◇ 令和7年度全日本学生選手権大会1回戦 ◇11月2日◇対金沢大◇ いしかわ総合スポーツセンター
[前半終了]関大28-5金沢大
[後半終了]関大22-3金沢大
[試合終了]関大50-8金沢大
ついに全日本学生選手権大会(インカレ)が開幕。負ければ敗退、さらには4年生の引退が決まってしまう。初戦は金沢大と対峙(たいじ)。序盤は相手に得点を許したものの、その後は関大の独擅場に。6倍以上の点差をつけ勝利し、1回戦を突破した。
相手ボールで試合スタート。森野瑠菜(商1)が1度ブロックしたものの、左サイドからの侵入を許し先制点を与える。しかし、直後に森野が得点を取り返し、試合を振り出しに戻した。また、小田真子(法4)の連続得点や7㍍スローを矢野真尋(人2)が決め切ったことでリードを広げる。またディフェンス面でも、北川結生(法2)が相手の逆速攻を防いだり、小田が相手に追いつきパスカットでターンオーバーをするなど、実力差を見せた。ここから関大の独壇場へと変貌(へんぼう)。ボールの占有率が高まり、関大が優勢に。矢野や望月瑚雪(社3)がシュートを決めてさらに勢いをもたらすと、向理緒(人1)が速攻を3度も決め、流れを一気に引き寄せた。途中で相手にタイムアウトを挟まれるも、余裕を持った攻撃で流れを保持。前半10分以降は1点も相手に与えず、大きく点差をつけて後半へ折り返した。


後半も関大の流れは止まらない。開始わずか30秒で江藤華(法2)がバウンドシュートを決めると、それに続くように小嶋彩華主将(商4)、小野由莉香(人1)などが得点を挙げる。ここで相手がタイムアウトを要求。再開後に連続失点をしてしまうが、直後に江藤が連続得点で取り返す。また、後半10分に7㍍スローを与えたが、木村温花(人1)が止め会場を大いに沸かせた。その後、関大はタイムアウトを要求。再開後は、メンバーを変え、普段あまり試合に出ない選手も多く出場した。小嶋主将がセンターからネットを揺らすと、窪田葵(法3)が7㍍スローを決め、点差をさらに広げる。また、小畑穂果(人4)がシュートを2本外してしまうも、3度目の正直でボールをネットに収め、ベンチから割れんばかりの歓声が湧いた。その後も小畑や小野、長尾海琉(みる=シス理3)が得点を重ねる。最後は向がシュートを決め、50点台に乗り上げ試合終了。失点を1桁に抑え、大差で1回戦を突破した。


初戦を危なげなく通過した関大。2回戦で相まみえる筑波大は、今季の関東リーグで全勝優勝を果たした強敵だ。格上相手にも屈せず、関大らしいプレーで勝利の道を切り開け。【文:西村果凜/写真:吉野日菜多】
▼森野
「(自身のプレーを振り返って)課題である出だしがすごく悪くて、明日につなげられるようなプレーをすることができなかったので悔しいです。ですが全員が試合に出て得点を挙げることができたので、良かったです。(チームのプレーを振り返って)前半の最初は上手くいかなかったけれど、徐々に修正して最後は関大らしい形で勝てたかなと思います。(次戦の意気込み)今までやってきたことを全部出して、みんなでプレーして勝ちたいと思います」
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