◇ RIGAVIL CUP 2025関西大学連盟春季リーグ戦◇対関学大◇5月4日◇園田学園大学体育館
[第1セット]関大25-13関学大
[第2セット]関大25-21関学大
[第3セット]関大25-18関学大
[試合終了]〇関大3-0関学大
リーグ第8戦の相手は、上位争いに食い込む関学大。昨春・秋は勝利しているものの、西カレでは敗れている因縁の相手だ。たくさんの観客が駆けつけ、得点とともに大きな拍手が鳴り響く。関大が終始試合の流れを離さず、宿敵相手にストレート勝利を収めた。

第1セットは、伊関万絢主将(まひろ=文4)の、レシーブをはじく力強いスパイクで先制。相手に得点を奪われても、ブレイクを許さず関大がブレイクする。鮫嶋優香(政策3)と後山七星(ななせ=政策2)を絡めた時間差攻撃や、花岡明里(商1)のブロックポイントで、チームだけでなく会場をも盛り上げた。8-3で早々に相手がタイムアウトを取るも、土屋美咲(情3)がコート奥深くにスパイクを決め、流れを離さない。その後も関大の攻撃陣が躍動。相手の高いブロックをうまく利用し、ブロックアウトを次々と決めた。20点以降も真ん中の攻撃を使う森﨑美春(情2)の組み立てで、ブロックを散らす。最後は3連続得点が生まれ、12点の差をつけて第1セットを奪った。

第2セットも、後山のストレートスパイクで関大が先制する。序盤から、鮫嶋のサービスエースや花岡のブロックポイントが生まれ、チームの雰囲気は上々だ。田中結姫(ゆいき=人3)や宗助夢羽(ゆう=文3)を中心としたレシーブでラリーに持ち込む。レシーブが乱されても、伊関主将の丁寧な2段トスから後山が決め切ったり、土屋がうまく落としたりと関大が得点を重ねた。またも先にタイムアウトを取らせるも、相手の猛攻に合い、一時は16-17と追い抜かされる。関大もタイムアウトを取り、巻き返しを図りたいところ。タイムアウト後、森﨑のトスフェイントでの得点が関大に流れを呼び込む。ラリーを伊関主将がスパイクで取り切ったり、土屋のブロックで相手の攻撃を封じたりと、関大の本来のリズムを取り戻した。両者20点台に乗る激しい戦いとなったが、25点目を花岡が制す。第2セットを獲得し、勝利まであと1セットとした。

このセットを取り、ストレート勝利を収めたい関大。またも先制点は関大に。序盤から後山にボールが集まり、それを得点にする。また、花岡がブロードを決め、相手のブロックを振った。中盤相手が連続得点を決め追いつかれるも、そこから関大の猛攻が始まる。レシーブポイントも決まり、関大に流れを持ち込んだ。その後も互いに点数を取り合う互角の戦いとなったが、サーブで乱し、ブロックタッチから切り返す攻撃に相手は対応できず。21点からは5連続得点と一気に相手を突き放し、最後は伊関主将のスパイクでこの試合を締めくくった。

宿敵・関学大相手に見事なストレート勝利を収めた関大。1位を争ってきた関学大に勝利し、選手たちにとって大きな自信に。現在8戦を終え、関大は7勝1敗でリーグ1位。残り3戦も、優勝だけを目指して駆け抜ける。【文/写真:松嶋奈央】
▼伊関主将
「(今日の試合を振り返って)まず、対策していた部分がしっかりはまったというのと、全員が1点取りに行くという気持ちが現れていて、楽しいバレーを見せれたかなと思います。(関学に対しての対策) まず、確実にマークしたい人っていうのを徹底してブロックをつきにいくというのと、その人にトスが上がらないように、サーブとか1本目でしっかり崩すっていうのはチームで意識してやってきました。(残り3戦に向けての意気込み)目の前の一戦を、セットを取られたとしても絶対勝ちます。絶対に優勝するという気持ちを忘れずに、勝利で感謝の気持ちを伝えれるように頑張りたいなと思います」
▼後山
「(今日の試合を振り返って)1位を争っていて、絶対負けたくないなと思っていて。ストレートで自分たちの力で勝ち切れたから良かったなと思います。(今日見つかった課題は)競ってる場面で、コンビじゃなくて2段で上がってきた時に決めきれてないなと思ったので、2段もしっかり決めきれるようになりたいなと思います。(残り3戦に向けての意気込み)3戦全部勝って、優勝して笑って終わりたいです」
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