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インカレ2日目、健闘するも上位入賞とはならず

インカレ2日目、健闘するも上位入賞とはならず

◇第78回全日本大学対抗選手権自転車競技大会(トラック)2日目◇8月24日◇TIPSTAR DOME CHIBA◇

[男子ケイリン 予選]
4組5着 竹内

[男子ケイリン 敗者復活戦]
3組3着 竹内

[男子オムニアム]西村 10位
スクラッチ(10km)11位
テンポレース(10km)13位
エリミネーション 9位
ポイントレース(25km)10位

[男子チームスプリント]
13位 関大(古賀、竹内、西口)51秒719

前日は出場した全種目で決勝に進むことが出来ず、悔しい結果となった。今日こそは一矢報いて関大の名を会場に広めたいところである。2日目は3種目に4選手がエントリーした。

まず行われたのは男子ケイリンの予選。この競技は着順によって勝敗が決まるというものであるが、選手たちがいつ勝負をかけるのかや、位置取りが勝負の命運を握っている。前日にタンデム・スプリントにも出場した竹内奨吾(法2)が登場した。一番インコースからスタートした竹内は1周目を過ぎても後ろの選手を伺いながら先頭を走り続ける。しかし、残り2周になり他の選手たちが勝負をしかけはじめ、それについて行く事ができず結果は5位となり敗者復活戦へと進んだ。

各組1位選手のみ次のステージに進める敗者復活戦。先導者が抜けると一気にスピードを上げ始める選手たち。竹内もスピードを上げついて行くも、前方の選手たちとの1位争いに入ることはできず。ここで敗退となった。

△竹内

男子チームスプリントには古賀仁誠(経3)、竹内、西口恵唯(社1)でエントリー。この競技は1周するごとに1人ずつ選手が離脱し、3人目の選手がゴールしたタイムで競う。人数が少なくなっても衰えないスピード勝負が魅力だ。号砲が鳴ると一気にスピードに乗り迫力のあるレースを展開させるが、結果は13位と上位に食い込むことは叶わず。

△チームスプリント

次に登場したのは西村聡太(商2)。オムニアムという4種目の合計点数で競う競技だ。朝に行われた予選ポイントレースでは組内2位でゴールする走りを見せた。第1種目はスクラッチ(10km)。着順がそのまま勝敗になる。スタートすると中盤あたりからレース展開を窺う西村。先頭になると後列に下がり、体力を温存させながら試合を進める。試合が大きく動き始めたのは残り3周あたり。選手たちが大きな集団となり始め、先頭の選手が目まぐるしく変わる。西村もスピードを上げ上位ゴールを狙う。結果は11位でフィニッシュとなり、20ポイントを獲得した。

続いて行われたのはテンポレース(10km)だ。最初の5周以降、毎周回スプリントが行われる。ゴールを含む各周回ごとにおいて、1位でフィニッシュラインを通過した選手のみに1点が与えられていく。さらに1周先行し、最後尾の選手を追い抜くことが出来れば20ポイントが加算される。逆に追い抜かれてしまった選手は-20ポイントとなる。各選手がどこで仕掛けるのか、どこで足を休めるのかというここの戦略をもちレースを展開するのが魅力だ。西村は号砲が鳴ると勢いよく飛び出し、後方の選手とかなりの差を付けて2位に躍り出る。しかし残り25周となったあたりから後方集団がスピードを上げ始める。代わるように西村は後方集団へ。最終順位は13位となり16ポイントを獲得した。

第3種目はエリミネーションだ。2周ごとに最下位の選手が離脱していくこの種目。初めからスピードに乗ることと、位置取りが重要となる。西村はスタート後上位グループに入り試合を進める。約半分の選手がエリミネートされた所で、周りを他の選手に囲まれる。そのまま前の選手を追い越すことができず、結果は9位となった。

最終種目であるポイントレースは、その名の通りポイントを競うレースだ。距離は25kmでTIPSTER DOME CHIBAでは100周にあたる。レースが開始すると選手たちは風の抵抗による疲労を防ぐために先頭を変えながら試合を進めていく。西村も先頭を走ったり中盤あたりを走ったりと体力を温存。ポイントが加算される周回はスピードをあげポイントを稼ぎ確実に持ち点を増やしていく。西村が大きく動きだしたのは残り30周あたり。スピードを上げ徐々に後方集団との差を広げていく。残り5週になると先頭集団は西村を含む2人に。最終周回のポイントは2倍となるため、1位でゴールしたい場面だ。残り1周を知らせる鐘がなると西村は一気にスピードを上げる。他を寄せ付けない圧倒的な速さでそのままゴール。最終結果は10位となった。

△西村

今回のインカレでは出場した全種目で予選突破をすることができず。関東勢の強さを見せつけられる結果となった。インカレの総合結果は9月1日に行われるロードの部の結果を踏まえて発表される。上位に食い込み、目標である総合8位以内を達成する。【文:写真/長鴫海莉】

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