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箱根駅伝観戦から始まった2025年。長いようで短い。よく耳にしていたが体感したことのない言葉を、初めて感じた1年だった。

2月、今年から担当することになった柔道部の取材に足を運んだ。初めて生で見る競技、そして初めて出会う選手たち。少し早い出会いの春になった。一緒に取材に行く予定だった先輩から、「先に体育館に入ってて」という連絡を受け、体育館の周りをさまようこと10分。ようやく中に入る決意ができた。玄関まで入れたものの、係の方に声をかけるまでにまた5分。本当に本当に緊張してなかなか勇気が出なかった。でも、1人でいるからこそ、自分が動かないと何も始まらない。そう強く感じさせられた。
この取材を通して、もう1つ大きな壁が立ちはだかった。それは、1年生の頃から避け続けてきたインタビュー。人見知りの私にとって、誰かに自分から声をかけるなんてもってのほかだった。何を質問したかはあまり記憶にないが、何度もイメトレをしてから声をかけに行ったことだけはよく覚えている。

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△初めての柔道取材。観客席から撮った1枚。

6月には初めての遠征が待ち受けていた。最初はワクワクでいっぱいだったが、試合開始が近づくにつれ緊張と不安が増していく。結局1日目は、ボードの裏からひっそりとカメラを構えることしかできなかった。2日目は少し頑張ってボードの前で写真撮影。これで帰ろうかと思ったが、全国大会だしインタビューしないといけないかなとも思った。30分ほど悩み、主務の方に連絡。選手に会うまでの時間がとても長く感じられた。それでも、インタビュー後には謎の達成感を感じることができ、これからもっとインタビューを頑張りたいと思えるように。以降、柔道の取材では毎回インタビュー。部の方とも以前より話せるようになり、取材に行くのが楽しかった。

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△全国大会決勝戦前の日本武道館。

9月からはラグビー部のリーグ戦が開幕。何か形になるものを残したいと思い、試合告知を作成した。ほぼ全試合の取材に行き、記事、カメラ、インタビューと徐々にできることが増え、少しばかりの成長を実感。具体的で読みやすい記事を書いたり、その一瞬が伝わる写真を撮ったり、試合内容に詳しく触れたインタビューを行ったり。短い期間で試合が積み重なっていくからこそ、毎回どこかは改善していきたいと思えた。

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△初めて作った試合告知。結構お気に入りです!

リーグを通して特に印象に残った試合がある。第6節の同大戦だ。リードを奪いながら迎えたロスタイム。ラストプレーに勝敗が委ねられた。グラウンドに立つ選手とベンチやスタンドから声援を送る部員全員が、勝利に向け1つになる。あの会場の一体感は忘れられない。最後は相手の反則を誘い、見事勝利。非常に価値のある1勝だと感じた。

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△同大戦後の集合写真。望遠レンズしかなくて後ろに下がりすぎちゃいました、、

昨年の今頃何があったか思い出せないほど、今までで一番濃密で充実した1年だった。その中でやり残したと思うことも。企画や告知の作成は個人の裁量によるため、どれだけ行ったかがはっきり目に見えてわかる。正直私はほとんど何もできていない。やりたいと思ってもなかなか行動に移せなかった。来年はカンスポラストイヤー。選手の皆さん、そして私自身にとっても思い出になるものが作れたらな。後悔のないよう、最後までやり切りたい。【春田史帆】

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