◇2024年関西学生春季リーグ入れ替え戦◇対中京大◇於・グリーンランドみずほ
[第1Q]関大0-0中京大
[第2Q]関大0-0中京大
[第3Q]関大1-0中京大
[第4Q]関大0-0中京大
[試合終了]関大1-0中京大
1部リーグ昇格を目指すホッケー女子。先日、2部優勝を達成し、残すは1部リーグ所属の中京大との入れ替え戦だ。第3クォーター(Q)にFW野口奈央(人3)がペナルティーコーナー(PC)のリバウンドを押し込み先制。この得点が決勝点となり、1―0で2021年の2部制導入以降初の1部リーグ昇格を決めた。
関大のセンターパスからスタート。第1Q、開始直後からFW山根菜奈子(社3)がシュートチャンスを演出し、好調な滑り出しかと思われた。だが、横パス、縦パスのパスミスが目立つようになる。自陣23mライン付近でボールを奪われる場面も。肝を冷やすシーンが目立ったが、失点せず第1Qを終える。
第2Qはこの日初めてのPCを獲得。FW髙杉美羽(総情2)が出したボールをMF山下日菜子主将(人4)がヒットする。しかし、相手のディフェンスは堅く、キーパーにボールをはじかれてしまった。このQはチャンスをつかめず無得点に。同点のまま後半を迎えた。
先制点をあげたい第3Q。試合開始前、MF山下主将は「残り30分みんなで盛り上げて頑張ろう」とメンバーを鼓舞した。観客席からも「ラスト30分頑張れ」との声援が選手たちの背中を押す。その言葉に応えるように攻勢にでた関大試合の流れをつかみ、開始2分に山下主将がPCを獲得。山下主将のヒットで跳ね返ったボールをFW野口が押し込み、ネットをゆらす。「素直にすごくうれしかった」とFW野口。待望の得点にチームは歓喜の声に包まれた。その後もFW竹中理菜(社4)が巧みなドリブルで相手を抜きライト方向から23mラインまで攻め入るなどリードする展開が続いた。第3Q終盤は相手の猛攻をうけたが、ディフェンス陣の必死の抵抗もあり難を乗り越える。
運命の最終Qは中京大が攻勢を強める。PCを2度与えるも、GK高堂香晴(経3)がゴールを守り抜き窮地(きゅうち)を切り抜けた。ホーンが鳴り、試合終了。選手たちは互いに1部昇格の喜びを分かち合った。目標としていた1部昇格を達成した関大。次なる目標は1部で1勝することだ。夏季休業中には高槻キャンパスに環境も整備され、充実した練習を行うことができるようになる。秋リーグ、より強くなったチームで好成績を残せるのか注目だ。【文・写真/丸山由雅】
▼FW野口
「(どんな気持ちで試合に臨んだか)絶対勝つし、自分が絶対決めるっていう強い気持ちで臨みました。(決勝点を決めた気持ち)やっぱり、1番は素直にゴールを決めれてうれしいなって思いです。前の試合で同じようなシーンで自分がリバウンド取って決めれなかったっていうのがあって。PCが決まった時に絶対ここはリバウンドを決めるっていう気持ちで入ったのでうれしいなって思います。(秋リーグに向けて)1部でプレーできるので、とっても楽しみだし、1部で戦うのは今日みたいな苦しい試合が絶対続くと思います。しっかり夏休みでその今日出た課題っていうのをしっかり克服できるように、 オフ開けてからしっかりみんなで声出して頑張っていきたいなって思います」
▼MF山下主将
「(今日に向けて準備したこと)今日の試合に向けて、練習で対陣練習を常に毎回取り入れていて、そういう練習で最後までディフェンスついていくっていうのだったり、 パスカットするっていう予測できる動きが身についたかなって思います。(1部昇格について)素直に嬉しいというのもあるんですけど、まだまだ実感が湧いてないかなっていう。なんか不思議な気持ちです。(ゲームの展開について)最初もペースつかめてなかったんですけど、絶対いけるっていう確信はありました。押されたりっていうのもあったんですけど、チャンスも何回もあったと思います。(ハーフタイムの声かけについて)絶対これ勝てるなって思ってたんで、このペースのまま休憩して落ちるんじゃなくて、もう1回私が途中で頑張っていこうっていう声かけをしました。みんなも返事もよかったから、いけるなと確信しました。(チームに向けて一言)ちょっときついメニューとかもあったんですけど、ここまでしっかりついてきてくれてありがとうっていう気持ちが大きいです」
しゅう
いつも楽しみに拝見しています。関大OBです。
ひとつお願いです。記事を見たとき、すぐに男子/女子がわかりませんので、ハッキリ表示するよう改善願います。
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