◇2025年度大学対抗リーグ戦女子２戦目◇対関学大◇９月11日◇江坂テニスセンター

○Ｄ１　山口・中島組２（６－３，７－５）０西本・末廣組
●Ｄ２　宮本（美）・安川組０（３－６，４－６）２安髙・南組
○Ｓ１　山口２（６－１，６－０）０西本
○Ｓ２　髙山２（６－１，６－１）０安髙
○Ｓ３　千葉２（６－１，６－４）０山下

［最終結果］○関大４－１関学大

リーグ初戦は園大に勝利した関大。２連勝を目指して試合に臨んだ。ダブルスでは１－１となったが、シングルスでは全勝を収める。リーグ２つ目の白星を獲得した。

Ｄ１に山口花音（経４）・中島莉良（人１）が出場。中島のサービスエースで先制点を取り、好スタートを切った。互いにキープで試合が進み、ゲームカウントは３－２。山口のラリーで相手のミスを誘い、最後は山口のボレーでブレークを決めた。その後は関大のリードで試合は進み、ゲームカウント６－３で第１セットを先取。続く第２セットは、第３ゲームで早々にブレークを果たす。中島の強気なボレーと山口の深いショットで相手を翻弄（ほんろう）。しかし、第６ゲームでまさかの相手にブレークを許す。第11ゲームでデュースを制し、ブレークバック。中島のボレーが炸裂し、ストレートで白星を勝ち取った。

Ｄ２に出場したのは、宮本美姫（政策３）・安川美緒菜（政策３）組。相手サーブで始まった試合は、拮抗（きっこう）した展開に。ボレーでの得点を狙うが、相手の粘り強い返球に苦戦し、思うように得点ができない。ゲームカウント３－６で、第１セットを落とした。なんとか取り返したい第２セットは、いきなり２ゲームを奪われる。相手のリードで試合が進むが、宮本美のボレーや、安川の力強いストロークで得点。徐々に追い上げ、ゲームカウントは５－４に。相手がサーブ権を持つ第10ゲームは、長いデュースが続く。しかしわずかに及ばず、ストレートで黒星を喫した。

Ｓ３には千葉陽葵（文１）が出場。相手のサービスゲームで始まるも、千葉のペースで試合を展開する。３ゲーム連続で奪取し、一気にリードに持ち込んだ。１ゲーム取られたが、その後は連取し、ゲームカウント６－１で第１セットを獲得する。第２セットも流れそのままかと思いきや、３ゲームを献上。力が入り、アウトのミスが増えるも、徐々に照準を合わせる。ラリーの中で前に出ていき、トップスピンでチャンスボールを決めた。５ゲームを連続でもぎ取り、ゲームカウント５－３に。１ゲーム許すも、最後はブレークで関大に勝利を持ち帰った。

Ｓ１に出場した山口は、圧巻の試合運びを見せた。山口のサーブで試合が始まると、サービスエースなどもありキープで第１ゲームを先取。その後もコートの横幅を大きく使ったストロークで、相手を翻弄する。ゲームカウント６－１で第１セットを獲得すると、第２セットでも勢いはそのまま。強打やスライスショットなども巧みに使い分け、次々と得点を決める。ゲームカウント６－０と、ストレート勝ちを収めた。

千葉の試合開始から１時間ほどして髙山揺（商２）のＳ２が始まった。第１ゲームから相手に圧倒的な強さを見せつけ、パワーでねじ伏せる。ラブゲームで第３ゲームを取ると、そのままの勢いでゲームカウント６－１で第１セットを先取。第２セットも髙山のペースで試合が進む。クロスを攻められるも、バックハンドで対応。サービスエースやライン際へのショットで点を量産する。ゲームカウント６－１のストレートで快勝を果たした。

リーグ開幕２連勝を飾った関大。次戦は強敵・姫大との対戦だ。厳しい戦いが予想されるが、チーム一丸で３勝目をつかんでみせる。【文・写真／中山桜希、森奈津子】