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◇令和3年度関西学生リーグ戦◇エペ男子2部(2日目)◇5月15日◇滋賀県立体育館◇

[3試合目]
◯関大45-37中京大
1 宮津  2(2)-(5)5  尾矢
2 井上  7(5)-(5)10  平野
3 澁谷  11(4)-(5)15  小向
4 宮津  16(5)-(3)18  平野
5 澁谷  18(2)-(2)20  尾矢
6 井上  27(9)-(2)22  小向
7R木澤  31(4)-(9)31  平野
8 宮津  36(5)-(2)33  小向
9 井上  45(9)-(6)39  尾矢
R 木澤              竹井

[4試合目]
◯関大45-41京大
1 宮津  2(2)-(2)2  山本(両チームにPレッド2枚)
2 井上  6(4)-(5)7  松岡
3 澁谷  11(5)-(5)12  梅基
4 宮津  16(5)-(3)15  平野
5 澁谷  21(5)-(5)20  山本
6 井上  26(5)-(3)23  梅基
7 澁谷  30(4)-(2)25  松岡→R井副(Pブラック)
8 宮津  36(6)-(3)28  梅基
9 井上  45(9)-(13)41  山本
R 田中               井副

[男子サーブル2部団体 最終結果]
1位 京産大学  3勝1敗
2位 関西大学  3勝1敗
3位 京産大   2勝2敗   
4位 近大    2勝2敗
5位 京大    0勝4敗

[リーグ戦 最終成績]
        F S E 合計
1位 関大   6 4 4 14
2位 京産大  4 3 6 13
3位 中京大  2 6 3 11
4位 近大   3 2 2 7
5位 京大   ・ ・ 1 1
(勝ち点制で、1位6点、2位4点、3位3点、4位2点、5位1点) 

総合優勝のためには絶対に負けられないエペ2日目。うまく流れを作れなかった1日目とはメンバーを変えて戦った。中京大戦は序盤リードを握られるが、井上桂太(経4)の活躍で点差を広げ勝利。最終試合の京大戦は拮抗した試合が続いたが、関大有利の展開に持ち込み、最後はなんとか逃げ切った。

MG_6116-300x200 混戦制し、入れ替え戦へ

2日目の初戦は、中京大戦。1戦目宮津綾(シス理3)はなかなか得点が決まらず、相手にリードを許す。5戦目までは取っては取られの展開で流れをつかむことができない。だが、6戦目井上は強かった。中京大対策が奏功し怒とうの8連続得点。チームに5点のリードをもたらした。7戦目、リザーブで出場した木澤聡志(環都4)は相手の勢いを止められず、再び同点に追いつかれる。それでも宮津、井上が再び点差を広げ、先に45点を取り混戦を制した。

-300x200 混戦制し、入れ替え戦へ
-300x200 混戦制し、入れ替え戦へ
△宮津
-300x200 混戦制し、入れ替え戦へ
-300x200 混戦制し、入れ替え戦へ
△澁谷
-300x200 混戦制し、入れ替え戦へ
△木澤
-300x200 混戦制し、入れ替え戦へ
△井上
-300x200 混戦制し、入れ替え戦へ

最終試合はメンバーが「やりにくい」と口をそろえた京大との対戦。2部優勝のために負けることは許されない。1戦目からインターハイ3位の実績もある選手と対戦。「点とられるくらいなら、とらないようにしよう」と攻めない作戦に。3分間で互いに1点も決まらず、両チームに無意欲試合によるPレッド2枚が課せられた。お互いもう守りに入ることはできない。2戦目井上が先制するも1点リードを許して3戦目澁谷和典(シス理1)に。大学初試合の澁谷が3戦目、5戦目ともに同点でつなぐ健闘を見せる。4戦目宮津、井上が相手との点差をわずかに広げた。7戦目は渋谷が守り切り、開始1分間相手に点を取らせない。この時点で点数が低かった京大にPブラックが出され、相手選手が失格しリザーブに代わった。ここでも点差を広げると、宮津も後半の連続得点で8点差をつくる。最後の井上は相手の猛追に苦戦しながらも9得点を奪い、勝利を関大のものにした。

-300x200 混戦制し、入れ替え戦へ
G-300x200 混戦制し、入れ替え戦へ
△宮津
-300x200 混戦制し、入れ替え戦へ
△井上
-300x200 混戦制し、入れ替え戦へ
-300x200 混戦制し、入れ替え戦へ
△澁谷
-300x200 混戦制し、入れ替え戦へ
△井上(左)と田中仁(商2)

1日目の京産大戦の負けにより、エペ優勝はかなわなかったが2位を死守。2012年以来、9年ぶりの2部総合優勝を手にした。だが、エペでは主力選手の負傷や不調など課題も残った。1ヶ月後に行われる1部2部入れ替え戦で、強い関大を名実ともに取り戻す。【文/写真:牧野文音】

▼木澤主将
「(今回のリーグ戦を振り返って)俺自身エペに専念しなければならなかったので、フルーレ、サーブルに関しては面倒見れる場面はなかった。でも、おのおの頑張ってくれて、結果的にフルーレ優勝、サーブル2位で、後輩たちが頑張った結果だと思うので、本当に後輩たちに感謝したい。エペに関しても後輩に助けられた面が大きいので、来年が楽しみ。(エペとしては)スタメンのけがであったり、不安定な状態で、気を張りすぎて全然本領発揮できなかった。(今日の試合は)新しい子を試すためにも澁谷が出て、良い仕事をしてくれて、綾(宮津)がつないで、桂太(井上)さんがしめてくれて。意外と理想の流れでできたのでよかった。もちろん総合優勝はおめでたいことだし、喜ぶべきことだが、流れを崩してしまったのが俺というのも自分の中にある。それがなければエペも本当は優勝が狙えていたので悔しい。(入れ替え戦への意気込み)ちゃんとしたコンディションであれば勝てる試合だと思っている。相手も経験者なので、1ヶ月の間に自分になにが足りないのか詰めてくると思うので、伸ばしていって試合に向かいたい」

▼井上
「(リーグ戦に向けて)エペの田中仁と、僕と澁谷と宮津は、どのメンバーよりも練習してたなと思う。フルーレが優勝して、可能性が見えてきた分、最後絶対自分たちがキーになると思って、しっかり練習した。練習終わってから、練習3時間したりとか他の2部より絶対練習していた。僕を中心に全員がしっかり練習して、その雰囲気をうまく生かせた。そこはよかったと思う。(今日アンカーだったのは)やっぱり木澤の調子が悪くて、ちょっとこのままだとあかんなって。僕も調子はある程度仕上げてきたつもりだったので、むしろ調子は良かったのでアンカーにすべきだと監督と決めた。(中京の試合 大量得点)中京大はインスタグラムに(プレーの)動画あげている。それをみんなで研究していて、あの選手はそこが弱いだろうなって予測をしていた。狙い通りうまくはまって、気持ちよく点数を取れた。確実にプラスにつないでくる役目が多くて、あまりアンカーはしないので(アンカーは)緊張はした。相手がエペに慣れてないタイプだったので、相手を出させてしっかりカウンターを狙って、楽に勝てたかな。京大戦は、レベル的には中京より弱かったが、やりにくさが出てしまった。序盤はあまり得点が取れず、中盤でちょっと離して、最後は守り抜いた。最後の最後は、左利きに慣れてなくて、強引に攻められると弱いってのがあった。左利きがそもそも(自分以外)いないので、やっぱり経験の差が出た。その中でも作戦通り後輩がそこまでに得点差を広げてくれて勝てた。中京では僕がキーマンとなって助けて、京大戦は澁谷と宮津が助けてくれた。チームとしては結構いい感じに進んだと思う。僕と特に綾(宮津)は、調整にかなり力を入れて、減量とかもしっかりやってきた中で、苦しいことが多かった。糖質を抜いている時に練習をめちゃくちゃやったので、何回かぶっ倒れそうにもなって。それをしっかり頑張った分報われた。自分で努力して勝てたのが良かった。(これからに向けて)悔しいがけがをして今回出れなかった田中仁が1番強い。なので、田中仁を中心に、僕は出なくてもいいんですけど、しっかりと練習をして、全体のレベルをあげていくというところに尽力したい。そしたら勝てると思う。なので、自分というより、田中仁だったり、後輩たちをしっかり生かせるような練習に導きつつ、気持ちのコントロールもしてあげることが求められると思う」

▼宮津
「1年生の4月にフェンシングを初めて、関カレで初めて試合に出て(それ以来の試合だった)。自分ではそんなに緊張してないつもりだったが、体が硬くなったのでやっぱり緊張していたと思う。元々違う競技をやっていて、試合慣れはしている方だったが、周りの雰囲気とかが全然違う分、緊張があったが、先輩たちがいて結構楽に試合できたと思う。今日の最初の中京戦で、最初から自分が5ー2でやられてきちゃったので、ちょっとそこが一番悔しい部分。その後、試合全体としてはどっちもプラスで帰ってこれたのは良かった。京大の1ターン目は攻めない作戦で。点とられるくらいなら、とらないようにしようということで行かなかった。Pイエロー、レッド、レッドで2ー2になったが、そこは作戦として良かった。そのあとPブラックが出たりして、こっちのいいペースに乗れたので、あそこでもし僕が2-0とかで負けてきていたら、その後の流れとかも崩れてたと思うので、あれはあれで良かったかなと。そのあとにつなげれたなと思う。2ターンと最終回りとかは結構狙える動き、自分の得意な動きができたので、その2個は良かった。(これからに向けて)入れ替え戦終わったら、代交代もあるので、安心して代交代できるように、今の3回生までで先輩たちを安心させられるような勝ち方をして1部に上がれるようにしたい」

▼澁谷
「昨日の夜の段階でみんなで話し合って、出るってのは分かっていた。高校からフェンシングはやっていてが、初戦は大学のフェンシングにちょっと慣れてない部分や、緊張もあって、あんまりうまいようにはいかなかった。突いてくるタイミングがちょっと変というか、違うと言うのは感じた。回数重ねるごとに結構自分の動きも良くなったので、いい結果が出たとは思う。(印象に残っている試合)尾矢さんとの戦いで、取られ出したら結構ノリに乗られるタイプだと思っていたので、同点で終わらせられたのは良かった。(京大戦は)3つとも自分の理想のフェンシングができた。団体戦でやっぱり自分の役割は、点数を開かせないで相手にやりたいことやらせないってのが目標であり、僕のフェンシングスタイルでもあるのでそれが結構うまくいったと思う。(入れ替え戦に向けて)自分の体力とか、まだなまりも残っていたりとか、完全に動けるようになってないのが正直あるので。あと1ヶ月かけて動きを良くしていって、メンバーの3人に入るか入らないかは別として、リザーブでもみんなに安心してもらえるような選手になっておきたい。練習と試合で全然雰囲気が変わってしまうところがあるので、それを気にせず自分で思い切って突くだけなので、そう言うのを意識すればおのずと点数はくると思う」

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