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◇第87回全日本大学総合選手権大会(個人の部)関西予選◇男女ダブルス◇3日目◇8月15日◇池田市五月山体育館◇

【男子ダブルス】
[1回戦]
奥野・藤田●0-3
香川・竹崎●2-3
有延・松島遼◯3-0
窪・表西◯3-0
小西・小林◯W-L

[2回戦]
小西・小林●1-3
福本・津村◯3-0
窪・表西●0-3
橋本・園家◯3-1
西本・神原◯3-0
有延・松島遼◯W-L

[3回戦]
有延・松島遼●0-3
福本・津村◯3-2
橋本・園家●1-3
西本・神原●1-3

[決定戦]
福本・津村◯3-1

【女子ダブルス】
[1回戦]
中川・石橋◯3-0
稲村・西村◯3-1

[2回戦]
中川・石橋●0-3
稲村・西村●1-3
黒田・徳田◯3-0
宮村・藤原◯3-0

[決定戦]
黒田・徳田●1-3
宮村・藤原◯3-2

シングルスの試合を終え、大会最終日には全日本大学総合選手権大会のダブルスの出場権を懸けた戦いが行われた。男子は、前日のシングルスで8強入りを果たした津村優斗(社2)と福本卓朗(社4)のペア、女子は宮村栞奈女子主将(社4)・藤原真由(人3)が順当に勝ち上がり、見事予選突破を果たした。

先に行われたのは男子ダブルス。1回戦では窪優世(情2)・表西貴司(文4)組 と有延元慈(社4)・松島遼(情4)組が対戦の結果ストレート勝ちを収めた。窪・表西組の初戦は、第1ゲームを11―3の圧勝で終え流れに乗る。その後のゲームは、冒頭で相手にリードを許したものの、すぐに追いつき点差をつけた。窪のスピードのあるフォアハンドで相手を寄せ付けず勝利した。2回戦でも善戦したものの、相手の速球に一歩及ばず。ここで敗退となった。

MG_5296-2021-08-17-14_07_50-scaled-e1629210773624-212x200 福本・津村ペア、宮村・藤原ペア全国決めた!
△窪
MG_5234-2021-08-17-14_07_03-scaled-e1629210748667-220x200 福本・津村ペア、宮村・藤原ペア全国決めた!
△表西

有延・松島遼組は、サーブで相手を崩す場面も多く見られた。有延のバックハンドから松島遼の強打で決めるなど連携もしっかり行い、着実に勝ち取った。2回戦が不戦勝となり挑んだ3回戦では、近大の選手と対決。終始劣勢となり追い上げられないまま第1ゲームを落とす。第2ゲームでは一時6点差から1点差まで迫ったが、惜しくもこのゲームを落としてしまい、その流れのままストレート負けを喫した。

MG_5370-2021-08-17-14_21_16-scaled-e1629210904239-246x200 福本・津村ペア、宮村・藤原ペア全国決めた!
△有延
MG_5347-2021-08-17-14_20_46-scaled-e1629210884714-235x200 福本・津村ペア、宮村・藤原ペア全国決めた!
△ 松島遼

シードで出場したのは橋本輝(社3)・園家凌太(シス理2)組、西本晃樹主将(法4)・神原龍二(法2)組、福本・津村組の3ペア。全組が順調に2回戦を突破し、3回戦に挑んだ。橋本・園家組は、第1ゲームで園家のスマッシュが決まるなど流れよく点を決め接戦をものにする。しかしそこからも僅差の試合が続く中で勝ち切ることができない。第3ゲームではデュースとなりお互い13点まで点を取り合う展開となるものの及ばず、第4ゲームも取られて敗北した。西本主将・神原組も気迫のこもったプレーを見せたが、相手に強打を打たせてしまう場面やミスが響き、ゲームカウント1―3で敗退となった。

MG_5510-2021-08-17-14_23_46-300x200 福本・津村ペア、宮村・藤原ペア全国決めた!
△橋本
MG_5532-2021-08-17-14_23_11-scaled-e1629210787434-274x200 福本・津村ペア、宮村・藤原ペア全国決めた!
△園家
MG_5575-2021-08-17-14_24_21-scaled-e1629210811221-207x200 福本・津村ペア、宮村・藤原ペア全国決めた!
△西本主将
MG_5625-2021-08-17-14_26_00-scaled-e1629210825726-250x200 福本・津村ペア、宮村・藤原ペア全国決めた!
△神原

決定戦まで唯一勝ち進んだのが福本と津村のエースペア。第1ゲームは、冒頭で3点ビハインドとなってしまうも、そこから巧みなサーブで相手を崩す。一気に6点を奪って流れをつかむと逆転の白星を獲得した。第2ゲームでは津村のバックハンドが決まらずゲームカウントは1―1に。しかし、そこから見事な修正能力でオーバーになりやすかったバックハンドが決まるようになると、福本もきれのある攻撃で得点を決める。後半は福本・津村組が攻め続け圧勝。全日本大学総合選手権大会代表入りを決めた。

MG_5690-2021-08-17-14_26_29-scaled-e1629210848623-223x200 福本・津村ペア、宮村・藤原ペア全国決めた!
△福本
MG_5698-2021-08-17-14_27_41-scaled-e1629210867402-276x200 福本・津村ペア、宮村・藤原ペア全国決めた!
△津村

続けて女子の試合が行われた。決定戦に進んだのは、徳田明梨(人1)・黒田さくら(安全2)組と宮村女子主将・藤原組の2ペアだ。徳田・黒田組は第1ゲーム、先制点を奪い試合を始めると、徳田の鋭いスマッシュが決まり流れに乗る。激しいラリーも勝ち取り、接戦となる中落ち着いた試合運びでこのゲームを勝利した。だが、相手もこのまま引き下がることはなく反撃が始まった。第2、第3ゲームでは終始押され気味の展開となり取られてしまう。負けたら終わりの第4ゲーム。2人は果敢に攻めるが、シーソーゲームとなり点差が広がらないまま進んでいく。マッチポイントは先に握ったものの、すぐに追いつかれ惜しくも黒星となった。

MG_6033-2021-08-17-14_54_55-scaled-e1629212264931-270x200 福本・津村ペア、宮村・藤原ペア全国決めた!
△徳田
MG_6055-2021-08-17-14_41_52-scaled-e1629212282766-223x200 福本・津村ペア、宮村・藤原ペア全国決めた!
△黒田

残るは宮村女子主将・藤原ペア。両者カットマンの相手に我慢を強いられたが、ボールを見極め打ち込んでいき得点を重ねる。要所で放たれる相手の強力なスマッシュに苦戦しながらも最初のゲームは宮村女子主将・藤原に軍配が上がった。しかし、次のゲームは相手の速球に対応しきれず奪われ、第3ゲームも7―7から一気に得点され敗北してしまう。何とか勝利し望みをつなげたい第4ゲームで2人の強さが発揮される。相手優勢の展開から、藤原のスピードあるフォアハンドなどで6連続得点。相手を突き放し危機的状況を脱出した。これで流れに乗ると最終ゲームでは2人の力強いショットが次々と決まり、大差で勝利。全国への切符を手にした。

MG_6145-2021-08-17-14_48_21-scaled-e1629212206682-223x200 福本・津村ペア、宮村・藤原ペア全国決めた!
△ 宮村女子主将
MG_6074-2021-08-17-15_00_17-scaled-e1629212488805-247x200 福本・津村ペア、宮村・藤原ペア全国決めた!
△藤原

男女ともにエースペアが全日本大学総合選手権大会出場を決めたダブルス。他の選手も強者相手に接戦を演じた。来月のリーグ戦では個々人の実力を結集し、チームとして勝利していく。【文:森本明日香/写真:森本明日香・中村祐貴】

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