◇2024年全日本学生選手権大会4日目◇11月16日◇於・大山崎町体育館
【男子サーブル団体戦】
[1回戦]
●関大31-45日大
①小野原2(2)-(5)5齊藤
②陰平7(5)-(5)10岡村
③上村7(0)-(5)15才木
④陰平9(2)-(5)20齊藤
⑤小野原12(3)-(5)25才木
⑥上村16(4)-(5)30岡村
⑦陰平21(5)-(5)35才木
⑧上村26(5)-(5)40野島
⑨小野原31(5)-(5)45岡村
R野島
【男子エペ団体戦】
[1回戦]
●関大37-45立教大
①澁谷5(5)-(4)4角坂
②遠藤8(3)-(4)8田中
③大東8(0)-(4)12中崎
④澁谷14(6)-(5)17田中
⑤上村18(4)-(8)25角坂
⑥遠藤21(3)-(5)30中崎
⑦大東26(5)-(5)35田中
⑧澁谷30(4)-(4)39中崎
⑨遠藤37(7)-(6)45角坂
R上村 R清水
【女子エペ団体戦】
[1回戦]
●関大18-45日大
①木部5(5)-(3)3鶴岡
②梶原5(0)-(7)10高橋
③西田7(2)-(5)15梅田
④梶原9(2)-(5)20鶴岡
⑤木部10(1)-(5)25梅田
⑥西田11(1)-(5)30高橋
⑦梶原14(3)-(5)35弓場
⑧西田18(4)-(5)40鶴岡
⑨木部18(0)-(5)45高橋
R弓場
いよいよ終盤に差し掛かり、インカレも4日目。男子サーブル団体戦、男子エペ団体戦(1・2回戦)、女子エペ団体戦が行われた。関東の強敵を前に苦戦を強いられ、3種目全てで1回戦敗退となる。課題と収穫が鮮明になったインカレだった。
男子サーブル1回戦は、強豪・日大との対戦。点差を離されず、どれだけ持ちこたえることができるかが争点となる。1番手に登場したのは小野原寛斗(社3)。先制されるも直後に2点を取り返す。しかしその後4連続で失点し、2-5で番手を終えた。続いて登場したのは、陰平尚弥(情3)。1点を取っては1点を取られる、白熱した展開に。差をキープすることに成功し、7-10でバトンをつないだ。3番手を務めたのは、上村明武(社2)。このまま食らいつきたいところだったが、1点も獲得することができず。7-15と大きく差を広げられてしまった。2巡目でも、得点する場面もあるが、失点がより多く重なる。2巡目終了時点でスコアは21-35となった。3巡目に入ると、徐々に巻き返しを見せる。だが追いつくことはできず、31-45で敗北。しかし3巡目のスコアを見ると、15-14と相手を上回る。強敵を相手に健闘を見せた。
男子エペ団体戦1回戦は、立教大との対戦。トップバッターを務めたのは、これが引退試合となる澁谷和典(シス理4)。先制に成功すると、クードゥブル(両者同時得点)も含めて連続得点に成功する。最後は近接戦を制し、5-4と1点リードで番手を終えた。続く遠藤駿斗(安全2)は、いきなり3連続で得点を献上する苦しい立ち上がり。それでも執念で3点を返し、相手に主導権を渡さない。その後1点を取られたところで、3分間が終了。スコアが8-8となった場面で、大東正和(法2)が登場した。このまま互角の戦いを繰り広げるかと思われたが、相手が猛攻を見せる。4連続で得点を献上し、スコアが8-12となった場面で3分間を終えた。2巡目に入ると、相手との差は徐々に開いていく。5番手にはリザーブの上村が出場したが、相手の勢いを止めることはできない。2巡目終了時で、スコアは21-30となった。3巡目では連続で得点を重ねる場面もあったが、中盤に開いた差を縮めることはできない。アンカーの遠藤が7得点の活躍を見せるも、追い上げはかなわず。37-45で惜しくも敗北を喫した。
女子エペ団体戦1回戦は、強敵・日大と対戦した。1番手を務めたのは、木部紅華(政策2)。インカレ2日目の個人戦後に「自分の技が関東の人たちにどのくらい通用するのか、そして自分たちのプレーをできれば」と語った木部。先制にすると、クードゥブルも含めて5連取に成功する。序盤から攻撃がさえ、5-3と2点リードでバトンをつないだ。2番手に登場したのは梶原萌(外3)。この勢いのまま得点を重ねたいところだったが、相手の逆襲が始まる。1点も奪うことができず、5-10で番手を終えた。続く3番手の西田美咲(経3)も、相手の巧みなアタックに苦戦。なんとか2点を返すも失点が多く重なり、7-15で番手を終えた。2巡目に入っても、その差はどんどん開いていく。18-45で敗北を喫し、1回戦敗退となった。
4日間のインカレが閉幕。関東の強敵を前に、課題と収穫が見つかる内容だった。来季は男女ともに1部の舞台で戦う。1部で通用する戦いを見せるために。たゆまぬ努力とさらなる鍛錬を積む。【文:合田七虹/写真:金佐康佑】
▼伊藤主将
「(昨日の男子フルーレ団体戦を振り返って)団体に出ていた3人が、1人はインカレに出れていなくて、出ていた2人は予選落ちで、個人だけで見たら3人予選をギリギリ上がっているんで、そこまであんまり強くないのかな、もしかしたらワンチャンあるのかなと、構えてしっかり準備した上でいって叩きのめされたんで、関東との実力差がすごいなとあらためて感じました。(最後のインカレを振り返って)正直実力差があると分かっていたので、やるだけやって楽しもうというつもりだったので、結果的に良くも悪くもない結果だったかなと思います。(後輩を見て思うこと)入学当初よりかはみんな強くなってくれているけど、大事なところの1本とかミスが多いのはまだまだなので。フルーレに関しては、卒業するまでにもっと教え込んで、来年はもっと上位で勝っていけるように指導していきたいです。エペに関しても今日見てまだまだ関西で勝っていけないし、関西で勝っていないのに関東では何から何まで通用しないので、そういうところを教えてあげて、関大が来年から強くなれるように少しでも頑張っていきたいと思います。(約50年振りに男子フルーレ団体が全日本選手権に出る、その意気込み)フェンシングを9年間やってきて、しっかり練習して臨める試合は9年間のフェンシング人生でラストなので。全力でベストを尽くして、インカレみたいに厳しい戦いにはなりますが、1本でも多く取って、自分が満足した形でフェンシング人生に区切りを終えたらなと思います」
▼澁谷
「(今日の試合を振り返って)試合全体を通して悔しい部分はあるんですけど、自分の大学最後の引退試合としてはとてもいい終わり方ができたのかなと思っています。(後輩の活躍を見て思うこと)エースの遠藤が安心できますし、エペの人数としては完全なエペ人は3人だけで、大東がまだ試合慣れできていないところがあってというところでは、来年から頑張って欲しいなと思います。(関大フェンシングでの4年間を振り返って)もう最高でした!いいチームだと思いますし、4年間で自分も成長できましたし、関大も成長できたと思う4年間だったのですごく良かったと思います。(来年1部で戦う後輩たちに向けて)4年生が今年は支える結果で、この結果だったと思うので、来年はそれが抜けても関大は強いんだぞとしっかり見せつけてほしいなと思います」
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