Loading Now
×

◇2025年度関西学生秋季リーグ戦◇対朝日大◇11月9日◇立命館OICフィールド

[第1Q]関大1―0朝日大
[第2Q]関大0―1朝日大
[第3Q]関大0―1朝日大
[第4Q]関大0―1朝日大
[試合終了]●関大1―3朝日大

4年生にとって公式戦ラストゲームとなるリーグ最終戦。インカレでベスト4に輝き、前日には優勝候補の立命大を2-0で下した朝日大と対戦した。格上相手との戦いとなったが、先制ゴールを決めたのは関大。第1クオーター(Q)に前線に攻め込んだMF五十棲智輝(社3)がラストパスを押し込み、先制に成功する。しかし、第2Qにペナルティーコーナー(PC)から失点。第3Qに逆転を許すと、第4Qにとどめの一撃を食らった。最終戦は敗北となったものの、30季ぶりのリーグ4位に。FB和田陽向主将(人4)世代が、関大ホッケー部の歴史に新たなページを刻んだ。

強い雨の中3試合を消化し、カクテルライトが照らすフィールドで第4試合が行われた。相手は勢いに乗る朝日大。立命大を無失点に抑えた鉄壁の守備と、素早い攻撃を得意とする強敵だ。迎えた第1Qは序盤から関大が攻め込む。MF中川樹(商3)のパスで好機を作ると、同2分にはFW眞田晄希(商1)がドリブル突破。しかし、シュートには持ち込めない。MF小田切涼太(経3) が再びカットから攻撃を組み立てる。前評判とは打って変わって関大が優勢の中、同6分に好機が到来。左サイドの高い位置でセットプレーを獲得すると、FB和田主将が中央へリバースショットを繰り出す。「日頃から練習をしていた」というショットは一直線にゴール前へ。これをMF五十棲がタッチ。ボールはゴールへ吸い込まれ、先制点を奪い取った。「初ゴールだったのですごくうれしかった」とMF五十棲。大学から競技を始めたにも関わらずレギュラーをつかみ取り、最終戦で値千金のゴールを奪った。その後も、FB村田蒼生(社3)の高い位置でのカットや、FW眞田がボールを浮かせながらサークル内に侵入するなど勢いが止まらない。FB和田主将のスクープも通り、関大ペースで試合が進む。同13分にはカウンターを受けるも、FB高木裕翔(経2)のカバーでピンチの芽を刈り取った。

IMG_1415-200x133 【ホッケー男子】強豪・朝日大に逆転負けも、30季ぶりリーグ4位に
MF五十棲

リードで迎えた第2Qは、一転して押し込まれる展開に。同3分にPCを献上してしまう。1度はGK髙瀬悠貴(はるき=人2)が足で止めるも、リバウンドシュートを被弾。早くも同点に追いつかれてしまった。それでも、MF五十棲がドリブルで中央を駆け上がる。これは止められるも、相手のスクープをMF中川樹がインターセプト。そのままドリブルで突き進むと、FW中川光(経4)を介してFW眞田へ。だが、PCを奪うことはできなかった。その後は苦しい時間が続くも、FB村田の守備が冴えわたる。しかし、同12分にPCを献上。この場面は、FB佐藤彰斗(法1)が体を張って止める。だが、この守備で肩を負傷し一時交代に。続けて1分後にもPCを与えると、今度はGK髙瀬が左手1本でセーブ。逆転は許さない。さらにカウンターを受けるも、FB和田主将がカット。すぐさまサークル内のFW稲田裕太(経4)にパスを送る。しかし、ここでもPCを取り切ることができない。その後も、FB朝野結貴(法4)のパスカットから好機を作るが、勝ち越し点は奪えないまま同点で前半を終えた。

IMG_8347-200x133 【ホッケー男子】強豪・朝日大に逆転負けも、30季ぶりリーグ4位に
△FB朝野

ハーフタイムには、インカレでの負傷で欠場しているMF川﨑陽奈太(経3)が戦術を組み立てる。第3Qは開始直後にFW中川光が高い位置で会場を沸かすパスカットに成功。同1分にFW眞田が、この試合初のPCを獲得する。パッサー・FB高木からのボールをMF中川樹がストップし、FB和田主将がフリックシュート。しかし、相手GKに阻まれ勝ち越し点を奪えない。すると同4分には、サークル内に踏み込まれる。巧みなドリブルからフィールドゴールを決められ、逆転を許してしまった。すぐさま反撃したい関大は、MF小田切のパスカットを起点に、FB村田、MF五十棲へつなぎセットプレーに持ち込む。だが、サークル内に踏み込めない。第3Q中盤は攻め込まれる苦しい時間が続く。それでも全員で粘り強く守り抜き、シュートを打たせない。しかし、同10分から3度のPCを献上。一気に複数失点を喫してもおかしくない場面だったが、GK髙瀬とFB村田を中心にゴールは割らせない。このQ終盤も相手の素早い攻撃に、MF中川樹とFB佐藤を中心に食らいつく。FB高木のカットで打開すると、FB朝野が左サイドを駆け上がりピンチを脱した。

IMG_8542-200x133 【ホッケー男子】強豪・朝日大に逆転負けも、30季ぶりリーグ4位に
△FB和田主将

さらに雨が強まってきた第4Q。1点ビハインドで最後の15分に命運が託される。FW中川光がハイプレスでボールを奪い取ると、中央突破でサークル前へ。1度は奪われるも、MF小田切が奪い返す。だか、シュートまではたどり着けない。同6分にはMF中川樹が華麗なドリブルでサークル内に侵入。相手に倒されるも、PCの判定を得られず。それでも諦めずに、今度はFW中川光が左サイドを展開。中へパスを繰り出し、MF五十棲がタッチシュートを試みるが、あと1歩届かずスティックの先をボールが抜けていった。最終Qも中盤に差し掛かると、FB和田主将とMF中川樹が高い位置へ。その陣形を生かしてFB和田主将が高い位置でボールを奪う。相手のディフェンスを受けるも、MF五十棲が奪い返し、高い位置で攻撃を継続。プレッシャーをかけ続けると、同10分に相手選手がグリーンカードで2分間の退場に。数的有利となり、この場面で1度ベンチに下がっていたスターティングメンバーを投入。一気に勝負を仕掛けるが、今度はFW眞田にグリーンカードが出され、うまくかみ合わない。FB高木を残し、全員が位置取りを前線にし、同点を狙いにいくも残り1分でカウンターを受ける。一瞬の攻撃を止めることができず痛恨の3点目を献上。この1本で試合を決められてしまった。直後にホーンが鳴り、試合終了。朝日大との激闘は1-3で幕を閉じた。

IMG_1795-200x133 【ホッケー男子】強豪・朝日大に逆転負けも、30季ぶりリーグ4位に
△MF中川樹
IMG_8488-200x133 【ホッケー男子】強豪・朝日大に逆転負けも、30季ぶりリーグ4位に
△FW中川光

「負けてしまったけれど、いい試合ができた」とFB和田主将。最後の集合では健闘を称えた。例年以上に期待を寄せられ今チーム。攻撃では、スピードが持ち味のFW中川光や、チームの心臓的役割を担うMF中川樹とMF川﨑、さらにはスーパールーキー・FW眞田がチームを引っ張った。守備陣は、ディフェンスの要であるFB村田とFB高木や新星・FB佐藤がけん引。加えて守護神のGK髙瀬と、攻守においてバランスの取れたチームに。そして何より、1年生から関大ホッケー部のエースとして君臨してきたFB和田主将のラストイヤー。これまで勝てない時期が続いた関学大を倒し、朝日大にも善戦した。最終的に秋季リーグでは堂々の4位。1部リーグ4位は、関大ホッケー部として10年秋以来30季ぶりの成績だ。最後のリーグで好成績を残し、晴れやかな表情で引退を迎えた4年生。「来年は今年以上の結果に向けて頑張ってほしい」。その願いと共に、MF中川樹率いる次世代のイレブンへ思いは託された。【文:櫻田真宙/写真:石川玲奈、櫻田真宙】

IMG_1933-200x133 【ホッケー男子】強豪・朝日大に逆転負けも、30季ぶりリーグ4位に
△FB和田主将からMF中川樹へキャプテンマークを渡す

▼MF五十棲
「(第1Qにゴール前でパスを受けた)パスが来た瞬間、少しでも触って、ゴールを決められたらいいなと思いました。(得点を決めた時の心境は)自分自身初ゴールだったので、すごくうれしかったです。また、OBの有我くん(吉田有我=24年度卒)に『点を取るから絶対に見に来てほしい』と言っていて。見に来てくれた時に点を取れたことが一番うれしかったです。(きょうが4年生とのラストゲーム)寂しい気持ちもありつつ、最後は全力で楽しもうと思っていました。(来年に向けて)関学大ときょう負けた朝日大に勝って、リーグ戦での最高順位とインカルベスト8を目指して頑張りたいと思います」

▼FB和田主将
「(どんな心境で試合に臨んだか)相手が強いことは分かっていて、最後なので自分は楽しめるホッケーをやっていこうと思っていました。もちろん勝てたらうれしいですけど、とりあえず最後なんで楽しむことを第一に、その中でも勝ち抜こうと話をしていました。(第1Qには先制点をアシストするパスを送った)あのパスは日頃から練習をしていました。リバースショットをしっかり通せると自分の武器も広がるなと思っいたので、練習が生きて良かったなと思います。(そのパスをMF五十棲が決めた)MF五十棲が決めるとは思っていなかったですけど、たまたまいい所にいて決めてくれたので良かったです。(主将としてのラストイヤーを振り返って)自分がキャプテンをすることは考えられなくて。自分はあまりチームを引っ張るタイプではなくて、1人でコツコツとプレーしている方がうまくいくと思っていました。でも、みんなが自分に合わせてくれて、自分がおかしい方向に行った時も軌道修正をしてくれました。なんだかんだチームメートには感謝をしています。(1年生からエースとして活躍。4年間を振り返って)多分自分が関大で歴代最多得点者やと思うんですけど、1年生からとってもありがたい経験ができました。1年生の頃から頼ってもらって、結果もそれなりに出してきたと思うので、大学ホッケーは自分のためになったかなと思います。(後輩に向けて)自分が抜けて来年は誰が点を取るのか分からないですけど、頑張ってほしいです」

▼FB朝野
「(最終戦。どのような心境で臨んだか)いつも通り、そんなに緊張をすることもなく試合に入れました。(最後の秋季リーグを振り返って)これまであまり出場時間もなかったんですけど、少しずつ試合に出る時間も増えて良かったです。(ラストイヤーは主務も務めた。4年間を振り返って)個人的に苦手なことも多かったんですけど、いろいろな人にたくさんサポートしてもらって居心地よく、楽しんで続けてこられたので良かったです。(後輩に向けて)いつも通り、普通にやってもらえたらそれなりにいいところまで行くと思うんで頑張ってください」

▼FW稲田
「(最終戦にどんな心境で臨んだか)自分は初心者で、これまでの試合でも活躍できていなかったんですけど、自分ができることを精一杯やろうという思いで頑張りました。(初心者ながらも上級生になるにつれ試合に出場した。4年間を振り返って)大学から競技を始めたけれど、経験者のみんなはとても優しかったです。みんなが教えてくださったので、自分としても内容の濃い4年間でした。この部活に入って良かったなと思います。(後輩に向けて)みんな元気で、仲良く活発に練習をしているので、自分たちよりも上を目指して、さらなるいい成績を報告してくれたらうれしいなと思います」

コメントを送信