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◇第61回全日本学生男子王座決定戦◇6月18・19日◇静岡県 つま恋リゾート彩の郷 第一多目的広場◇

【予選ラウンド】
[個人]
15位 住谷和輝(シス理2) 623点
18位 一樂直寿(商4)   618点
48位 舩本将大(経1)   555点
50位 中山健世(文2)   551点

[団体]
10位 関大 1796点(チーム内上位3人の合計)

【決勝ラウンド】
[1/8イリミネーションラウンド]
●関大0―6拓殖大

【最終結果】
9位 関大

リーグ戦優勝を果たし、2年ぶりに立った全国の舞台。「関大」の名を背負い、一樂、住谷、中山、舩本の4人が挑んだ。リーグの勢いを保ち高みを目指すべく、1日目の予選ラウンドから試合は幕を開ける。

チームの結果が2日目の決勝の組み合わせに反映されるため、少しでも高い点数を記録したいところ。しかし、普段とは違う環境ということもあり、なかなかいつも通りとはいかない。前半1エンド目から一樂と住谷は50点以上を記録し、そのままコンスタントに高得点を出したいところだった。だが、一樂は大きなばらつきはないものの、自身としては点数が低迷。36射で300点に乗せたが、納得の記録とはならなかった。一方住谷は天候の影響で終盤に失速。3エンド目では58点の好記録を出したものの、最終2エンドが響き299点。後半での巻き返しを誓った。中山と舩本は比較的安定した点数を記録するも、やはり実力を発揮できたとは言えず。団体11位で予選を折り返した。

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△一樂
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△住谷

後半では、一樂と住谷が本領を発揮しだす。一樂は最終エンドこそ46点となってしまったが、5エンド目までは55点前後をキープした。住谷は終始高得点を連発し、324点の好スコアを記録した。一方、中山は調子を落としてしまう。第3、4エンドで30点台となり、後半は267点。72射551点で、予選を終えた。舩本は前半と変わらず安定した点数を出していく。おのおのが課題と反省を抱えながらも、予選終了。団体は一つ順位を上げ、10位で翌日の決勝ラウンドに駒を進めた。

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△中山
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△舩本

2日目、決勝ラウンド。今年は有観客での試合となり、朝から応援の部員が多数かけつけた。前日とは打って変わり、晴天の中の試合。仲間の応援を背に、1/8イリミネーションラウンドから挑んだ。挑んだのは住谷、一樂、舩本の3人。制限時間2分以内に1人2射、計6射を交代でうつ。勝ったチームに2ポイントが入り、最大4セットのセット制で行われる。限られた時間で正確性を求められるため、予選とはけた違いの緊張感が選手を襲うことになる。

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相手は、予選7位の拓殖大。予選順位が格上なこともあり、緊張感はさらに高まる。第1セットから強気に攻めたいところだったが、プレッシャーに襲われ48点。対する相手は56点と、緊張を感じさせないスコアを記録した。取り返したい2セット目は48―45で敗北。普段通りの点数ならポイントを奪えたセットだっただけに、悔しさが残った。そして迎えた第3セット。メンバー同士のかけ声や、すぐ後ろで見守る中山の応援がチームを包む。後方の部員たちも見守る中、ポイント奪取を狙った。しかし、ここでも50点を超えることはできず。51―48で、ストレート負けとなった。試合終了後、メンバーは応援の部員たちの前に整列。「応援ありがとうございました」の言葉とともに、深々と頭を下げた。部員たちからは、メンバーの健闘に拍手が降り注ぐ。関大の王座への挑戦は、ここで幕を閉じた。

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△一樂
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△舩本
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△住谷
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△応援に向かってお礼をする選手たち

納得のいく結果とはならなかった。リーグ戦を勝ち越し、全国の頂点を目指して臨んだ王座決定戦。「全国の舞台は甘くない」ということを、痛感する2日間となった。しかし、4人中3人が下級生の男子メンバー。全国での経験は、今後に必ず生きてくるはずだ。今年の悔しさを糧に1年後、かならずこの場所に帰ってくる。さらに強くなる関大に期待だ。【文:横関あかり/写真:横関あかり・大森一毅】

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△試合後、集合する選手たち
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△川田啓世前主将(環都4)
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△一樂
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△住谷
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△中山
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△舩本
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△4年生

▼一樂
「(1日目を振り返って)つま恋でうつことが初めてだったので、2日目の団体戦で迷わないように1日目でつま恋でのうち方を見つけることと、最後の集大成としての自分の実力を知ることの2つを目的として臨みました。結果的に2日目につなげられるうち方は後半2立目から見つけることができましたが、見つけることが遅すぎて点数も伸びずに自分的に納得のいかない順位と点数になってしまいました。(2日目を振り返って)不甲斐ない結果でした。個人的にチームを引っ張れるような点数をうつことができず、悔しい気持ちです。自分がもっと高い点数をうてていれば勝てていた試合だと思うので、精神力と技術力共に実力不足だと感じました。(2日目、どんな気持ちで臨んだか)試合のことについて深く考えずに目の前の一射一射に全力で挑む気持ちで臨みました。(2日目の緊張感は)しすぎるほどありました。元々緊張は人よりも出やすく、大きい試合になればなるほど緊張するので、過去一レベルでありました。(試合で見えた課題点は)精神の弱さと技術力の努力不足です。(今後へ向けて)関個、インカレに出るかは未定ですが、現在進行系の国体選考で兵庫県のメンバーに選出されれば、8月の近畿ブロック大会に出場するので、その試合に向けて努力していくだけです。(4年間を振り返って)いい4年間でした。最高の先輩、同期、後輩に恵まれたと思います。多くの部員の人が僕と仲良くしてくれて、毎日の練習が楽しくて仕方が無かったです。この楽しい生活が無限に続けばいいのになとしか思えません。 後悔はたくさんありますが、その何倍以上に楽しい思い出があるので、関わってくれた人達には感謝しかないです」

▼住谷
「(1日目を振り返って)初の全国大会ということもあり、かなり緊張するだろうと覚悟していましたが、驚くほど緊張せず自分のペースで試合を進めることができました。 1日目の前半5、6立目で雨により大きく点数を落としてしまいましたが、後半でしっかりと切り替えてうち、後半では4位と高い点数をうつことができました。(2日目を振り返って)チームメイトの緊張を解し切ることができず、チームの実力を発揮し切れずに終わってしまい、悔しい結果となってしまいました。(2日目、どんな気持ちで臨んだか)2回戦目の日体大戦でどれくらい日本のトップチームに食いつけるか確かめようという気持ちで臨みました。(2日目の緊張感は)自分でも驚くほど緊張していませんでした。個人的にはあの場でのベストは尽くせたと思います。(試合で見えた課題点は)雨に濡れながらうつ練習をしていなかったため、射型(特にアンカリング)が普段と違うものとなってしまい、大きく点数を落としてしまったので、今後はいかに天候に左右されることなくあてるかということが課題です。(今後へ向けて)個人では全国ともなんとか渡り合えることは分かったので、今後は個人ではインカレで好成績を残すこと、チームとしてはチーム全体のレベルを全国レベルに上げていこうと思います」

▼中山
「(1日目を振り返って)振り返ってみると、1日目は本当に辛かったです。 本番1セット目にシューティングラインに立った瞬間、これまでにないほど緊張しました。最初は完全に会場の雰囲気にのまれて、いつも通りにうてない、どうしようと焦る一方でした。しかし、コーチにかけていただいた言葉のおかげでだんだんと落ち着いて、冷静に的に向かえるようになりました。 後半に入って、初めは感覚が戻って楽にうてたのですが、前半のうちに体力を使いすぎたせいで徐々に点数が安定しなくなってしまいました。点数を出さなきゃと思う度に変に力が入って、思うようにうてなかったです。 結果的に点数が伸びず、2日目のメンバーにはなれませんでした。悔しい気持ちはありましたが、それよりも他のメンバーをサポートすることに気持ちを切り替えました。 (2日目を振り返って)2日目は、王座で戦うことへの憧れがぐっと強くなった1日でした。 目の前で戦っている選手を見て応援すると同時に、来年もまた王座に来てこの舞台でうってみたいと思いました。 メダルマッチはYouTubeで見るよりも迫力が感じられて、さらに来年へのモチベーションになりました。(2日目、どんな気持ちで臨んだか)声を出して応援できるのが補欠メンバーの特権なので、その役割を全うしようと思いました。できるだけ普段の練習通りに、関大の練習場でした応援と変わらない応援を心がけました。一方で、いつでも交代ができるように心の準備は万全でした。(2日目の緊張感は)僕自身は出場しないこともあって、そこまで緊張していませんでした。逆に応援役が緊張してどうするんだっていう感じで、誰よりも前向きな気持ちでいた自信はあります。(試合で見えた課題点は)1日目を振り返って、特にうち方を改善しないといけないなと思いました。押し手をうまく使えないうち方になっていたので、長くうっていると点数が安定しなかったです。特に試合当日のような雨の日は、押し手が滑ってさらに良くないうち方になるので、綺麗な押し手をつくらないといけないと思いました。 また、試合で緊張した時にどうやって点数を安定させるかもこれから考えていく必要があると感じました。練習とは違ってどうしても怖気付いてしまって狙ったところに矢が飛んでいかないので、緊張した時こそどこを意識するのかをこれから探っていきたいと思います。(今後へ向けて)今回、入部当初からずっと目標にしていた王座決定戦に出場して、結果は残念だったけれども次は必ず結果を残すという思いが強くなりました。今回見つかった課題点をしっかりと修正して、さらに試合経験も積んで来年に活躍できるよう頑張っていきます」

▼舩本
「(1日目を振り返って)1日目は、アーチェリーをし始めてから初の全国大会ということで気合十分に臨めました。しかし、リーグ戦終わりから調子が良くなく、点数も今まで通りの悪い結果に終わりました。(2日目を振り返って)団体戦ということで、基本個人で行うアーチェリーとは異なりチームという意識が出てくるのと、有観客で周りの方たちもそれを見に来ているので普段通りとは違う緊張が出過ぎてしまい、フォームも力みなかなかうまくいかなかった印象です。(2日目、どんな気持ちで臨んだか)1日目までの成績や調子の悪さもあり、無理矢理自分を奮い立たせて空元気な状態で臨んでしまいました。(2日目の緊張感は)周囲の応援も気合が入っており、自身初の全国という舞台だったので普段はあまり緊張しないタイプですが、全身にゾクゾクとした緊張感のようなものがありました。(試合で見えた課題点は)まだまだ試合に慣れていない部分があり、平常心を保てないところとそれに伴い力が入ってしまい普段通りの体の使い方ができていないところです。(今後へ向けて)これからも日々課題解決に向かって試行錯誤し、今まで以上に質のいい練習をたくさんして団体でも個人でも全国1位に輝けるように精進していきます」

▼川田前主将
「(リーグから王座までを振り返って)リーグ戦は、本当に2回戦と5回戦が今でも鮮明に記憶に残っています。 まず、2回戦の甲南大戦。 この試合は、絶対に落としてはいけない試合にも関わらず、50㍍の競技終了時までは甲南大学にリードされていて選手も応援もかなりひっ迫した状況でした。 しかし、後半は気持ちの乗った応援が選手の心を支え、諦めることなく試合に臨むことができ、その結果接戦の末勝利を収めることができたと思います。 そして、リーグ戦最後の同大戦。 この試合に関しては、格上の同大が相手でしたが、私自身はこのメンバーならもしかしたら勝てるかも、という期待を試合前に抱いていました。 結果としては50㍍終了時点関大がリード、そしてそのリードをなんとか維持して強敵同志社に勝つことができました。 この勝利によって、創部以来初のリーグブロック優勝という快挙を果たすことがでたため、このチームの主将を務めることができたことが本当に誇らしく感じました。 そして迎えた王座決定戦。 まず1日目の予選は男子女子ともにあまりいい結果を残すことができず、厳しいスタートを切る事になってしまいました。 そして、2日目は予選の順位によって当たる相手が決定する為、1回戦から格上の相手と当たってしまい、男女共に1回戦ストレート負けとなってしまいました。 結果としてはあまりいい結果を残すことはできませんでしたが、全体的に若いチームですのでこの思いを胸に来年、再来年とさらに強くなってリベンジして欲しいと思います。(応援に来て、試合を見ての感想)2日間を通して本当に選手全員が今できる最善のことを考え、行動してくれていたと思います。 全体を通しては、1回戦負けという結果に終わってしまい非常に悲しいですが、それと同時に若い選手が多い為この経験を来年、再来年にどう生かし、どう変わっていくのかが楽しみでもあります。(4年間を振り返って)今、部活として過ごした4年間を振り返ると私自身、本当に成長することができたと思います。 コロナ等のイレギュラーはありましたが、その中で仲間共に試行錯誤した思い出は今後忘れることはないと思います。 今思い返すと同期に支えられ続けた主将でした。 本当に感謝の言葉しか出てきません。 後輩たちにもついて来てくれてありがとうという感謝の念に堪えません。 本当にいろいろな人に支えられ続けた4年間だったと思います。ありがとうございました。(後輩たちへ一言)部活に対して逃げずに、本気で向き合っていって欲しいです。 そうしたら、試合で結果を残すことができなくても、部活に打ち込んだ記憶は一生残り続けると思います。頑張ってね」

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