◇第51回関西女子学生選手権大会◇6月6日◇エディオンアリーナ大阪
【1回戦】
○平―中西(明治国際医大)
○左雲 不戦勝
【2回戦】
●平―辻(天理大)
●多田―竹本(関学大)
○左雲―篠田(大府大)
●松本―石野(親和女大)
○長谷―島崎(大産大)
○藏谷―太田(龍大)
【3回戦】
○左雲―田中(佛大)
○長谷―唐尾(京産大)
●藏谷―北野(大教大)
【4回戦】
●左雲―辻田(関学大)
●長谷―細田(同大)
1年越しに開催された本大会。感染予防の観点からこれまでとは違う様々な制約の中で行われた。先立って開催された女子の部では6選手が出場。長谷緋菜(情3)、左雲詩菜(文2)が健闘を見せた。しかし、出場権獲得まであと一歩のところで敗北。次の試合に駒を進めることはできなかった。
関大の先陣を切ったのは平小雪(経3)。1回戦は重心の低い攻めでプレッシャーをかける。フェイントをかけ相手が面を空けたところを捉え1本を先取した。その後、出ばな小手を狙う相手に小手を打たれるなど危ない場面もあったが1本勝ちを収めた。2回戦では遠間から積極的に攻撃を仕掛けにいく。しかし、面返し胴を打った後に構えるのが遅れ、面を取られて敗北を喫した。

長谷は相手の隙を積極的に打っていく剣道をする。2回戦は遠間から一気に間合いを詰め、相手の手元が上がったところを打ち勝利。3回戦ではシードを持つ京産大の唐尾と対峙(たいじ)した。序盤から攻めの剣道を貫き互角の戦いを演じる。延長戦までもつれた試合で合い小手面を決め勝利を収めた。勝てば全国大会へ進める4回戦では延長の末、手元を上げたところで引き小手を決められる。惜しくも敗れ全国大会出場とはならなかった。


久しぶりの試合となる本大会では思うような結果が残せず、次の舞台へと駒を進めることはできなかった。だが、課題となる点も見つかった。今大会での反省を生かし、今後に控える団体戦に向けて準備を進めていく。【文:荒川拓輝/写真:荒川拓輝・横関あかり】
▼藏谷
「(試合を終えて)なかなか本調子に持っていくのが難しかったです。身体が温まって打ちにいったところを打たれました。(試合がない中どのようにモチベーションを保ったか)最初は試合がなくてどこに目標を置けばいいか分かりませんでした。でも、そんな中で部で目標を決めてその目標に向けてモチベーションを保ってました。(今後に向けて)個人戦が終わってしまって、悪いところはしっかり持ち帰ります。次は団体戦に向けて頑張っていこうと思います」
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