が続き、前半を0ー0で折り返す。



後半、最初にチャンスを作ったのは龍大だった。左サイドを崩されGKとDFの間のスペースにボールを出されるも、この試合キャプテンマークを巻いたGK安田翔悟(シス理2)が飛び出しセーブ。チームを鼓舞する。拮抗(きっこう)した試合の中で先に動いたのは関大。MF藤川敏暁(法1)とMF正田拓海(商2)を投入し中盤を勢いづける。この交代が功を奏し、徐々にセカンドボールを関大が拾うようになり攻撃の時間帯が続く。


20分には細かいパスワークからFW大矢がシュート。わずかに右にそれるも相手ゴールに迫り続けた。その後、相手の素早いカウンターを受ける場面もあったが、DF黒川秀誠(経1)が体を入れシュートを打たせない。28分、関大はDF坂上司(政策2)とFW乾天翔(社安2)の2年生コンビをピッチに送り出し、勝ち越しを狙う。果敢に相手ゴールへ迫るものの得点には結びつかない。31分には相手の強烈なシュートにGK安田がファインセーブ。チームの危機を救った。このまま決着がつかないままPK戦になるかと思われた後半46分、右サイドでFKを獲得する。すると途中出場のDF鎌谷がクロスに合わせ劇的なゴールを決め勝ち越し。この1点を守り切りそのまま試合終了のホイッスル。苦しみながらも2回戦突破を決めた。



試合を通してチャンスを生かしきれない場面もあったが、試合終了間際、執念のゴールで2回戦突破を決めた関大。目指すはTOPチームに続く全国大会出場のみだ。目標の舞台まであと2つ、最後まで諦めないサッカーでさらなる高みを目指す。【文:稲垣寛太/写真:牧野文音】

▼GK安田
「新人大会というのは1・2回生だけの戦いで、普段2回生はチーム内でリーダーシップはあまりとらない立場にいるけど、今回は2年生が最高学年ということで、人数は少ないけど1人1人が責任感を持ってやろうということを意識してやった。(初めてのキャプテンだったが)いつもとそんなに変わらずにプレーできたが、それなりに重みがあった。(好セーブも多かったが自身のプレーを振り返って)個人的には最近TOPから落ちてしまって、やってやろうという気持ちがあって、ここで結果をださないといけないので無失点で終われたのは良かった。だけど、チーム全体として1得点であまり物足りなかったので次の甲南大戦に向けて頑張って準備をしていきたい。(課題は)前半は相手の前からのプレッシャーに対してこちらがあまりビルドアップできなくて、シュートを打つ場面も少なかった。だけど後半は相手がばててきたのもあるけど、シュートまでいけたのはよかった。(新人戦での目標は)TOPチームと同じように新人戦も日本一を狙っているので、これからも負けられない戦いが続くので一致団結してやっていきたい」
▼DF鎌谷
「ずっとベンチにいた中で試合を通して苦しい状況で、試合に出るのが怖いなと思っていたけど試合に出たら、点を取りにいきたいなと思っていた。(途中出場でピッチに立ったときの心境は)PK戦になるのは嫌だったのでとにかく点を取りに行くことだけを考えていた。(決勝ゴールを決めた瞬間の心境は)素直にうれしい、ただその一心だった。(2回戦に向けて)今日はベンチスタートだったが、スタメンに食い込んでいけるように頑張りたい」
▼DF辻澤
「全体的に入りがゆるくて、攻撃面でもシュートで終わる場面が少なかったし、守備でも相手のカウンターで攻め込まれることが多くて、最初から集中してできてなかったことが次への改善点だと思う。(守備面でを振り返って)いつもより相手の動きが見えていてしっかりと対応できていた。(試合の入りで意識していたことは)試合始まってすぐに自分のサイドから攻められるのはわかっていたので引き気味で守っていたが、それが裏目に出て攻撃への参加が少なかったからそこを次の試合は修正したい。(決勝点が決まった瞬間は)きつい時間帯で残り時間も少ない状況でゴール前で泥臭かったけど1点取れたことは次の試合につながるかなと思う。次の試合は最初からシュートを打って点を決めていきたい。(次戦に向けて)試合開始からどんどん攻めて相手にプレッシャーをかけて難しいゲームにならずに自分たちのプレーを出せるように頑張りたい」
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