◇第72回関西学生リーグ戦(予選リーグ)◇対立命大◇10月4日◇尼崎スポーツの森
[第1P]関大2-0立命大
[第2P]関大2-1立命大
[第3P]関大3-1立命大
[試合終了]○関大7ー2立命大
2連勝で迎えた関大は、関学大を倒し4連勝と勢いにのる立命大と対戦した。先制点を獲得した関大はその勢いのまま7得点。2点を失ったものの、相手を突き放し、3連勝を飾った。
立命大のフェースオフから始まった試合は、終始関大が主導権を握った。しかし第1ピリオド(P)序盤はあと1歩の状況が続く。得点の好機があった関大だが、惜しくも得点とはならない。開始2分にパスを奪われシュートを狙われるも、GK常川渉稀(しょうま=人4)が足でセーブする。その後も関大のペースで試合が進むも、先制点を奪えない時間が続いた。

試合が動いたのは開始12分。FW高橋柊伍(人3)が自陣から駆け上がり、先制点を奪う。勢いに乗った関大は残り3分半にもFW相馬嵩士(しゅうと=社3)がFW高橋柊のアシストで2得点目。このPは無得点で抑え、相手を着実に突き放していく。

2点リードで迎えた第2ピリオド。開始2分、FW髙柊太(情1)がパスを受けて右サイドからシュートを放つも、相手GKの好セーブに阻まれた。続く4分、FW高橋柊がパックを保持したままゴール裏へ回り込み、相手ディフェンスの注意を引きつける。そのままノールックでパスを送り、FW相馬がシュート。これも相手GKに阻まれるが、弾かれたパックをFW嶋野広瑛(文1)が押し込み、貴重な追加点を挙げる。3人の見事な連携が光る得点となった。

その1分後には、関大の反則により数的不利な状況(キルプレー)に陥るも、失点は許さない。開始7分半にはFW高橋柊が再び自陣から駆け上がり、シュート。今試合自身2得点目を決めた。難なく第2Pを終えると思われたが残り7分、再びキルプレーの時間に。自陣からのフェースオフとなり、相手にゴールを許してしまった。次のプレーで関大はシュートを狙い続けるも、決まらず。4―1で最終Pにつないだ。
迎えた第3P開始5分、FW高橋柊が相手のマークから外れたDF久田晴貴(社4)にパスを送る。パスを受けたDF久田が相手GKの股下を抜き、5点目を決めた。

その約3分後には、FW嶋野、FW高橋柊のアシストでFW相馬が得点を決める連携プレーが再び光る。残り10分半には、GK常川が真正面からの強い当たりを好セーブ。これ以上の失点を許さない。開始12分には相手の反則により数的有利な状況になる。この好機を関大は見逃さず、FW相馬が再び得点。1試合で3本のシュートを沈め、ハットトリックを決めた。

第3P途中から入ったGK清水風登(人1)は残り4分から始まったキルプレーを無失点で切り抜ける。試合終了1分半前に失点を許したものの、関大は最終Pに3点を追加した。
毎Pで得点を重ね7―2で勝利した関大。この試合ではFW高橋柊が全ての得点に絡む活躍を見せ、力強さを発揮した。次戦はあすの同大戦。絶対に落とせない一戦だ。全勝優勝に向けて、1歩ずつ進んでいく関大アイホから目が離せない。【文/写真:湯浅あやか】
▼FW高橋寛主将
「(今日の7得点を振り返って)前回の龍大戦では自分たちのやりたいことができなかったんですけど。今日は関大がスタートからやりたいことをやって、相手がやりたいことをやらせなかったので、この結果でできたかなと思います。(あすの同大戦に向けて)今日がいいゲームだったので今日より質を上げていきたいなと思います」
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