◇第57回西日本大学男子選手権大会◇対日本福祉大◇７月19日◇熊本県八代市球磨川河川緑地

関　　　大　００３　０２５＝10
日本福祉大　０１２　０００＝３

ついに西日本大学男子選手権大会（西カレ）が開幕。昨年は、雨の影響でほとんどの日程が中止に。２年ぶりの西カレ初戦の相手は、日本福祉大。先制点こそ奪われたものの、攻守で圧倒し快勝を収めた。

関大の先発投手は三浦航生（こう＝人４）。初回から、３奪三振の好投を見せる。２回には、先頭・長尾翔太（商４）の安打、野見山心（社４）の二塁打で好機を演出するも、得点にはつながらず。両者無得点で迎えた２回裏。四球や失策が絡み、無死二、三塁のピンチに。犠飛で先制点を奪われてしまう。

反撃したい３回。倉田雄太（情３）、荒木誠人（情４）、榎上総（かずさ＝経３）の連打で同点に追いつく。さらに、長尾が強烈な適時打を放ち、持ち前の俊足でアウトを奪わせない。敵失の隙に１点を追加し３－１に。しかし、３回裏にまさかの２点本塁打を許し、再び同点となる。その後は、三浦が打たせて取る投球でこのイニングを終わらせた。

４回、小葉竹伸（安全３）が安打で出塁し、続く金谷柊（情１）が犠打で走者を進める。だが、後続は続かず封じ込められた。４回裏から、三浦に代わり小松琉晟（るいせい＝法２）がマウンドへ。先頭から三振を奪い、冷静に三者凡退に抑えた。５回は、末廣亮主将（あきら＝商４）が四球で塁に出る。２死二塁で打順が回ってきたのは、神藤光男（化生４）。力強くランニングホームランを放ち、２点を獲得し逆転する。守備でも、金谷の好送球、小松の安定した投球で相手に得点のチャンスを与えない。

さらにリードが欲しい６回、関大の打線が爆発する。小葉竹、金谷が続けて安打を放ち１点を奪うと、倉田の左前安打、荒木の左犠飛でさらに１点を追加した。まだまだ勢いは止まらず、榎の三塁打、末廣主将のランニングホームランが飛び出す。この回、関大は一挙５得点と猛攻を見せた。そして、小松はまたも三者凡退に抑え無失点で切り抜ける。７点差をつけコールド勝利。初戦から好スタートを切り、２回戦へと駒を進めた。

あすの９時から、島根大との２回戦が行われる。暑さは続くが、関大の勢いが衰えることはないだろう。さらなる高みを目指し、彼らの挑戦は続く。【文／写真：早川莉央】