◇RIGAVILCUP2025関西大学連盟秋季リーグ戦◇対天理大◇10月12日◇立命館大学大阪いばらきキャンパス

［第１セット］関大25－23天理大
［第２セット］関大25－21天理大
［第３セット］関大25－23天理大
［試合終了］○関大３－０天理大

リーグも終盤に差し掛かった第８戦、関大はブロック予選で敗北を喫した天理大と対戦した。第１、２セットともに序盤はリードを許したものの、全員バレーで取り切る。第３セットは関大ペースで試合を進め、リーグ４勝目をつかみ取った。

第１セット序盤は相手のブロックに阻まれ、思うように攻撃を決めることができない。しかし、長く続いたラリー戦をエース・小山海皇（みこと＝人２）が決め切るなど、流れを引き寄せる。井上桜佑（人４）も相手の虚をつくツーアタックで得点した。13－15からは中島康介（文４）の速攻を皮切りに、相手のミスもあり４連続得点。逆転に成功すると、勢いそのままに差を広げていく。その後は先にセットポイントを握ったものの、相手に１点差まで詰められる展開に。それでも最後は中島が冷静に決め切り、第１セットをものにした。

第１セットを先取したが、依然として相手のブロックに苦しむ。第２セットは３連続失点と苦しい立ち上がりとなった。しかし中島が相手のアタックを止め、大きな盛り上がりを見せる。６－９から山本のアタック、井上のサービスエースなどで一気に点差を詰めた。10－12の場面では小山のアタック、１枚ブロックなどで４連続得点。相手はタイムアウトを要求したが、関大の勢いは止まらない。リベロ不在ながら中島が相手の強打を拾い、小山の攻撃につなぐ。森歩夢（政策３）のブロックも決まり、会場は関大ムードに。最後は小山がサービスエースを決め、連続でセットを獲得した。

続く第３セットは序盤から主導権を握り先行する。10点台をこえたところで逆転を許すこともあったが、リベロ・池田幸紀（商３）を中心に粘り強くボールをつないだ。14－15の場面では中島、小山のブロック、小山のアタックなどで逆転。その後も多彩な攻撃で得点を重ねていく。セットポイントを握ったところで川内歩人（商３）がリリーフサーバーとして登場。隙をつくネットインサーブを決め勝利を収めた。

天理大にストレートで勝利し、リベンジを果たした関大。リーグ戦は残り２試合となった。昨季と同じ３位へ、チーム全員で走り抜く。【文／写真：速水咲良】

▼小山
「（今日の試合を振り返って）前半戦で勝てなかった分、リベンジしたいという気持ちで挑んだので、勝ててうれしいです。（天理大に対して）前回は序盤から走られて、我慢できずに最後まで逃げ切られるみたいな展開が多くて。今日も前半は走られたんですけど中盤我慢して、自分たちの強気なプレーでブレイクできました。最後まで余裕を持って攻撃できたところが良かったです。（レシーブについて）春リーグと比べたら上がっている方だとは思うんですけど、まだまだ他のチームと比べたら全然上がっていないし、ブロックもレシーブもまだまだなチームだと思うので、そこはもっと強化していきたいと思いました。（次の試合に向けて）あと２試合と少ないんですけど、全部勝てばリーグ３位で去年と並べるのでそこを目標にして、練習も手を抜かず頑張っていきたいと思います」