◇第46回総理大臣杯全日本大学トーナメント2回戦◇対順大◇8月22日◇
【前半】関大1ー2順大
【後半】関大1ー0順大
【延長前半】関大0ー0順大
【延長後半】関大1ー1順大
【PK戦】関大4ー5順大
【試合終了】関大3(4ー5)3順大
▼スターティングメンバー
GK 山田和
DF 松尾、夘田、木邨、中西渉
MF 深澤、平松、谷岡、足立
FW 久乗、西村真
▼得点
5分 FW西村真(MF深澤)
28分 失点
45+1分 失点
83分 DF松尾(FW西村真)
102分 FW百田
108分 失点
▼PK戦
関大 ○○○×○
順大 ○○○○○
3年ぶりの全国はまさかの初戦敗退に終わった。関東1部の順大相手に先制したものの、前半のうちに勝ち越しを許す展開に。後半終了間際にDF松尾勇佑(文4)の得点で追いつき延長戦に持ち込むと、延長後半2分にFW百田真登(経3)がこぼれ球に詰めて逆転ゴール。このまま逃げ切りたいところだったが、8分にセットプレーから失点しPK戦に突入した。4本目を相手GKに止められPK4ー5で敗れた。

コロナ禍後、関大にとって初の全国大会となった総理大臣杯。関東のチームと対戦するのも初めての機会となった。試合は開始5分で動く。競り合いからFW西村真祈(法3)がマイボールにすると、MF深澤佑太(社4)のクロスに頭で合わせてそのまま先制。幸先の良いスタートを切った。


そのまま突き放したい関大。MF足立翼(人4)やFW西村真がゴール前で何度かチャンスを作るがシュートまで持ち込めず拮抗(拮抗)した展開が続いた。相手に左サイドを崩されゴール前で何度かつながれると、早いテンポのパス回しからクロスを通され失点。前半も終盤に差し掛かったところで同点に追いつかれた。


その後は関大がボールを握る時間もあったが、中盤で相手にボールを奪われなかなか前に進めない。FW久乗聖亜(政策4)、MF深澤、DF松尾とつないでエリア内に持ち込む場面やMF足立のスルーパスにDF中西渉真(経4)が抜け出す場面もあったが、相手の最終ラインにはね返されてしまう。


終盤は相手に攻め込まれる展開が続き、MF谷岡昌(社3)やDF夘田康稀(文4)の守備でなんとかセットプレーに逃れる。しかし、前半アディショナルタイムにCKを直接頭で合わせられ失点。嫌な時間帯に勝ち越しを許した。



後半は前半とは打って変わり、なかなか得点が動かない時間が続いた。いきなりCKを与えたが、MF平松功輝(情4)などが体を張りなんとかクリア。高く上がったボールにはGK山田和季(社1)が対応しそれ以上の得点はさせない。高い位置でボールを奪われる場面も、後半から入ったDF髙橋直也(商3)がいち早く対応した。



攻撃ではDF松尾がドリブルで何度も持ち上がる。FW久乗がシュートを放ったものの枠を捉えきれず。後半20分にはDF木邨優人(政策2)のパスからMF堤奏一郎(社3)が仕掛けるが惜しくもオフサイドに。MF三木仁太(政策1)とFW百田真登(経3)を投入し流れを変えたいところだが1点が遠い。MF深澤のグラウンダーのCKをFW西村真が折り返しビックチャンスもあったが、得点できないまま試合は終盤戦へ。


自分たちの形でボールをつなげずこのまま試合終了かと思われたが、FW西村真、FW百田とつないでゴール前に迫ると最後はDF松尾が相手をかわしてゴール。残り7分で同点に追いつき延長戦に持ち込んだ。


延長戦ではDF髙橋、DF松尾の縦の仕掛けやMF谷岡のボール奪取から関大の時間を作ったものの、互いに大きなチャンスは作れないまま最初の10分が終了。後半戦最初のチャンスでFW西村真のパスからMF深澤がシュート。相手GKに弾かれたものの、こぼれ球にFW百田が詰めゴール。これ以上ない1点で逆転に成功した。しかし、延長後半8分にCKから再び同点とされPK戦に突入した。



PK戦は関大が先攻。主将・MF深澤が1人目を成功させると、その後はMF濵瞭太(情4)、FW百田と続けて決めお互いに最初の3人が成功。しかし、4人目のMF堤が止められ、関大はもうあとがない状況に。DF松尾も決め、相手5人目のボールにはGK山田和が触れたもののの止めることはできず、初戦敗退となった。




関西リーグ以上に高いレベルでの点の取り合いを繰り広げたが、相手にCK2回とPK5本全てを決められ関東1部校の勝負強さを見せつけられた。全国の借りは全国で返すしかない。関西学生リーグでは首位と勝ち点差1の4位と混戦となっており、1つでも多く勝つしかない状況。全国での経験を生かし、まずはインカレ出場へ。そして、1月1日の国立で関大の強さを証明する。【文:牧野文音/写真:牧野文音・大森一毅】

▼MF深澤
「楽しもうということは声かけていて、やっぱりこんな相手と試合できることないし、そういう意味ではこういう素晴らしい相手と戦えるという中で延長戦しっかり楽しんで勝とうという話をしていた。2泊くらいしかしてないけど、みんなと一緒に居れたのはすごく楽しかった。(試合を振り返って)前半、先制したけど途中からうまくいかなくて、逆転を許してしまったというところはまだまだチームの弱さだったり、ボロが出てしまったのかなと感じている。(関東のチームは)強度とか高いかったけど、セットプレー2発でやられているので、そこはもっとやっていかないと、セットプレーにも強くなっていかないと関東には勝てないんだなと身を持って感じた。でも、自分たちの攻撃だったり良さは全然通用したし、3点取れたので、本当にセットプレーや守備のところを改善していくことと、攻撃面は通用したけどもっともっと伸ばしていって今日みたいな相手に5点とか取れるくらいの力をつけていかないといけない。やれないことはないけど、勝てないのでまだまだ力不足。(通用したのは)コンビネーションだったり、チームとしては通用したし、攻撃のところでは3点取れたということ。(自身のプレーは)球際の部分とか全然やれますし、ただやっぱりアシスト1だけなので、ゴールとか数字という結果でチームの勝利に貢献できなかったところはまだまだ力不足。後期のリーグ戦やインカレに向けても、個人としてもレベルアップしていかないといけない。(総理大臣杯を振り返って)負けてしまったけど、もう成長していくしかないし、関西1位で満足するようなチームじゃないと思うので、全国大会の借りというのは残された冬のインカレで返すしかないと思うので、まずはそこに出る。あとはその前にリーグ優勝というタイトルをまた取って、冬のインカレでリベンジできたら」
▼FW百田
「個人的には関東の大学とやれるというのが、どれくらいのレベルか、どのくらいの差かはかれる大会なのかなと思っていた。今、冷静には振り返ってないけど、やっぱりもっとやらないと素直に感じた。通用した部分としなかった部分があるけど、やっぱりしなかった部分の方が個人的には多かった。もっと練習からやっていたらチームとしてはできるのかなと僕は感じた。やっぱりチームでもっとやって、そうしたら個人も突き詰められると思うので、そういうところがまだまだ。(具体的には)強度の中での質とか、判断とかがやっぱり足りなかったかなと思う。(延長後半での得点を振り返って)自分以外の選手がシュートを打つときは絶対に詰めていて、ほとんどボールはこぼれてこないけど、それを諦めずに何十回、何百回と詰め続けてきて、やっとこの1本が、この舞台でこぼれてきて、そういった準備のところだったりそういった姿勢のところがゴールになったかなと思う。(今後の目標は)もうこの悔しい思いはしたくないし、この借りを返せるのはインカレの舞台しかないと思うので、そこにしっかり出場できるように、日頃の練習からみんなでしっかりやっていきたい。自分としてはサブじゃなくてスタメンで出ないと価値は示せないと思うので、もっとそういったところでアピールできるように頑張りたい」
▼MF谷岡
「練習試合ですら関西以外の大学とやったことないなかで、自分は初めて関東の大学と試合をするとなって、通用する部分は個人的にたくさんあったけど、でもまだまだクオリティ的に足りていない部分もいっぱいあった。順天が攻撃的なチームで、そこの攻撃のクオリティというのはやっぱり差は感じたし、やっぱりマッチアップする17番とか10番の選手も攻撃の部分は差を感じた。そういうところを自分は守備的な選手だけど、最低限の攻撃のクオリティまで上げていかないといけないなと素直に感じた。(全国の舞台は)雰囲気とか、相手の圧力とかオーラというのはやっぱりリーグとは違うし、トーナメントの感覚というのもリーグとは違うし、いつもよりも緊張感はあった。(試合を振り返って)前半は自分たちが勝手に崩れていっただけで、自分の中であまりいい声かけもできていなかった中で2点積み上げられたので、リーグだったら逆転しないといけないけど、最悪同点にすれば延長に持ち込めるというのは全員が考えとして統一されていたので、切り替えてやることやろうと全員で話し合っていた。(試合を通して収穫は)チームとしては、今年は攻撃的なチームで、そこが悪くなったときは自分たちで失点したり、隙が生まれたり、自分たちで後手後手を踏んで相手のペースになるというのはわかっていた。全国に出てきてそううまくいかないというのはもっと理解しておくべきだった。次全国は、またインカレというチャンスがあるので、幸いにもラストチャンスがあるので、まずはそこに向けてこのチャンスを生かすのが大事。個人としては守備でJ1内定の選手とか、高校から名前がある選手とマッチアップして、自分の守備力とかは全然やれたなという感じがあった。でも自分がプロにいくためには、ここでももっと圧倒しないといけない。順天は第6代表で、第1代表でもないので、そういうところはもっとやるべき。攻撃のところはまだまだクオリティ低いなと自分で思ったので、それがいい収穫になるようにやっていきたい。(今後に向けて)リーグで最低で4位以内、最高で優勝して、この経験を生かすのは全国の舞台に帰ってくるしかないので、もう1戦も落とせないし、自分たちがリーグでいい状況かと言われたらまだ全然安全な状況にいないので、2週間空いたところで後期1発目からいい流れに持っていけるようにやっいきたい」
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