◇第75回関西吹奏楽コンクール◇8月23日◇京都コンサートホール
[結果] 銀賞
府大会で金賞を受賞し、18年連続で大阪府代表として関西吹奏楽コンクール(関西大会)へ進んだ応援団吹奏楽部。01年以来の全国大会出場を懸けて鬼門の関西大会に挑んだ。
本番前は、出場メンバーを万全の状態で送り出すべく、サポートメンバーの活躍が光る。最後のチューニングを終え、関大は大学の部の最後として登場。強豪・立命大の後ということもあり緊張が走るものの、本番前には笑顔も見られた。

まずは、課題曲『マーチ「メモリーズ・リフレイン」』の演奏が始まる。勢いのある出だしから繊細なメロディーを披露。メリハリのついた音で、会場を包み込んでいく。中盤は穏やかな音色で、丁寧に音を奏でて演出。すると一転して、迫力を増した演奏に。最後は全パートが一体感を持って、見事に音が重なり合った。続く自由曲『 バレエ音楽「サロメの悲劇」より』では、落ち着いた音色から演奏が始まる。それぞれのパートが一体感を持ち、優美なメロディーに。繊細な演奏が続くと、続く緩急のある場面をうまく演奏し、つないでいく。打楽器の力強さも際立ち、盛り上がりをみせるフィナーレへ。より迫力を増していくと、最後もしっかりと決め切り、見事に締めくくった。

「みんながベストを尽くせたと思う」と、楠田梨乃部長(文4)。演奏後、団員たちは満足気な表情を見せた。美しい音色で会場を魅了したものの、結果は銀賞。強豪ひしめく関西の壁は高かった。18年連続となる銀賞を受賞し、悲願の金賞とはならず。全国への挑戦は次世代に託された。


コンクール期間を終えると、今度は連盟祭や各部の秋季リーグ戦応援が待っている。この夏、吹奏楽部はコンクール活動、バトン・チアリーダー部はチアリーディング大会、リーダー部は夏合宿に取り組んできた。3部がそれぞれ力をつけて迎える秋シーズン。『繋』がれた力はKAISERSを勝利へ導くに違いない。【文/写真:櫻田真宙】
▼楠田部長
「(コンクールを振り返って)みんながやらないといけないことや、やりたいことを着実にこなしてくれた演奏だったかなと思います。久しぶりにホールで吹いたので、その響き感に少し動揺した部分もあったかなとは思いますが、ベストは尽くせたのかなと思っています。(大会に向けてどのように練習に取り組んできたか)関西大会はすごく壁が高いもので、やっぱりそことしっかり向き合っていかないといけないと思っていました。自分たちが何を目指して演奏をするのか、その目指すものに伴った行動をして、責任感を持って関西大会に出ようと話していました。その中で、出るからには勝ちに行くように。その姿勢でなければ、他の団体にも失礼になると思うし、出るからには勝ちに行くという気持ちで全力でやろうと、よくみんなの前で話させてもらっていました。それに対して、みんなが全力でやり切ってくれたかなと思っています。(課題曲で意識したこと)課題曲と自由曲それぞれに特色みたいなものがあって。課題曲は他の団体さんも演奏する曲なので、曲の中に課題が何個か仕組まれています。それに引っかからないように、いかに審査員を驚かせられるかみたいなところがありました。課題曲は100点満点から減点方式みたいなイメージなので、ミスをきっかけに下がっていくことがないように、着実に課題をクリアできるように意識して取り組んでました。(自由曲のポイントは)自由曲は、悪女の物語みたいな感じなんですけど、まずみんなで物語のイメージをやっぱり湧かせることが大切だと思っていました。指揮者の先生もそうですし、みんなの中でも物語のイメージをふくらました上で、みんなのイメージを統一して曲に向き合っていきました。(今後は103代応援団として最後のリーグ戦応援が待っている)この夏は私たちの中でも特別な期間で、コンクールがあることにより、2曲にひたすら向き合うというなかなかできないことを経験しました。それができる期間がこの8月で、それを乗り越えたみんなは、パワーアップしていると思います。曲に向き合う姿勢みたいなものが、このコンクール期間を経て強くなっていったように感じるので、それが応援に出てくると思います。一つ一つ丁寧に全力でやり切ることを意識して、最後のリーグ戦応援を頑張っていきたいなと思います」
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