◇2021年度関西学生春季リーグ1位決定戦◇対福井工大◇6月26日◇マツゲンスポーツグラウンド◇
[第1Q]関大0-1福井工大
[第2Q]関大0-1福井工大
[第3Q]関大1-1福井工大
[第4Q]関大0-0福井工大
[試合終了]関大1-3福井工大
勝てば2部優勝が決まる今回の試合。相手はリーグ2日目に対戦し0-4で敗れた福井工大だ。リベンジを果たすべく奮闘し1点を奪ったものの、惜しくも勝利には届かなかった。

第1クオーター(Q)の序盤は拮抗(きっこう)した戦いとなる。開始5分でFB竹中理菜(社1)からFW山本彩花(人4)へパスが渡りサークル内に入るも、相手ディフェンス2人に囲まれシュートにつながらない。すると2分後には相手が攻め上がり、サークルへ向けヒットを放ったがFB竹中がすかさずセーブした。しかし終盤で流れが傾く。残り5分、連続でシュートを打たれてしまう。それでも、1度目はゴール右サイドからのボールをGK篠原三菜巳(社2)が止め、次も何とか切り抜けた。だが直後にペナルティーコーナー(PC)を許し、スムーズな流れでボールが渡ってゴール。先制点を与えてしまう。その後、相手選手の負傷でコート内の関大選手が1人多いチャンスも生かせなかった。


第2Qも相手優位で試合が進む。開始2分にシュートされピンチが訪れるも、FB板倉早希(社4)がしっかりセーブ。その後も相手の攻撃が続いたが、FB畳谷桃子(法4)やFB山下日菜子(人1)の果敢なディフェンスでしのいでいく。中盤、FB髙橋咲穂主将(情4)がボールを受け、守りが薄い場所へヒットを打つ好機も、選手同士でタイミングを合わせることができず。直後に素早い動きで攻め上がられ、放たれたボールはゴールネットへ吸い込まれた。2度目のPCではFB山下が粘り得点を阻止したが、2点ビハインドで試合を折り返すこととなる。



第3Qではどちらも一歩も引かない攻防を繰り広げていたが、開始9分で攻撃を許し、右から押し込まれて3点目を献上。終盤に近づくにつれ選手にも疲れが見えてくる。悪い流れを打破したのが残り2分半の時点。FB山下からFW山本へパスがつながり、ゴール前がフリーである絶好のチャンスが訪れる。FW山本は落ち着いてキーパーをかわしシュート。待望の1点目を獲得した。


第3Qで得点し差は縮めたものの、最終Qではなかなかゴールに近づけない。終盤、FW吉井菜月(商3)がドリブルで攻めたがディフェンスに挟まれ点数につなげることはできず。お互いに得点することなく試合終了となった。

福井工大に勝利することはできず悔しさが残る結果となったが、2部2位が確定。あすは順位には関係ないものの、まだ今季リーグで戦っていない大体大と試合を行う。「しっかり勝ち切って終われるように」。春季リーグを笑顔で終える。【文/写真:森本明日香】
▼FB髙橋主将
「(3点先制されたことについて)前も言ってた基礎的なことができていないのが出たのかなと思うんですけど、どちらかと言うとポジションを攻め中心に置いたのでそこら辺は多少仕方ないのかなという部分はあるんですけど、点決められた部分がそんなにやられたなという感じのことじゃなかったので悔しいですね。(1点決めたことについては)ちょうど後ろ向いてて見てなくて(笑)。あとでどうやって入った?って聞いたくらい。でも良かったです。(前回の対戦との違い)ボールが持てる人をディフェンスからオフェンスに押し上げたことかなとは思います。そこは使えたんですけど、どうしてもディフェンスがきちんと回せなかったりして1、2Qはグダってしまった部分があるのかな思います。(明日への意気込み)しっかり勝ち切って終われるように。今回点取れたということで1点だけじゃなくてもっと取って、相手はゼロで抑えられるようにしていきたいなと思います」
▼FW山本
「(得点した場面について)しっかり日菜子(=山下)が持ってきてくれて、そこでスペースが空いていたのでしっかりもらうべきかなと思って。緩急つけた動きができたと思っていてそのときにフリーで打てそうだったので、そのままキーパーの動きを見ながらシュートを打てたことで入ったのかなと思います。(試合全体を振り返って)私は1年生のころからセンターハーフというポジションでやらせてもらっていて、なかなか点数を決めにいくというのはなかったんですけど、今回センターフォワードで上がらせてもらって決め切らないといけないところで決め切ろうとずっと思ってたのでそこは上げてもらって自分の得点にもなったのでプラスかなと考えてます。(明日に向けた意気込み)明日もたぶんフォワードさせてもらえるかなと思うのでその部分に関しても決め切れるところで決めて勝っていきたいなと思います」
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