◇2024年全日本学生選手権大会1日目◇11月13日◇於・大山崎町体育館
【男子フルーレ個人戦】
[1回戦]
●伊藤8-15見目(中大)
○椿15-12川井(日大)
[2回戦]
●椿5-15太田(法大)
●保知5-15鎌田(法大)
【女子フルーレ個人戦】
堀岡 プール戦敗退
全日本学生選手権大会(インカレ)が開幕。初日は男女フルーレ個人戦が行われた。男子は伊藤真吾主将(人4)、保知純乃介(文2)、椿樂(経1)の3名。女子は堀岡郁音(商3)が出場した。関東勢を前に思うように駒を進めることはできなかったが、保知と椿がベスト32となった。
機材トラブルで開始時間が遅れ、予定時刻の約2時間後に試合が開始。始めにプール戦が行われ、伊藤主将、保知、椿の3人がトーナメント戦進出を決めた。堀岡は強敵がそろった組での苦戦を強いられ、1勝もあげることができず。プール戦敗退となった。
1回戦に登場した伊藤主将。未だ対戦経験のない、見目(中大)と対戦した。序盤は点の取り合いとなり、スコアは2-2となる。しかし徐々に相手が流れをつかみ始め、思うように得点を重ねることができない。8連続で失点し、2-10と大きく差を離された。ここから主将の意地で巻き返し、8-11と3点差まで詰め寄る。しかし猛追もここまで。最後は相手の勢いのあるプレーに押され、スコアを返すことができず。8-15で敗北を喫し、最後のフルーレ個人戦はベスト62で幕を閉じた。
同じく1回戦に登場した椿。格上がそろうプール戦を勝ち抜いた勢いのまま、1回戦でもその実力を発揮する。10-10と拮抗(きっこう)するも、終盤に試合の主導権を握った。15-12で白星をあげる。高校時の先輩との対戦を制し、1回戦を突破した。
プール戦で好成績を残した保知が、2回戦から登場。相手は高校時にインターハイ優勝経験のある強敵だ。序盤は互角の戦いを見せるも、次第に主導権をつかまれる。一気に6連続でポイントを献上し、スコアは2-8に。相手のペースを覆すことができず、5-15で敗北を喫する。ベスト32となった。
椿は2回戦で、太田(法大)と対戦。序盤から相手に流れをつかまれると、思うように得点を重ねることができず。5-15で敗北を喫し、2回戦敗退。それでも1年生ながら健闘を見せ、ベスト32となった。
関東の強敵を前に苦戦を強いられたが、1年生の活躍も光ったインカレ初日。明日行われるのは、男女サーブル個人戦、男女エペ個人戦。これから控える団体戦にいい形で臨むため、まずは個人戦でベストを尽くす。【文:合田七虹/写真:村中望乃】
▼伊藤主将
「(試合を振り返って)もう少し頑張れたかなというのが本音です。最後の個人戦だったので、もう少しやれたなというのはあります。(1回戦を振り返って)過去に全く戦ったことのない相手でした。最初に点が10-2と離れて、そこから3点差まで縮めて、10-8の時に1本いこうとしてアタックがつかなかったので、そこから流れをこっちに持ってこれなかったのが敗因かなと思います。(あさっての男子フルーレ団体戦の意気込み)立教大は結構強い大学なので勝率は低いんですけど、個人戦が完全燃焼できなったので、しっかりやり切って勝って、満足して引退したいと思います」
▼保知
「(ベスト32の結果を受けて)あまり満足できていなくて、もう1勝したかったというのがあります。予選の試合で1試合負けてしまったのが大きくて、1回戦で1つ下のインターハイチャンピオンと当たってしまって、あまり力を出しきれない結果になってしまいました。動き自体はそんなに悪くなくて、金曜日の団体戦につなげていきたいと思います。(1回戦を振り返って)関東の強い選手と当たりました。過去に戦ったこともなくて、左利きで苦手な分野でもあり、あまり力を出し切れませんでした。(あさっての男子フルーレ団体戦の意気込み)1回戦から日本代表とか集まっている強いチームなんですけど、関大は総合力があるチームだと思っているので、出ているメンバーみんなで勝ち取って、全日本出場の権利を獲得したいと思っています」
▼椿
「(ベスト32の結果を受けて)思ったよりは良かったので、1年生でこの順位を経験できたのは良かったと思います。(プール戦を振り返って)格上しかいなかったので、格上相手に3勝することができて良かったと思います。(1回戦を振り返って)相手が地元の先輩だったので、前より強くなっていて、本当にギリギリだったのですごく楽しかったです。(この大会で得れた収穫や課題)課題はもっと足を動かさないといけないという点です。収穫は勝つところはしっかり勝つことができて、ベスト32に入ることができたので良かったと思います。(あさっての団体戦へ向けて)メンバーですが出るか分からないので、ベンチでいつでも出られる準備をして、先輩の応援をしっかり頑張ろうと思います」
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