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◇第102回関西学生リーグ前期第9節◇対同大◇7月7日◇於・同志社大学京田辺グラウンド

【前半】関大2-0同大
【後半】関大1-1同大
【試合終了】関大3-1同大

スターティングメンバー
GK山田和
DF川島、大西、木邨、吉村瑠
MF村井、宮川、三木仁、真田
FW堀、日笠

関西選手権が終わり、前期リーグが再開。相手はくしくも関西選手権で敗北を喫した同大だ。前半4分にFW堀颯汰(人1)のゴールで、幸先良く先制する。その10分後にもFW堀がゴールネットを揺らし、2点目を獲得。前半は終始関大が試合を支配し、2点リードで前半を終えた。後半は2点を追う同大が、徐々にゴールに迫る場面が見られる。しかし、DF陣とGK山田和季(社3)を中心に失点を許さない。両者得点が動かず時間が経過したが、途中出場のMF松名大輝(法3)が、投入直後に3点目を決める。終盤に失点したものの、リードを守りきり勝利。見事に関西選手権のリベンジマッチを制し、勝ち点を23に伸ばした。

IMG_0544-200x133 関西選手権のリベンジ果たした!
△円陣を組む選手たち

試合前の円陣で「同じ相手に連敗は許されない」とGK山田和。チームの士気を上げる一言が飛んだ。この言葉通り、開始直後から、FW陣が相手の背後を狙い果敢にゴールへと迫る。前半4分、早くも試合が動いた。FW日笠蓮康(情1)が高い位置でボールを奪うと、MF宮川大輝(文1)がペナルティーエリア内に侵入。クロスをゴール前のFW堀が押し込み、先制点を獲得した。さらに、ゴール直後には「5点取って勝つぞ」という言葉が。同大は関西選手権を制したが、リーグでは最下位と低迷中。リーグ首位として、勝利だけでなく内容も求められる試合だ。

IMG_0454-200x133 関西選手権のリベンジ果たした!
△DF川島功奨(社4)

先制直後も攻めの姿勢を止めることなく、チャンスを演出する。同14分、MF真田蓮司(法2)が、DF吉村瑠晟(経3)のスピードを生かす背後へのスルーパスを供給。またしてもゴール前に走り込んできたのはFW堀だった。クロスを冷静に流し込み追加点を獲得。前半の早い時間帯で2点リードと、優位な展開となった。その後もサイドを起点に攻め立てる関大。しかし、これ以降、両者得点が動くことはなく、前半を終えた。

IMG_0573-200x133 関西選手権のリベンジ果たした!
△MF真田

ハーフタイムにDF大西志有太(文3)に代え、DF中島超男(こなん=経4)を投入。関大ボールで後半が開始した。最初にチャンスを作ったのは同大。同3分、左サイドから侵入を許しシュートまで持ち込まれるが、GK山田和のファインセーブで難を逃れた。後半はお互いに拮抗(きっこう)した展開に。同大はサイドを中心に、ドリブルで仕掛け関大ゴールへと迫る。対して関大は、FW日笠に代え投入されたFW前田龍大(人4)が、サイドや中央から背後へと抜け出しチャンスを演出。

IMG_0421-200x133 関西選手権のリベンジ果たした!
△MF村井天(経2)

同12分にアクシデントが。DF木邨優人主将(政策4)が負傷。交代を余儀なくされ、DF野田康祐(人4)が途中出場した。一進一退の攻防が続き時間が経過。同36分にMF宮川大輝(文1)に代え、TOP初出場のMF松名をピッチに送り込む。そのMF松名が投入直後に結果を残した。コーナーキックのこぼれ球をMF三木仁太(政策3)が拾い、MF真田とのパス交換を経てからクロスを上げる。MF松名が頭で合わせ、TOP初ゴールを決めた。このゴールにチームは大きく盛り上がり、あとは無失点で試合を終えるだけ。しかし、6分後に左サイドからのクロスをニアで合わせられ失点。直後にもピンチを招くが、ここはGK山田和の守備範囲内で追加点は許さず。3-1で試合を終え、勝ち点3をつかんだ。

IMG_0426-200x133 関西選手権のリベンジ果たした!
△MF宮川

リベンジマッチを制し、勝ち点を伸ばした関大が首位をキープ。前期も残すところあと2試合となった。残りの試合も勝ち点3だけを目指し、前期リーグを首位で折り返す。【文:岩口奎心/写真:吉野日菜多】

▼GK山田和
「(試合途中でセンターバックが2人とも変わった)細かいコーチングを増やすようにして、特にリスクのところはいつもより意識して言うようにした。野田康(=DF野田)は、最近は特にサイドバックで出ることが多かったから、センターバックの動きやポジショニングはちょっと細かく言おうと意識したから、守ることができた部分もあり良かったかなと思う。(ゴール前での守備)チームとして、同じ相手に2回負けることは許されないと言った。その中で自分としても関西選手権の準決勝で2失点に絡んでいる。そういったところでも、同じミスをしてはいけないという気持ちで戦っていた部分もある。1失点してしまったが、チームとして体を張る部分とかはかなり良かったと思う。(リーグ無敗の要因)今日は違うが、アディショナルタイムに点を取って逆転する。そういう試合が多かった。最後まで泥臭く関大らしく戦うというとこは全員が意識している。昨年みたいに点をすごく取れるフォワードはいないが、全員がゴールに向かってやる、 ゴール前で体を張って守る。そういう泥臭いところは全員ができるから、強みかなと思う。(大体大戦への意気込み)今季まだやったことない相手だが、自分たちらしくいつも通りやることをやって勝ちたい」

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