◇2021年度関西学生春季リーグ◇対立命大◇5月30日◇天理親里ホッケー場◇
[第1Q]関大0-2立命大
[第2Q]関大0-3立命大
[第3Q]関大0-2立命大
[第4Q]関大0-1立命大
[試合終了]関大0-8立命大
苦しい状況が続いているホッケー部男子。何度か相手サークルまで入りチャンスをつくるも、無得点に終わった。

試合開始のホーンがなると、相手のスクープで攻められる。サークルに入られ、リバースヒットを打たれるもGK平山雄大(情3)がゴールを守る。しかし、流れは止められず左からのドリブルで先制点を奪われる。

ここで流れを変えたのはMF森川瑤(人2)だった。センターラインでボールを持つと、相手サークル付近まで攻め上がった。ロングコーナーのチャンスを獲得するも、パスがつながらない。

その後も攻撃に出るが、タッチすることができない。その隙を突かれ、残り4分のところでペナルティーコーナー(PC)を与えてしまう。相手のプッシュはゴールの上を越え、一度はピンチを切り抜けるが、2度目のPCでボールはGKの左足の横をすり抜け、追加点を許す。
2点ビハインドで迎えた第2クオーター(Q)は終始苦しい展開となる。相手のセンターパスから始まりドリブルで1点を失うと、流れを持っていかれて3失点。しかしこのQ後半には粘りを見せ、相手サークルに近付く。得点には至らずとも、望みをつなぎ試合を折り返す。
迎えた第3Q。いきなりピンチとなるが、DF陣の好守が光る。DF田中溫人(商3)がシュートを止めると、その後も2度のPCも切り抜け、さらにMF釘崎響(外2)がリバースヒットでクリアする。


しかしPCを許し、点を奪われる。その後もGK平山が3度のアタックに耐えるが相手パスがつながり、点差が開く。

ここで関大にもチャンスが訪れる。FW森優吉(商1)が相手陣地まで一気に上がり、FW杉山涼(商4)にボールが渡るが、ヒットが決めきれずにこのQを終える。


最終QはFW柳田昴輝主将(情4)の活躍もあり、相手サークルまで入る。しかしボールを奪われると、タッチが決まり失点。

最後にもチャンスをつくった。DFからの長いスイープが通ると、MF森川がボールを持つ。放ったヒットは惜しくも右に流れ、得点とはならず試合終了。

チャンスを生かすことができずに敗戦となった。次の順位決定戦でも「戮力協心(りくりょくきょうしん)」で王座出場に向けて勝利を目指す。【文:上田紫央里/写真:上田紫央里、森本明日香】
▼柳田主将
「(今日の試合を振り返って)強豪相手に対して第1Qにめちゃくちゃ付いていって、いい形が出来ているなという印象だったんですけど、やっぱり相手のほうが全てにおいて速くて、個々のレベルの差を強く感じました。ゴールの手前までは攻められてはいたんですけど、そのあとのラストパス、ラストシュートがあまりつながらなかったので、そこをしっかり磨けば点数をとれたと思います。今日良かったのは、しつこく走って粘れたところと、第1、4Qでサイドから攻ることができたり、粕渕が前に出てきてくれてポストプレーが出来たのがよくて、次につながると思います。(課題は)プレスをかけられた時の対応が、迷ってしまってFWも中盤も動けてなかったです。それで相手に取られることが多かったので、パスをつなぐということが課題だと思います。(次の順位決定戦に向けて)王座に出れるか、1部残留か2部になるかが決まる一番大事な試合で、おそらく接戦にはなると思うんですけど、しっかり勝ち切りたいと思います」
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