◇2021年度関西学生女子春季リーグ第1節(延期分)◇対明国医大◇6月20日
【前半】関大0-2明国医大
【後半】関大0-4明国医大
【試合終了】関大0-6明国医大
大体大には敗れたものの、順調に勝利を重ねリーグ2位で今節を迎えた。勝ち点を増やし、少しでも1位に近づきたい関大なでしこ。しかし、前半から2失点を許すと、後半も相手ペースの試合が続く。その後もゴール前の混戦から4得点を奪われ、1点も返せないまま0−6で試合を終えた。
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試合開始直後から相手にペースを握られ、シュートを打たれる展開が続く。前半8分、相手のコーナーキック(CK)からゴールを狙われるが、これはGK寺村夏海(人4)がしっかりキャッチ。DF林祐里(人3)の高さを生かした守備や、FW森重亜衣子(政策2)の体を張ったディフェンスで得点を許さない。
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14分にはFW成迫実咲(人4)がつないだボールを運ぶ。1度は相手にボールが渡ったものの、MF笹部麻衣(人4)が奪い返し、自らシュートを放つ。これは惜しくもゴールポストの右上に弾かれ、関大の得点にはならなかった。左サイドで展開する場面や、DF南中優衣(人2)が運び、MF田中杏実(人3)がボールをキープする場面もあったが、相手の固い守備に阻まれシュートまで持ち込めない。
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得点がないまま再び相手の時間となる。32分には、相手の攻撃を1度はGK寺村がクリアしたものの、戻りきれず無人のゴールにシュートが決まり、先制点を奪われた。
なんとか同点に追いつきたい関大。MF田中杏がボールを奪うと、FW森重、 MF笹部がパスを回し、攻め込む。CKを獲得すると、DF中尾純菜(社2)のキックにMF塚原碧衣(政策3)が合わせ、シュートを放つがこれも相手のキーパーにキャッチされてしまう。
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前半終了間際、相手に攻撃を許しCKを与える。ゴール前での混戦となり、相手に得点を許す。苦しい2点ビハインドで前半を終えた。
後半はさらに試合の主導権を握られた。後半開始にも、CKからゴール前で混戦となり、相手に追加点を与える。相手ペースの展開が続き、攻め込まれる時間が多くなる。FW成迫が攻め込む場面や、DF中尾のパスから攻撃に転じるチャンスもあったものの、シュートまではつながらない。相手の攻撃が続き、18分にも左サイドからの攻撃をクリアしきれず、失点。立て続けに、CKからゴール前でボールを押し込まれ、5失点目を喫した。
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圧倒的な点差をつけられたが、ベンチが「まず1点」「いけるいける」と声をかけ、鼓舞した。DF真木悠花(文3)が相手守備をかわす場面や、FW瀧沢雪乃(人2)が攻撃を狙う。しかし、相手の粘り強い守備に阻まれ、後半の関大のシュートは0。43分、ゴール前で混戦となったところから、ダメ押しの1点を決められ大差で敗れた。
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まさかの6失点となった明国医大戦。「この敗戦をこの1週間の自分たちの取り組みでプラスの意味で捉えられるようにやっていきたい」とDF笠原黎里花女子主将(社4)。強敵・武庫女戦を前に切り替え、再びリーグ上位に浮上する。【文:牧野文音/写真:大森一毅・牧野文音】
▼DF笠原女子主将
「女子チームの中でも、サッカー部としてもいい流れが続いていなかったので、今日はいろんな人の期待に応えるためにも勝とうという話を試合前にしていた。それを体現したかったが、相手に勢いで負けてしまって、気合いの部分で足りていなかった。技術もだが、勢いとか気持ちの部分で負けていたかなと思う。自分たちのやりたかったことと、相手のやりたかったことがあって、自分たちはつなぐことをやりたかったが、相手の方が上回っていたという風に思っている。技術の面では、自分たちがやろうとしていたことができた場面がほとんどなかったと思う。技術でも相手が上で、勢いでも相手が上で、自分たちのしたかったことはできていなかった。コーナーとかで失点したことも多かったが、攻め込まれた時間が続いた時に、自分たちがどうするべきかということの統一だったりとか、大きくクリアするとか、統一した全体とした守備ができていなかったかなと思う。同じような失点があったが、同じことを試合の中で繰り返していたのはチームとしてはよくない。特に今リーグではチームとして失点が多くて、課題に上がっているところなので、ピッチ内で改善してけるようにしていけるようにしたい。(次節に向けて)武庫女にも去年負けていて、悔しい思いをしているので、この敗戦をこの1週間の自分たちの取り組みでプラスの意味で捉えられるようにやっていきたい。サッカー部としていい流れが作れていないので、女子チームから全体に影響を与えられるように、勢いづけていけるための勝ちを積み重ねていきたい」
▼MF田中杏
「関大は暫定の順位が2位で、勝ち点も9あって、明国医大は勝ち点がそんなになくて、絶対勝たなくてはいけない試合だった。下位のチームには勝って、リーグ戦上位の方に残ろうという話をしていて、強い気持ちでいっていたが、連続失点から立ち直れなかった。ハーフタイムでも改善しようという話をしていたが、立ち上がりからやられてしまったので、この1週間この試合を振り返って、次の試合でどういう試合をしようか、改善していこうと思う。(自身のプレーについて)もともと下手くそだが、いつも以上に早いプレッシャーを感じて、それをちょっと受ける自信がなくなった部分があって、何回か失うってところがあったので、不甲斐ないプレーが多かったというのは感じている。前半で感じで、後半では結構受けようと思って、結構受けるシーンも多くなって、ドリブルするシーンも多くなって、良かった部分はあったし、何回かチャンスはあったと思うが、そこで決めきれないというのがずっと前からある課題なので、そこを改善していければと思っている。(敗因は)気持ちの面だと思っていて、相手が勝ち点ない中で、自分らは勝ち点あって、それ以上に勝ってこようという気持ちが向こうにはあって、関大は勝ち点9があるから、まあ気持ちが十分なかった訳ではないけど、気持ちがどこかで安心している部分があって、そういう気持ちの部分で入り方が甘かった部分があるんじゃないかなと思う。(次節に向けて)武庫女は明国にも勝っていて、スピードがある選手が多くて、クロスとかも結構あげてきて、そこから点を決めているチームなので、クロスの対応というところも関大の課題に上がっているので、この1週間でできるだけその課題を潰して、関大らしいプレーができたらなと思う」
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