◇第96回関西学生選手権大会◇7月22〜24日◇丸善大阪インテックプール◇
昨年男女ともに総合5位で終えた関西インカレから約1年。おのおのが自己ベスト更新を目指し、総合においても上位進出を狙う関大。廣本新(社2)が平泳ぎ200㍍で、先月行われた関西学生チャンピオンシップに続いて優勝を果たし力泳を見せると、女子では横田涼乃(社3)が200㍍自由形で準優勝。長谷川大亮(商4)率いる関大水上競技部にとって来月に開催される全日本インカレに弾みをつける大会となった。

2日目、1番手として女子200㍍自由形予選に挑んだのは横田涼と横田杏圭(環境4)だ。横田涼はスタートから勢いに乗り前半を2位で折り返す。その後も安定感のある泳ぎを見せ続け2位でフィニッシュ。横田杏はスタートこそ出遅れるものの前半終了時には順位を2つ上げ5位につける。後半粘りを見せ上位に食い込みたい所ではあったが徐々に差は開き7位でゴール。しかし2人そろって午後からの決勝に駒を進めチームに勢いをもたらす。


続いて行われたのは、男子200㍍自由形予選だ。植野零(法2)、印南澄空斗(法1)、萩原涼介(社2)の3選手が登場。印南は自己ベストまで1秒に迫る好タイムを記録し1位でフィニッシュ。最終組に登場した萩原は、スタートから我慢の展開が続くものの昨年から関カレに出場した経験を生かし6位でゴール。午後からの決勝への進出を決めた。



さらに勢いに乗りたい関大は、女子100㍍バタフライ予選に出場した瀧本帆乃佳(情3)、瀧本真由佳(人1)、原美都紀(文4)に期待を寄せる。昨年の関カレでも決勝進出を決めている原が4年生の意地を見せ、決勝への切符を手にした。



男子100㍍バタフライ予選にも同じく3選手が登場。今井孝太郎(化1)、城広翔(人4)、山本貫太(人2)の3選手だ。第7組に登場した城が自己ベストを更新する活躍を見せると、第8組に登場した山本貫も自己ベストを更新する躍進で関大にさらなる勢いをもたらす。



午前中、関大最後の登場となったのは女子200㍍個人メドレー予選に出場した瀧本真と佐藤菜桜(社4)だ。瀧本真は得意のバタフライで2位につけスタートダッシュに成功するも後半に失速。惜しくも8位という結果に終わってしまう。佐藤菜はバタフライで7位からのスタートとなってしまうものの、背泳ぎで一気に3位まで順位を上げる。最終的には4位でゴールし決勝進出を決めた。


男子200㍍個人メドレー予選には北村龍太郎(シス理3)、富永健太(情2)、長谷川の3選手が決勝進出を狙った。惜しくも決勝進出とはならなかったものの富永が自己ベストを大きく更新。午後からのメンバーにバトンを渡す。


午後からの決勝のスタートを飾ったのは、女子800㍍自由形に出場した瀬賀映佳(化生1)だ。序盤は、拮抗(きっこう)し順位の変動が激しいレースを繰り広げる。最後の50㍍で7位から5位に浮上する追い上げを見せそのまま5位でゴールした。

女子200㍍自由形の決勝には、横田涼と横田杏が出場した。横田杏は安定感のある泳ぎを披露し5位に。横田涼は勢いのある泳ぎを見せ序盤から2位をキープし続ける。0.43秒のわずかな差で1位には届かなかったものの2位でフィニッシュ。2日目、関大勢1番乗りで表彰台に立った。


続く男子200㍍自由形決勝には萩原が登場。スタートから苦しい展開が続き、前半の100㍍は我慢の泳ぎになる。しかし昨年の関カレでも活躍した萩原はこのままでは終わらない。終盤で意地の追い上げを見せ、順位を1つ上げて7位でゴールした。

女子100㍍バタフライ決勝に登場したのは4年生の原だ。安定した泳ぎで序盤を折り返し、後半に4年生としての意地を見せたいところ。しかし、その後順位を上げることはできず、そのまま6位でのフィニッシュとなった。

女子200㍍個人メドレー決勝に出場したのは佐藤菜。予選からの勢いそのままに表彰台を目指す。前半、背泳ぎで順位を伸ばすも徐々に順位を落としてしまい、最後は惜しくも8位でのゴールとなった。

残す競技は400㍍メドレーリレー。女子からは青井遥香(人2)、霜中優希(人1)、原、林依茉(文3)が出場した。第1泳者、背泳ぎの青井が6位でスタートを切ると、第2泳者、平泳ぎの霜中が粘りを見せそのままの順位で後に託す。すると6位で回ってきたバトンを受け取った第3泳者、原の健闘で一気に4位に浮上。第4泳者、林も必死に上位を狙うも、順位を1つ落とし5位でのゴールとなった。


2日目、競技のラストを飾ったのは男子400㍍メドレーリレー。長谷川、印南、城、廣本の4人が出場した。第1泳者主将の長谷川が7位でのスタートを切ると、第2泳者廣本が順位を1つ上げ、第3泳者の城に後を託す。城も後半の50㍍で5位に浮上し、アンカー1年生の印南につなげる。息の合ったチームワークで順位を上げてきたものの最後は6位でゴール。男女ともに会場に鳴り響く拍手に包まれながら、見事泳ぎ切り2日目のプログラムを終えた。



男子1部6位、女子1部5位で最終日を迎えた関大。トップバッターで登場したのは佐藤菜だ。エントリーした400㍍個人メドレー予選でも前日の疲れを見せることなく安定した泳ぎで6位になり決勝進出を決めた。ここで火が付いた関大は他に4人のファイナリストを生む。
佐藤菜が予選と同様6位でフィニッシュすると、次にスタート台に立ったのは林だ。他者に引けの取らない反応を見せたものの、50㍍時点で8位となってしまう。残りでばん回することができず100㍍自由形8位で終了となった。


続いて登場したのは100㍍背泳ぎの青井。8選手中6人が同じ大学2年生のライバルということで闘志をたぎらせる。しかし、思いとは裏腹に序盤は下位争いをすることに。順位を1つ上げたものの6位となった。

霜中は後半の伸びで200㍍平泳ぎ4位に輝く。半分の100㍍を全体の7位で折り返すものの、長いストロークを生かし徐々に順位を上げていく。終わってみれば3位の選手ともわずか0.46秒の差と怒涛(どとう)の巻き返しを見せた。1年生の霜中。若き力で来年こそ関西の表彰台に立ってみせる。

男子唯一の決勝進出者の廣本は4位で200㍍平泳ぎ予選を突破したためコースの真ん中で決勝に挑むことはできなかった。だが、決勝で予選から3秒もタイムを縮め見事関西1に。6月のチャンピオンシップに引き続き廣本の名をとどろかせた。


大会最後に行われた種目は200㍍×4フリーリレー決勝だ。開始前、会場内の掲示板には各校選手の写真が音楽に乗せられた動画が映される。この日一番の盛り上がりだ。関大勢もテンション高く登場する。


女子は横田涼、横田杏、佐藤菜、瀬賀が代表して泳ぐ。全員が2分1桁秒台を記録したものの、強豪3校を破ることができず5位になった。男子は城、萩原、植野、印南で組む。城が3位で渡したバトンを守れず女子と同じく5位フィニッシュとなった。
団体結果は男子1部6位、女子1部5位となった。前回に比べ男子は1位順位を下げた結果となってしまったが、廣本の台頭など個人の活躍が目立った今大会。8月にはインカレが開催される。この関カレの課題を生かしインカレ好成績を狙っていく。【文/写真:貴道ふみ・稲垣寛太・木原綺音】

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