◇第48回総合関関戦前哨戦◇対関学大◇5月4日◇関西学院大学第2フィールド
[前半]関大7-28関学大
[後半]関大0-31関学大
[試合終了]関大7-59関学大
強い日差しが降り注ぐ中行われた伝統の一戦。序盤は関大が優位に試合を進め、WTB正田青海(おうみ=安全3)のトライで先制する。しかし、そこから流れに乗ることはできず、相手にゲームの主導権を握られた。前半後半共に相手の猛攻にあい、点差をつけられてしまう。今年の関関戦は、7-59と大敗を喫した。
関学大のキックオフで試合開始。開始直後は試合がなかなか動かず、膠着(こうちゃく)した状態に。前半14分、敵陣深くでラインアウトを獲得。HO山本真士(政策4)がインゴールまでボールを押し込んだと思われたが、反則を取られてしまう。相手ボールとなり、好機を逃してしまった。同16分、またも関大にチャンスが訪れる。相手が、ラインアウト時に反則を取られ、関大ボールでスクラムを形成。そこからパスを受けたCTB吉良陸人(文3)が相手ディフェンスを振り切り前進する。同20分、右サイドを駆け上がったWTB正田がキックパスをうまく取り、そのままトライ。さらに、SO木村真生(人3)がしっかりとコンバージョンキックを決め、7点を先制した。このまま流れに乗りたいところだったが、相手も負けじと攻撃を仕掛ける。同27分、相手は着実にパスをつなぎ前進。トライしコンバージョンキックも決め、試合は振り出しに。ここで追加点を許したくない関大。だが、相手の猛攻を止めることができない。同31分、36分、39分と立て続けに3つのトライを決められてしまう。相手がコンバージョンキックも全て成功させ、差はさらに広がった。ここで前半終了。7-28と21点差をつけられ、試合を折り返した。


関大のキックオフで後半がスタート。開始直後に相手がキックしたボールをFB一瀬爽(人2)が体を張ってチャージする。ここから敵陣深くでの攻防となったが、トライまでつなげることができない。後半8分、独走する相手選手にWTB遠藤亮真(経4)が果敢にタックルするが、相手を止めることができずそのままトライ。さらに同21分にもトライを決められ、差はますます広がってゆく。同25分、CTB一村欣乃輔(人3)が左サイドを駆け上がり、WTB遠藤にパス。好機が訪れたかと思われたが、うまくつなげることができず相手にボールを奪われてしまう。同27分、同34分と連続でトライされ、得点を許した。なんとしてでも差を縮めたい関大。敵陣深くでのラインアウトを獲得する。FL岡田薫瑠(商3)がボールをしっかりとキャッチし、モールを形成。押し込むがなかなか前進できない。そこからパスをつなぎトライを奪いたいところだったが、パスが乱れたところでタックルを受けボールを奪われる。再び相手の攻撃が展開され、同37分にトライ。コンバージョンキックも決められ、差はさらに広がった。最後に得点したいところだったが、相手のディフェンスを突破することができず。ここでノーサイドのホイッスルが鳴り響いた。後半無得点に終わった関大。7-59と大差をつけられ敗北した。



先制点こそ奪ったものの、そこから得点することなく試合終了。相手の高い攻撃力と堅いディフェンスに苦しめられた。次週には春季トーナメントが開幕。1つでも多くの勝利をつかむために。今回見つけた課題を改善し、チーム一丸となって勝負に挑む。【文:春田史帆/写真:早川莉央】
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